photo credit: staffan.scherz via photopin cc
インドとミャンマー第2の都市マンダレーを結ぶ道路が、今年10月に開通される見込みとなりました。
これは、インド北東部インパール近郊からミャンマーを縦断し、タイのミャンマー国境の町メソトへ至る「インド-ミャンマー – タイ3カ国ハイウエー構想」によるものです。
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旅行者の憧れであり、日本が激戦を繰り広げた地
インド北東部、及びミャンマー北部は、政治的な緊張を障壁として長らく封鎖され、科学的な調査が進んでいない世界でも数少ない場所です。アジ アの暖温帯でも有数の生物多様性を誇る亜熱帯地域であり、独自の文化が育まれています。
また、長らく冒険好きの旅行者の憧れの地でもありました。イギリスの小説家であり詩人でもある、ラドヤード・キップリングや、フランク・シナ トラ、ロビー・ウィリアムスなど名だたるアーティストの表現活動により、ある種の憧憬がこの地に向けられていたのです。
この地は日本がかつて激戦を繰り広げた地でもありますが、彼らのフラストレーションは、この事態を機に便利に、さらに良い方向へ向かっていくかもしれません。インドからの旅行者は、20ユー ロを払い、バスに乗って14時間かけてミャンマーへと行くことができるようになります。
東南アジアの大動脈として
この新しい道路は、インドと中国の昆明、そしてタイとマレーシアへと繋がる拠点、シンガポールに通じます。
インドとミャンマー(ミャンマー側 の狙いは電力の共同開発だという見方も)だけではなく、東南アジア一帯の貿易を加速させ、東南アジアの結びつきがさらに強化されていくきっか けとなりそうです。
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