いつもトジョウエンジンをご愛読いただきありがとうございます。
SNS広報担当の大森です。
お蔭さまで、2014年に入って早々、トジョウエンジンの運営団体であるNGO e-Education ProjectのFacebookページのファン数が5000名を突破いたしました。
SPONSERD LINK
“広告やキャンペーンなどを一切行っていない”という条件の下で考えると、非営利組織のFacebookページとしては他団体の約3~4倍の速度での達成になります。
最近ではソーシャルメディアの運用方法に関するご相談も頂いており、本当に嬉しい限りです。まだまだ試行錯誤中ですが、これから少しずつ、私が心がけていることや工夫してきた点について紹介していけたらと思います。
今回は、ソーシャルメディアアカウント開設を検討し始めた段階で考えるべきことであり、私が1年間ずっと意識し続けた「なぜ、ソーシャルメディアを運用するのか」という点に関してお伝えします。
良くあるソーシャルメディア開設動機
NGOや企業でTwitterやFacebookといったソーシャルメディアの運用をされている方に質問です。なぜSNSを使っているのですか?
- 無料で使えるツールだから
- TwitterやFacebookは多くのユーザーが使っているから
- 競合団体が使い始めたから
当てはまった方も多いのではないでしょうか?
これらに共通する点は全て外部の要素に起因しているということであり、こうした考えから開設されたソーシャルメディアアカウントの多くは上手くいかず、現在はほとんど更新されていません。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?
原因はいくつもあると思いますが、共通するのは「目的意識の欠如」です。意外なことに、「ソーシャルメディアを何のために運用しているのか」答えることができない団体が非常に多いです。これでは上手くいくはずがありません。
団体の活動を継続するために寄付が必要な様に、寄付者への説明責任を果たすために年次報告書を作る様に、ソーシャルメディアもまた、団体が抱える課題を解決するための手段であることを、忘れてしまっている方も多いのではないでしょうか?
NGO e-Education Projectの課題
私たちの団体には、ソーシャルメディアを利用開始する以前、大きく2つの課題を抱えていました。
- 団体内コミュニケーション手段の欠如
- 応援して下さる方とのコミュニケーション手段の欠如
前者と後者では「ソーシャルメディア」とひとくちに言えどもアプローチ方法が違うので、今回は、皆さんにより関連のあるであろう後者について書いていきます。
「e-Educationって、ドラゴン桜のアレだよね!」
e-Education Projectは途上国の教育課題を、映像教育の力で解決してきました
団体創設以降、共同代表である税所や三輪の努力もあり、多くのメディアから取材をして頂く機会に恵まれ続けてきましたが、一方、団体内では「メディアで伝えられるe-Education」と「現実のe-Education」のギャップを不安視していました。
当然のことですが、メディアにはメディアのコンセプトや切り口、文量制限が存在し、その制約の中でうまく切り取られ、整理され、皆さんの眼に触れます。
ひとつ例を挙げると、私たちの活動は最初こそ大学受験生を対象にしたプロジェクトでしたが、国が増えてプロジェクトが多様化してきた3年目以降も“ドラゴン桜と形容され続け、実際の事業内容と差が出るようになってきました。
イベントを実施できないNGO
このようなイメージの差を埋めるために、本来であれば、応援して下さる方に最新の情報をお伝えする場として、多くのNGOは活動報告のイベントを行います。
しかし、e-Education Projectは2012年まで代表含めメンバーのほとんどが海外に滞在しており、とても日本国内でイベントを行える状態ではありませんでした。
現在もメンバーの多くは海外で活動しています
ファンの方とのコミュニケーション手段を求めて
こういった背景から「どこにいてもファンの方とコミュニケーションを取る方法」を求め、いきついた先がソーシャルメディアだったのです。
Facebookページの運用を開始して約1年が経ちますが、「ファンの方との距離をどうやったら縮めることができるか」をずっと意識してました。
どうやったら効果的にお伝えできるか工夫を重ねてきましたが、すべてこの目的あってのことです。
終わりに
皆さんが「ソーシャルメディアを運用する理由」は何でしょうか?
年が明けたこの機会に、もう一度見直してみると良いかもしれません。
運用の細かな工夫については、これから少しずつご紹介していけたらと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
SPONSERD LINK