元マッキンゼーのコンサルタントEuvin Naidoo(ユービン・ナイドウ)氏は、私たちが持つアフリカの印象を一変させます。
「実際のデータや統計は現実の事象である」と語り、それらの事実はアフリカがビジネスチャンスに満ちた国であることを物語っているのです。
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アフリカへの投資は失策
ナイドウ氏が指摘するのは、アフリカは国ではないこと。アフリカは、54の国々から成り、9億の人々が住む広大な大陸です。
それぞれの国には異なる課題があるためアフリカを一括りに考えることは間違っていると主張しています。私たちはアフリカに関して無知であり、それぞれの国で吹き荒れている変化の風を知らなければなりません。
投資銀行家が見た変化のサイン
投資銀行家として情報が行き交うところに身を置くナイドウ氏は、アフリカの国々で起きている変化に気付き始めました。
例えば、南アフリカでは外資系企業が相次いで参入したことや、ナイジェリアでは企業が独自に外国資本を増加させていること。また、エジプトではシンガポール企業から28億円の投資を受け、大規模産業圏が始動したことなどです。
さらに各国の経済指標も改善され、もはや従来のアフリカではないことを表しています。
投資すべき分野はどこか
投資すべき分野について、改善の余地があるところに投資の機会があると語っています。
例えば、ウガンダでは道路の90%が舗装されておらず、輸送費用が高く物価を上昇させていることが問題になっているのです。この改善すべき状況がインフラへの投資機会だと主張しています。
他にも、銀行取引が国全体の10%しか行われていないナイジェリアでは、金融部門への投資機会があることが挙げられています。
ウガンダでは雨が降るとトラックがぬかるみにはまり流通が止まる
このように先入観やイメージを一切排除し、事実を基に淡々と語るナイドウ氏は、アフリカで何がおきているのかに気付くことが重要であると主張しています。
マッキンゼー時代から10年以上アフリカの再生に取り組んできた彼のプレゼンテーションをぜひともご覧ください。
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