2013年の終わり、起業家やアーティストなど100人が向かった先は「TEDx Adventure: Jungle」の開催地、パナマのジャングルにある「Kalu Yala」というスタートアップ・ヴィレッジでした。
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TEDx Adventureの開催地となったKalu Yala
これはTEDx Adventureによって提供された初めての企画。
Kalu Yalaに到着後、日中は参加者は沢登りや乗馬、ヨガなどのアクティビティを通して自然と触れあい、夜は満点の星空のもとキャンプファイアーを囲みながらMichael SturtzやMelissa Jun Rowley 、Bill Wilsonといった社会起業家の話に耳を傾けました。
TEDx Adventure: Jungleの様子
妥協なく、可能な限り開かれた空間を
このイベントの開催地となったKalu Yaluはまさに少年の夢を集めたような場所。この夢を実現させたのが31歳になるJimmy Sticeさん。
Sticeさんは555エーカー(東京ドーム約54個分!)もの土地を、友人や家族から集めた3.5億円で、1万人程度が住める実際のコミュニティーに変えてしまったのです。Kalu Yaluでは必要な電力をすべて自分たちで作り、食事も85%は自家栽培のものを使っています。
SticeさんはKalu Yaluの目標についてこのように語っています。
私はKalu Yaluを妥協なく、可能な限り開かれた空間にしたいと考えてきました。「妥協なく」というのはKalu Yaluにおけるサプライチェーンや環境、社会的なインパクトという点においてです。
数世紀にわたって続く場所をつくる
Sticeさんがジャングルの土地を購入したのは2008年。それ以来、各地からインターンシップを受け入れては一緒にKalu Yaluを作ってきました。
2015年からは年に20棟ほどの住居を建設する予定です。ちなみにKulu Yaluのインターンシップはパナマで人気ナンバー1なんだとか。
私たちがテントを持っていけば、毎晩8ドルで泊まることができるそうです。また最終的には2つの寝室とバスルーム付の家を25万ドル(2,500万円)で購入可能になる予定です。
最後にSticeさんはこのように語っています。
これはただの少年の夢ではありません。私たちはここ、パナマのジャングルで雇用を作り出し、ウォールストリート出身の家族に最高のツアーを提供しています。私たちの目標は熱帯地域特有の問題に解決策を示し、数世紀にわたって続く場所づくりをすることにあります。
パナマのジャングル発、スタートアップ・ヴィレッジ、一度は訪れてみたいですね!
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