“中東のアマゾン”と呼ばれている、創業から4年のオンラインブックストア「Jamalon」。
今回新たに、政府が販売中止を求めた本に特化したセクションを作ることが発表され、話題を呼んでいます。
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販売中止された本は売れる!
Jamalonは現在、1000万タイトルの本を販売し、中東20ヶ国でサービス展開している急成長中のスタートアップ企業です。
創業者のアラサルさんは、今回の発表に関してこう語っています。
中東で売られている本で、政府が販売中を求めた本は、爆発的に売れている。ベストセラーになっているんだ。政府から何か言われても、我々には1000万本のストックがあり、そして毎月5万の英語、2千のアラビア語の本が出版されている。毎回販売中止をすることは不可能に近い。
「Hadith al-Junud」という本は、ヨルダンで販売中止になった直後に、Jamalonでベストセラーになりました。今、中東の作家たちは、政府が販売中止を求めそうな本を意図的に書き、結果的に多く稼ごうとしているそうです。
しかし、Jamalonは今まで一つの本も販売をストップしていません。政府が税関で輸出入を止めても、他のルートからそれらの本を仕入れているとか。そして、近々オンライン上で新たに”政府が販売中止を求めた本”に特化したセクションを作ります。
今後は、表現の自由が中東のどの国でも守られ、Jamalonのようなオープンプラットフォームで政府に対抗できる企業が生まれてくることに期待します。
[Quartz]
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