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e-Educationルワンダプロジェクト代表・牧浦土雅が、TEDの”世界で活躍する12人の若者”という企画の一つでのインタビューを受け、その記事が先日公開されました。

途上国での経験から、今後の国際協力のあり方をドガが語っていますので、この記事ではかいつまんでご紹介します。

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途上国はチャンスに満ちあふれている

ドガが途上国と関わり続ける一番の理由は、世界の貧しい12億の人々の可能性を引き出し、同じ目線でビジネスパートナーとして働き、機会を創り出していくためです。

ルワンダでのe-Educationプロジェクトの他に、ドガは地方の農家と都市部の農産物市場をつなげる仕事などもしています。

供給過剰の農産物と、隣国から流れてくるコンゴ難民のために食べ物を探しているUNWFP(国連食糧計画)とをつなげ、Win-Winの関係を築き上げています。

農産物そもそもの生産過程・ロジスティクスの効率化を図るために、首都キガリのITベンチャー企業と提携。

日本の企業と東アフリカの起業家を繋げたり、イベントへの招待もし、多国間で知識を共有し合い、より多くがビジネスチャンスを掴むためのコネクションを作れる場もセッティングしています。

21世紀の国際支援とは?

“支援”という言葉自体既に一方的ですが、ドガが考えるに、今後は双方にとって利益のある形で、力を合わせて取り組む国際協力が必要になってきます。日本が技術提供・資金援助するだけではなく、そこから長期的な国どうしの関係が構築されていけば良い。

さらに、先進国で成功したモデルを途上国に持っていくに当たっても、ボトムアップにその国向けに作り替えなければならない。

テクノロジーを駆使して、出会うべき人同士を結びつけるだけで人々の生活を大きく変えることもできるだろう、そう考えています。

真の国際協力

ドガの著書『アフリカ・奇跡の国ルワンダの『今』からの新たな可能性 ~ジェノサイドから20年を経て~』でも、一般の人々が持っている固定概念とは全く違った世界がアフリカ54ヵ国には存在すると語っています。

意外と日本とルワンダ人が似ていたり、ビジネスの運び方など、たくさんの気付きがあります。

最後にドガは、皆さんに知ってもらいたいこと一つのこととして、こう語っています。

途上国が秘める可能性です。ボランティア活動でもビジネスでも、何かを立ち上げた時、人は状況を国内目線で考えがちです。高齢化社会の中で、日本の市場は縮小を続けていますが、世界中に可能性は広がっていて、途上国には全くと言っていいほど手が付けられていません。国内でやっているのと同じような形で、日本と途上国の間でビジネスができるということを、心に留めておかなければならないでしょう。新たな世界を開拓する未知のチャンスが無数に広がっているので、より広い視野で世界を眺めれば自ずと見えてくると思います。

ドガのTEDxYouth@Kyoto2013での動画(英語)もぜひご覧になってみて下さい。

TED Blog日本語)]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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