こんにちは!e-Education Projectで昨年約半年間インドネシアでプロジェクトを立ち上げていた坂井健(さかいたける)と申します!
現在、インドネシアでは多くの仲間たちが集まり、みんなで力を合わせて貧しい子どもたちに「希望の授業」をDVDにして届けています。
しかし、まだまだ力が足りません。
そこで、今回moonshot(ムーンショット)という新規クラウドファンディングを使って、活動資金を始めました。
ぜひご協力よろしくお願いします!
インドネシアの発展が生み出した影とは?
ASEANの本部もあるインドネシアの首都ジャカルタ。
高層ビルがどんどん建設され、光り輝いて行く街には、多くの人が無視してきた「影」があります。
これだけ発展したビルの隣に・・・
このような学校があります。
この学校の名前は、マスター(Musujit terminal)と言い、マスターの生徒たちは毎日働きながら学校に通っています。毎日働かなければ、家族を養えないのです。
そのため、彼らは日中に授業を行う普通の高校に行けません。また、夜働いたとしても、国立高校に通うための学費(月2,000円程度)を支払うことができない子どもたちが沢山います。そんな子どもたちが通う「希望の学校」、それがマスターです。
僕は去年8月、この学校の存在を知りました。厳しい生活にも関わらず、夢をあきらめない学生たちに心を打たれ、「最高の授業」をDVDにして届けることを誓いました。
インドネシアの貧しい子どもたちに、「最高の授業」を届ける挑戦。
ぜひ子どもたちの夢を応援していただけませんか?
インドネシアの深刻な教育格差
インドネシアの人口は2億4千万人。豊富な人的資源ゆえに、アジア金融危機以後、経済成長率約5%を維持し続けている東南アジアの経済大国でもあります。ASEAN本部も首都ジャカルタの中心地にあり、インドネシアは国際の面でも経済の面でも「光」の当たっている国と言えます。
ところが、急激な経済成長の光の裏には大きな「影」も生まれていました。
自分達の住んでいたところにビルができると言って追い出される人達。
外資企業の参入によって、自身のシゴトを失った人達。
こういった影の部分が結果としてとても大きい格差に広がっていました。
その中で大きな影響を受けたのが教育です。
富裕層は高い教育費用をかけ、英才教育を施して、国内外の良い大学へ進学します。一方、貧困層は明日の食事もままならないため教育に投資するお金がなく、学校に行くことができません。
そのような子たちの中でも特に厳しい環境で暮らす人たちが行く学校、それがマスターです。
マスターでの学費は0円。ここに通う生徒のほとんどが朝働いて午後、もしくは夜間に学校に来ます。
「働いて疲れたとしても、やっぱり勉強したいんだ」
ここには本気で勉強したいという学生が沢山います。
しかし、学生たちの想いは叶いません。なぜなら、マスターの学校の先生はみな、「無償のボランティア」なのです。
この学校にはプロの先生がいません。
この学校には化学の先生がいません。
そんな状況を見て、DVD授業を届けるe-Educationのプロジェクト立ち上げを考えました。
「いつでも、何回でも受講できるDVD授業なら、マスターの子どもたちの夢を応援できる!」
日本にいるNGOの代表と何度も打ち合わせ、ここで最高の授業を届けることが決めました。
DVD授業を作って、大学受験を応援する!
「学歴社会」
日本でもよく使われる言葉ですが、インドネシアは日本以上に学歴社会だと言われています。この学歴社会のために、勉強できる環境がなくて良い大学に行けなかった人達はいつまで経っても良い仕事に就くことができず、その子どもたちも貧しい生活を強いられるという負のスパイラルが生まれます。
特にカギとなるのが大学受験。首都ジャカルタで良い仕事を得るためには、大学への進学が不可欠なのです。マスターに通っている高校生たちも皆、大学への進学を目指して一生懸命勉強していますが、質の高い教育を受けることができていません。
そこで、私たちは大学受験用のDVD授業を作ることを決めました。日本でいう東進ハイスクールのようなDVDを活用した受験支援です。
私たちe-Education Projectはアジア最貧国バングラデシュをはじめ、様々な国で大学受験のためのDVDを作成し、貧しい子どもたちを大学へ進学させることに成功しました。そのノウハウを活かし、マスターの子どもたちにも「最高の授業」をDVDにして届けようと思います。
プロジェクト詳細
今回のプロジェクトでは、大学受験で特に差が開くと言われている『英語・経済・数学』の3教科に絞ってDVDを作成し、6月中旬に控える大学受験突破をサポートします。また今年の大学受験終了後は、理系のコンテンツも作成し、これからずっと受験のサポートができるような仕組みを作って行きます。
勝負は4月と5月。それまでにインドネシアの有名予備校や高校の先生を探し出し、彼らに撮影の協力をしてもらう必要があります。撮影が終われば、編集作業が待っており、どの過程でもまとまった資金が必要です。
このお金を集め、一緒にインドネシアの子どもたちの夢を応援してくれる仲間を集めるために、moonshot(ムーンショット)へ応募しました。
インドネシアの子どもたちに、夢を与えたい。
勉強できなくて困っている子どもたちにDVDを届けたい。
彼らに希望の授業を届けるには皆さんのご協力が必要です。
どうぞ応援・ご協力よろしくお願いいたします!
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