韓国最大手の自動車メーカー・ヒュンダイモーターは、新興国へも積極的に市場を拡大していっています。
先日ヒュンダイは、今年の7月から、南アフリカで中型トラックの製造を開始することを発表しました。
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現地製造し、アフリカ市場へも展開!
南アフリカののベノニ市に新たに建設される工場は、ヒュンダイ社から1.1億ランド(約10億円)の出資を受けており、今後一年でローカル市場(アフリカ)でのトラック販売も始めていくそうです。
南アフリカへのトラックの輸出は現在、20%の関税がかかり、それを現地で製造することで大幅なコストダウンができます。さらに40人の雇用も生み出し、順調にいけばアフリカでの現地会社、工場の増設が考えられるでしょう。
まずはトラックから
一般的な乗用自動車の価格は年々上昇傾向にあり、技術的にも難しくなってきています。そのため、南アフリカなどで現地生産することは困難。しかし、多くの多国籍企業が工場建設を進めているアフリカでのトラックの需要は高く、南アフリカがトラック製造と販売のハブになることが期待されています。
南アフリカの通過・ランド安(輸入コスト高)で、昨年の売上は10%ほど落ち込みました。しかしその一方でランド安の場合、輸出コストが下がり、南アフリカ発の製品が市場でより競争的になるため、現地生産を始めたヒュンダイの製品の販売数が増える可能性もあります。
市場の原理に大きく左右されることの多い新興国ですが、ヒュンダイのようにこうしてリスクをとってビッグ市場に進出する企業が今後増えてくることに大いに期待します。
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