Solan Gemechu/AFP
主にエチオピアで栽培され、主食となっているテフ。
このテフが今、小麦に代わる”スーパーフード”として世界中から注目を集めています。
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栄養価が高く、グルテンフリー
テフのリサーチハブであるDebre Zeyt Agricultural Researchのディレクター、Salmon Chanyalew氏はこのように話します。
テフはエチオピア人のアイデンティティであり、誇りなのです。しかし近年、テフは世界中から注目を集めています。
テフが”スーパーフード”たる所以は、何と言ってもその栄養価の高さ。
ミネラルとプロテインが豊富に含まれており、さらにグルテンフリーであるということが健康意識の高い消費者からテフが注目を集める理由となっています。
研究費不足など問題も
エチオピアにおいて、テフは主食、インジェラの原料となるポピュラーな穀物。
一方の欧米では、シェフや健康意識の高いハリウッドスターの間で、テフがブームとなっており、小麦と混ぜてビスケットやパン、パスタを作るのに使用されています。
ところが、このようにテフの需要が高まっているにもかかわらず、エチオピアの650万人のテフ農家は国内の需要を満たすので精いっぱいなのが現状です。
原因は肥料や機械など、農業技術の導入が遅れていることにあります。また、米や小麦などの世界中で消費される穀物に比べて、資金不足のため十分な研究がなされていないのも、テフが抱えている問題の1つ。
健康志向が高まる今日この頃、”スーパーフード”テフへの注目はますます高まっていきそうです。また日本でも手に入るようなので、みなさんも機会があればぜひ、お菓子作りなどでテフを使ってみてはいかがでしょうか?
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