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BRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)に次ぐ、急成長中の新興国の総称MINT(メキシコ・インドネシア・ナイジェリア・トルコ)。

その中でもメキシコは、”安い人件費”での経済成長から進化し、自動車産業などを中心に、”開発拠点としての魅力“を国の新たな競争利益として掲げ始めています。

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盛り上がるメキシコの自動車産業

かつては、世界最大の経済規模を誇る米国に一番近い新興国として、この”地の利”と”人件費の安さ”を売りに貿易していました。しかし近年では、世界中の自動車製造メーカーが工場を置く一大生産拠点となっているのです。

2018年には、メキシコの自動車生産台数は昨年の290万台から400万台になるとも言われています。

DesRosiersの代表・デスロシエさんはこう語っています。

メキシコは、過去最大の貿易収入をこの自動車産業から得るだろう。米国に対して今年は、日本より多くの自動車を輸出するかもしれない。

質の高い人材

メキシコに世界のトップ自動車製造企業が集結する理由の一つに、”質の高い人材“が挙げられるでしょう。

名門イベロアメリカーナ大学を始め、近年メキシコでは、フォード社などの大手企業が訓練プログラムを学生に積極的に提供し、工学系の学生を多く輩出してきています。2011年時点でその数は約58万人ほど。ドイツやブラジルを上回る数字です。

単純労働で新興国の仲間入りを果たしたメキシコ。今後の持続的な発展のために、中核の生産拠点となり、設計から製造まで一環したモノづくりが期待されます。

Bloomberg / クーリエ・ジャポン


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