トジョウエンジンでは、空気で走る自動車などといったエコに優しい事例を今まで紹介してきました。
今回の記事では、フィンランドにあるArctech Helsinki Shipyard Inc.が、世界初のLNGを燃料とする砕氷船を造船することについて紹介します。
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LNGを使用する利点とは
LNG(液化天然ガス)とは、天然ガスを冷却し液体化したもので、石油と比べて環境に優しいのが特徴です。
どのように環境に優しいのでしょうか?
1点目としては、燃焼しても硫黄酸化物と呼ばれる大気汚染や酸性雨などの原因になる有害物質やススが発生しないことです。
2点目としては、CO2の排出量が石油と比べ、20%〜30%少ないこと。石油に代わり、LNGを使用することで地球温暖化の原因であるCO2を抑えられるのです。
今までの砕氷船の中でもっとエコな船
2015年度に造船予定のこの砕氷船は、厚さ1.6メートルの氷であれば常に砕氷することができ、幅25メートルの通り道を作ることができます。
Arctech Helsinki Shipyard Inc.のマネジングディレクターEsko Mustamäki氏は、この船について下記のように述べています。
この新しい砕氷船は、最先端のテクノロジーを使用し、冬のバルト海で活躍していくと思います。この砕氷船は、LNG燃料を使用することによって、今まで開発された中で最も環境に優しい砕氷船になるでしょう。
このような活動が広がり、今後CO2の排出量が減っていくことを願います。
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