CROP-Iraq-May-2013.-Ten-year-old-Syrian-refugee-Ahin-right-following-the-lesson-among-other-pupils-in-the-KAR-school-in-the-Domiz-refugee-camp-in-Northern-Iraq.-©-UNICEF-UKLA2012-00993-KARIN-SCHERMBRUCKER-745x400

Photo: Gordon & Sarah Brown

中東シリアでは、内戦が始まって3年近く経った今も、激しい戦闘が続いています。しかし、それと同時に日々増え続けている難民の数は200万人以上とも言われています。

そんな中、英国開発省(DfiD)が先日、レバノンとヨルダンの、シリア難民の子どもたちの教育支援を英国の学校と提携して行なうプログラムを発表しました。

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イギリスの高校の生徒も参加

今回のイニシアチブは、シリア難民の子どもたちのために、イギリスの高校がレバノンとヨルダンの高校とパートナーシップを提携。高校の生徒たちは、スカイプや手紙などを通じて、シリアの生の声を聞き、お互いの経験を共有し合います。

その学校の先生たちも同じように対話し、シリア難民の子どもたちへの教育手段を一緒に考えるのです。e-Educationプロジェクトも、中東ガザ地区で活動しており、これと同じく物理的な’壁’をテレビ電話を駆使して乗り越えています。

この取り組みではまず、25万人以上のシリア難民の子どもたちがいるレバノンの学校で開始されます。

私たちにできることは何か?

グリーニング国務長官は、こう言います。

シリアでの戦闘が続いているからといって、これが子供たちの教育を妨げる理由になってはならない。シリアの隣国の先生たちは、生徒たちの出身に関わらず、毎日忙しく教えている。文化や言語の違いに日々困っている。今回のプログラムで、少しでもイギリスが教育支援の助けになれれば幸いです。

すでにレバノンの20の学校との連携が決まっており、今後2ヵ月でイギリス国内でプログラムに参加したい学校を探します。

このように、今後も国境を越えた国際協力の仕組みが増えていくことに期待したいです。

[GOV.UK]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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