5年前、フレッド・ディーベさんは、高価でオシャレなウィングチップブーツを売っているお店の前でふと思いました。
「同じような靴を自分の国(ガーナ)でも製造できないだろうか」
今回は、ガーナの若き起業家のストーリーをご紹介します。
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「It’s impossible」
早速ディーベさんは、近くの靴屋さんに高価な先進国のお金持ちが履いているような革靴をガーナで作れないか聞いてみました。
すると返ってきた答えは、「It’s impossible(不可能に決まってる)」でした。
しかし、ディーベさんは違いました。靴業界に関する何の知識もありませんでしたが、当時銀行マンだったディーベさんは、友人と一緒にHeel The World(HTW)プロジェクトを発足。ガーナの首都アクラでオシャレなデザインの高価な靴を製造する会社を立ち上げました。
ガーナ産の革靴
私たちはまず、靴を製造するための機械を購入し、両親のガレージで製造を始めました。もちろん、最初は自分の家の車庫が工場になるとは想像もしていませんでしたが、とにかく何かを始めなければいけなかったのです。
現在は5人の従業員が工場で働いており、海外から材料を輸入する以外、全てこの工場内でメイド・イン・ガーナの革靴が作られています。
説得して買ってもらう
HTWのウェブサイト上で、革靴は購入できます。しかし、一足200から400ドル(約2~4万円)程度の高価な革靴を買ってくれる人は当初いませんでした。
一人ずつ説得していき、なぜこの価格で販売しているのか、ということを話して徐々に売上を伸ばしていきました。
現在では靴の他にも、ブレスレットなども作っています。ガーナだけではなく、アフリカでこのようなクオリティの高いプロダクトを製造できることを証明していくのも同企業のミッションとのこと。
今後は販売地域を拡大し、海外展開も図っていき、ガーナ産革靴を世界でブランド化させていって欲しいです!
[CNN]
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