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みなさん、こんにちは!

e-Education Projectマニラ担当の磯部香里です。フィリピンの首都マニラの公立高校に通う高校生たちに「最高の授業」を届ける活動をしています。

前回の記事では、現地の学生ボランティアが創り上げる授業についてお話ししました。

今回は、プロジェクトで目指す「チーム体制」についてお伝えします。

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多くの生徒により質の高い授業を

「なるべく多くの生徒に授業を届けたい」

このような思いを持ち、今まで実施校の拡大に力を注いできました。

しかし、実施校が増えるにつれて私一人では全ての学校を細かく見ることができず、生徒数が増えても「質」が担保することができません。

そして最終的に授業を受けている一番大切にしなければいけない生徒にとって、プラスにならないことに気がつきました。

生徒たちが希望している大学に合格することが、第一に私たちが目指していることです。そのためにはしっかりと効果的な授業を行わなければいけません。

そのためには、様々な学部から、色んな思いをもって集まってくれた現地学生ボランティアたちとみんなで試行錯誤しながら創り上げ「チーム」としてお互いに協力し合うべきであると考え、いかに質の高い授業を行うためにチームを創り上げるべきか「チーム作り」に関して考えるようになりました。

全体ミーティングの実施

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まず、チームとしてプロジェクトを進めていくために全体ミーティングの実施を週に1回行うことにしました。

指定の時間にメンバー全員が集まり、各学校の授業の様子、生徒の様子、気になっていることなどみんなで共有します。

また私が「今後模擬テストを作ろうと思うんだけど、どうしたら良いと思う?」などと質問やアイディアを投げかけると、自然と議論が始まり、私が入る隙がないくらい現地メンバーが話し合っていました。

そして何より、みんなで考えることによって一人ひとりの責任感や主体性が見えてくるようになりました。

キックオフパーティーの実施

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さらに、「チームとして」今後活動を行うためにキックオフパーティーを行いました。

プレゼンをし、e-Education Projectの理念やビジョンの共有、現状、そして今後のプラン等の共有や、様々なバックグラウンドかを持っているメンバー同士で仲良くなりチーム作りに活かせるよう工夫しました。

またe-Education Project共同代表のアツさん(税所篤快)と三輪さん(三輪開人)からの応援メッセージや、いつもお世話になっている一橋大学の米倉先生、ファーストリテイリングフィリピンCOOの久保田さんにもビデオメッセージをいただき、「e-Educationに携わってくれてありがとう」「君たち若者がこれから世界を変えるんだよ」とお言葉をいただき、現地メンバーのモチベーションをあげることができました。

当日集まったのは、ちょうどマニラに滞在していたフィリピン・ミンダナオプロジェクト担当の建明さんとインドネシアプロジェクト担当のしんじ、そして現地メンバーの10人。当日、予定が入り参加できなかったメンバーを含めると、現在e-Educationで活動をしてくれている現地学生は合計15人になりました。

11月にマニラに来た時は、パトリックとアルビンの2人のみ。気がつくと13人の仲間が増えており、感激したのを覚えています。

普段なかなか顔を合わせることのできないメンバー同士も仲良くなっており、「みんなで頑張ろう」と一体になることができとても意味のある会になりました。

実施校全てを見ることはできない

キックオフパーティーの後、再度今後のチーム作りについて考えていました。

果たして、私は全ての学校をマネジメントできるのか。全ての学校で、現地学生メンバーにアドバイスできるのだろうかと不安になりました。

当時12校での授業実施が決まっており、その分現地学生ボランティアの数も増えます。増えることは嬉しいことですが、12校全てをずっと見ることもできないですし、キャパオーバーになるのは目に見えていました。

そこで浮かんだアイディアが、チーム全体を4つにわけ各チームリーダーを中心にプロジェクトを行うチーム体制でした。

ミドルリーダーをおくこと

学生メンバーを担当の学校がある4つのエリアでわけ、、4〜5人ほどで協力して各チームでスケジュール管理や授業のカリキュラム作りなどを行いプロジェクトを行うことにしました。

チームにわけ少人数で活動することで連携もしやすくなりますし、各学生メンバー同士の仲も更に深まります。

そして全体をマネジメントしなければいけない私は、各チームのチームリーダーと主に連絡を取り、各チームの授業状況などを確認をする体制を取ることになりました。

このように各チームリーダー(=ミドルリーダー)をおくことで、現地学生の主体性も増えると同時に私自身、必要とされているところに時間をさくことができるのでプロジェクトがよりスムーズに動くようになりました。

UPCATまであと2ヶ月

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とはいえ、現在多くの学校でe-Educationの授業の初日を迎えバタバタしているなか、なかなか上手く組織が機能しないことも多々あります。

それでも、常に試行錯誤しながら、生徒たちに質の高い授業を提供するために円滑なチーム体制を目指して生徒、そしてチームのことを考えながらプロジェクトを進めています。

アルバイトや仕事、インターン、学校の夏期授業などで忙しいなか、生徒たちのために授業をやってくれている現地学生メンバーには感謝しきれません。

フィリピン大学入学試験(通称:UPCAT)まで2ヶ月。

生徒のみんなの夢に向かって、チーム一丸となって頑張っていきます!

本日もお読み頂き、ありがとうございました!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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