世界銀行によると、サブサハラアフリカでの観光業は今後10年間で、約380万の職をつくりだします。
そんなポテンシャルを秘めている業界ですが、アフリカ最古の独立国・エチオピアの同業界は、まだまた未開拓に近い状態にあります。
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インフラ整備で観光客増加を目指す
アフリカの一番人気の観光地はモロッコ(年間930万人)と南アフリカ(年間830万人)。その一方でエチオピアは52万人と、アフリカでは17番目の低い順位となっています。
しかし、観光客数は同国で年々伸びてきており、その成長率は10%を超え、観光業が生み出す経済価値も20%ほど増えてきています。9つの世界遺産があるエチオピアでは、さらなる投資と早急なインフラ整備が求められています。
伝統的なエチオピア風の家(The Simien Lodge Hotel)
The Simien Lodge Hotelを訪れる人々は、2007年の5000人から2013年は2.4万人にまで増えました。
さらに、欧米諸国からの多くは50歳以上で、団塊の世代の人々は一人約2500ドル(約25万円)使ってくれ、これは通常のバックパッカーよりも多い額となっています。
政府の協力も必要
エチオピアの15の国立公園の中に、The Simienのようなホテルは二つしかありません。メインの航空会社であるエチオピア航空は、昨年末にチケット価格を値上げ。さらに世界遺産「ラリベラの岩窟教会群」などの観光地の入場料も年々高くなってきているそうです。
ただ、希少価値の高い文化遺産など、今後観光業を成長させるために、政府は規制緩和、そして海外からの観光客を誘致する政策を打ち出す必要があるでしょう。アフリカ諸国の経済発展と共に多様化されている各国の観光業には目が離せません。
[BBC]
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