最近コカ・コーラのプロジェクトがよく話題になっていますね。
コカ・コーラがLeo Burnett Colombia社と協同で実施したバイオクーラープロジェクト。非常に暑いにも関わらず、電気がないために冷蔵庫を使うことができない地域に冷たい飲み物を届けるこのプロジェクトを今回はご紹介します。
外の気温が高いほど飲み物がよく冷える仕組み
コカ・コーラバイオクーラーと名付けられたこちらの冷蔵庫。電気を使わずに飲み物を冷やすことができます。水が蒸発することによって飲み物を冷やす仕組みになっているため、外の気温が高ければ高いほどよく飲み物が冷えるのだとか。
飲み物を冷やす仕組みは二通り。まず第一はクーラーの上に生えている植物に水をあげることでその水が蒸発し、中の飲み物を冷やす方法。もう一つは冷蔵庫に取り付けられた鏡で太陽の光を集め、その熱でガスを液化させることで飲み物を冷やす方法があります。
プロジェクトの構想から実現まで1年
バイオクーラーは、街中の自動販売機のようにボタンを押すと缶が出てくる仕組み。3種類の異なった缶を冷蔵することができます。
今回のプロジェクトは構想から実現まで1年がかかったそうです。バイオクーラーはLeo Burnett ColombiaがボゴタにあるInternational Physics Centreと協同で開発しました。
プロジェクトはコロンビアで最も暑い村の1つ、Aipir村で実施。いつもならば冷たい飲み物を飲むために丸一日かけて町まで行かなくてはいけない村人は、バイオクーラーに大喜びだったそうです。
プロジェクトの様子を伝える下記の動画も、ぜひ合わせてご覧ください。
[PSFK]
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