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インド政府がラジャスタン州にある塩水湖岸で太陽光発電所の建設を検討していることを発表しました。

もし完成した場合、数百万世帯分に匹敵する4000メガワットもの電力を供給する世界最大級の太陽光発電所となります。

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貿易赤字の解消へ

この提案が受け入れられれば、発電所は7年後に完成予定。シン内閣はこの計画を実行に移すか否か、年内にも最終決定を行う予定です。

インドは慢性的な電力不足に悩まされており、この計画が実現すれば、大きく解決へ向けて前進することが期待されています。

また、急激な経済成長によって、石油、天然ガス、石炭などの天然資源の輸入量が年々増加。その結果、慢性的な貿易赤字に悩まされています。

このような貿易赤字を緩和するとともに、よりクリーンなエネルギーの使用を推進しよう立ち上がったのが、「ジャワハルラール・ネルー太陽エネルギー開発総合プロジェクト(JNNSM)」。今回のラジャスタン州における太陽光発電所の建設もこのプロジェクトの一環です。

7年後の完成を目指す

専門家によると、太陽電池の価格が下がり太陽電池モジュールの効率が高まったため、インドの太陽光発電は世界の各地と同様、安価になってきているといいます。

エネルギー資源研究所(TERI)のアミット・クマール氏曰く、インドにおける太陽光発電のコストは3年前には1キロワット/18ルピー(約29.7円)から、現在ではどの半分以下である8ルピー程度に下がっているということです。

ラジャスタン州において建設予定の太陽光発電所は7年間、4段階に分けて建設され、各建設段階のコストは700億ルピー(約1100億円)で、段階ごとに1000メガワットの発電能力が追加されます。

[THE WALL STREET JOURNAL]


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