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2014年4月30日、第1回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」が決定しました。

受賞者はドキュメンタリー・ディレクターの伊藤めぐみ氏、受賞作はイラクでの日本人人質事件を扱ったドキュメンタリー映像作品『ファルージャ イラク戦争日本人人質事件…そして』です。

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国際報道につとめたジャーナリストを表彰

この賞を主催する一般財団法人山本美香記念財団は、2012年8月20日、中東シリアのアレッポにて取材中、銃弾に斃れた山本美香(享年45)のジャーナリスト精神を引き継ぐべく設立された団体。

映像、写真、文章という3つのジャンルを選考対象とし、一年間を通じてもっとも果敢かつ誠実な国際報道につとめたジャーナリストを表彰するというものです。受賞者には正賞として楯と賞金50万円、副賞が贈呈されます。

イラク戦争と日本の関わりを見つめ直すために

選考の総評では、日本人人質事件をジャーナリズム作品として伝えたことに加え、以下のような言葉も発表されています。

現在、集団的自衛権の問題が議論される中で、イラク戦争に対する検証の必要性が増している。本作品は、イラク戦争と日本の関わりを見つめ直すための重要な問いかけを持っている。米軍の攻撃以後、先天異常を持つ子どもの出生率が増加している事実を提示したニュース性も高く評価できる

授賞式は、5月26日(月)18時30分~、日本出版クラブ3階「鳳凰」にて開催されるとのこと。関心のある方は、ぜひ以下の予告編もご覧になってみてください。

トジョウエンジンでも、イラクイランなど中東諸国についてもリアルをふまえつつ、ポジティブな部分も取り上げていけたらと思います。

[一般財団法人山本美香記念財団]


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