20年前、途上国の労働人口の3分の1は最貧困層(一日1.25ドル以下で生活)が占めており、その数は約7.5億人に上りました。
しかし、この数字は現在では半分に減少。この記事では、国際労働機関(ILO)が公開した、途上国での労働人口の割合を表したグラフをご紹介します。
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増える中所得者層
今途上国では、中所得層の労働者の割合が急速に増えてきています。歴史上初めて、同地域で創られる職で、先進国の貧困ラインと同等の所得を得ることができるようになってくると予測されています。
グラフを見れば一目瞭然ですが、1994年から増えてきているのは中間所得層、もしくはその上だけとなっています。貧困層(一日4ドル以下で生活)の労働人口は減少しています。
しかし、この成長は一部だけでのもの。多くの中間所得層が南米・東アジア・中央ヨーロッパで増加傾向にある一方、南アジアとサブサハラアフリカでの成長は遅いことが問題となっています。
今後は、地域別に見た労働人口の割合、そして貧困層を減らす的確な政策と活動が必要となってくるでしょう。
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