Photo: Fox Business
昨年11月末、中東・イランに対し、米英口など主要6ヶ国の協議の末、核開発を縮小する見返りに経済制裁を緩和することで合意しました。
米国のオバマ大統領は「重要な第一歩を踏み出した」と評価しており、このニュースを受け多くの欧米企業が同国に進出し始めています。
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産油国が秘める可能性
イランは、世界第4位の原油と、第2位の天然ガスが眠っていると言われており、首都テヘランへは既に、米国のエクソンモービル、シェブロンなどの石油会社が視察に訪れています。
今回の合意について、ドイツ・イラン産業商業委員会の代表・ベルベックさんはこう語っています。
1年前、イラン株を投資家に勧めるなんて考えもしなかった。まだ未開拓に近い原油国が持つ可能性は数十億円規模で、これは100年に1度のチャンスでしょう。
課題は山積み
2005年にも同様の経済制裁解除の期待が高まったのですが、翌年のイランの核開発再開を受け、欧米諸国との関係は悪化。そして今日に至るまで、物価の高騰(インフレーション)が庶民の生活を苦しめていました。
さらに、同国の保守強硬派は欧米との関係を好ましく思っていなく、ロハニ大統領が国内での政治的安定を保てるかどうかも今後は重要になってくるでしょう。
トジョウエンジンでも注目している途上国の再生可能エネルギーに加え、既存の油田開発にも目が離せません。
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