未だに脅威が続く、アフリカのエボラ出血熱。
国際機関だけでなく、民間企業も含めて様々な対策や支援が続いています。
そして先日、10年ぶりにあの伝説のバンドが再結成しました。
ボブ・ゲルドフ率いる「バンド・エイド30」です。
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10年ぶりに復活した世界最大級のチャリティー・バンド
「バンド・エイド」は今から30年前、アフリカの飢餓で苦しむ人たちを支援するために結成されたチャリティー・バンドです。
発起人はロックバンド歌手のボブ・ゲルドフ。彼の呼び声に多くのアーティストが集まります。U2のボノをはじめとしたスーパースターが結集し、彼らによって歌われた「Do They Know It’s Christmas?(ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス)」は世界中で大ヒットとなりました。
その後も続いた「バンド・エイド」の活動。2004年には「バンド・エイド20」が結成され、引き継がれてきたチャリティー・バンドは更に10年の時を経て、再び復活を決めました。
目的は、今世界中を脅かしているアフリカのエボラ出血熱対策支援です。
エボラ熱の脅威を伝えるために変更された歌詞
先日11月17日に公開された「Do They Know It’s Christmas?」には、これまでとは少し異なる歌詞が挿入されています。
Where a kiss of love can kill you – And there’s death at every tear.
(大事な人にキスをするだけで命を落としてしまう場所があり、流れる涙すらもが死に繋がってしまう)
この言葉が指すものはエボラ出血熱の脅威です。エボラ出血熱は、感染者の身体に触れるだけで移ってしまう恐れがある危険な病気であり、歌詞の変更された新曲では病気の危険性と対策の必要性を訴えた内容になっています。
変わったのは歌詞だけではありません。30年前から参加しているU2のボノや、10年前に参加したコールドプレイのクリス・マーティンに加え、イギリスの人気グループであるワン・ダイレクションも参加し、30人近い歌手がそれぞれの想いを込めて新しい「Do They Know It’s Christmas?」を歌い上げています。
そんなミュージックビデオはYouTubeで公開されています。歌の冒頭でエボラ熱で苦しむ患者が描かれ、歌の後にはこの歌がリリースされた目的や経緯が描かれています。5分弱の動画なので、ぜひご覧ください。
[Band Aid 30 – Do They Know It’s Christmas? (2014) – YouTube]
私たちにできることは?
「バンド・エイド30」の活動に参加する方法は簡単です。
iTunesやAmazonで楽曲を購入すれば、そのお金はエボラ熱対策支援の費用として活用されます。もちろん専用サイトから寄付することもでき、5ポンド(=1000円弱)から100ポンドまで自由に金額を決めることができます。
そして何よりも大切なことは、この活動を一人でも多くの方に知ってもらうことです。家族や友人の方にぜひこの取り組みを紹介し、「バンド・エイド30」の活動を通じてエボラ対策支援を応援しましょう。
共感いただける方は、ぜひこの記事をシェアよろしくお願いいたします!
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