Photo: Yes We Foot
先日、クラウドファンディングでソチ出場を決めた、ジャマイカの男子ボブスレーチーム(LINK)をご紹介しました。
そんな中ソチオリンピックでは、新たに7つの新興国・途上国が初参加しています!
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1. トーゴ
トーゴは、西アフリカに位置する小国です。
2つの女性チームが参加するのは、クロスカントリー競技です。その内の一人、ペティジーンさんは、ほんの昨シーズンまでフランス代表でした。しかし、昨年5月にトーゴ・スキー協会から、フェイスブックを通じて彼女に連絡があったそうです。
2. ドミニカ国
カリブ海に位置する小さな島国から、ソチへは2人のアスリートが出場しています。
ゲリー・シベストリさんは、47歳のクロスカントリースキーヤーで、奥さんのアンジェリカさんも、同じ種目で競技に参加します。
カップルは、1990年代にクロスカントリーを始めたばかりで、2006年に病院を支援するために、ドミニカへ移りました。そして2012年、シベストリ夫妻は、ドミニカのクロスカントリー代表としてソチに出場しないか?と言われたそうです。
それを聞いたギャリーさんは、
何を言っているんだ?
と驚きを隠せなかったそうです。
Photo: canada.com
3. マルタ
マルタからは、スラローム・アルペンスキーヤーのペレグリン選手が出場します。2012年10月まではフランス代表として数々の大会に参加していました。
2013年の世界大会ではジャイアント・スラローム種目で67位でしたが、2008年の大会では、当時17歳ながらスラローム種目で6位につけたことでも少し話題になりました。
4. パラグアイ
南米のパラグアイからは、スロープスタイル・スキーヤーのマリノ選手一人が出場します。昨年、スペインで開催された大会では2位になるなど、昨年秋までアメリカ代表として出場していた経験豊富な彼女の滑りには注目が集まっています。
5. トンガ
リュージュ種目で出場する、セミ選手は、元ラグビー選手です。日本の角界にも、トンガ出身の力士がいますが、彼の力強い滑りに注目です。
Photo: Yahoo! Sports
6. 東ティモール
東ティモールからは、19歳のアルペンスキーヤー、ゴンカルブス選手が出場します。フランスで生まれ育ち、12歳の時にレースを始めました。スラローム種目で競技に参加する予定で、2013年には東ティモールスキー協会の設立も後押ししたそうです。
オーストラリアとフランスで普段はトレーニングしているそうで、2018年の韓国での冬季オリンピックも出場したい、と既に表明しています。
7. ジンバブエ
アルペンスキーヤー、20歳のステイン選手は、大学を休学して、今回のオリンピック出場をゲットしました。2012年のワールドカップでは、トップ30には入りませんでしたが、ソチでは彼の底力が見れることでしょう。
世界の祭典へ
このように、新興国・途上国がスポーツの祭典に初出場を決めていくのは素晴らしいことだと思います。
しかし、冬季オリンピックは特にお金がかかる種目が多く、ジャマイカチームのクラウドファンディングなど、今後はより世界中の人が楽しめるスポーツの祭典にしていって欲しいと願います。
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