こんにちは!
e-Education Projectスリランカ担当の大水希望です。地方学生の可能性を広げることを目標に活動しています。
前回はプロジェクトパートナー「マノジ」との出会いについてお話しさせていただきました。
今回は新たな協力団体「サホダラピヤパット」との出会いについてお話ししたいと思います。
SPONSERD LINK
プロジェクトの方向性が決定!
紹介してもらったうちの1校
前々回の記事でご紹介したサマンさん。中央州教育局訪問の際に学校訪問をしたい旨を伝えると、いくつか大学周辺の小規模校を紹介してくださいました。
その学校を訪問して学校の先生方の意見をうかがいつつ、マノジとのミーティングでプロジェクトの方向性を探ります。前回Aレベル塾の訪問についてもお話ししましたが、Aレベル試験対策の可能性もふまえて話し合いました。
そして多くの話し合いの結果、スリランカプロジェクトでは「Oレベル試験受験生」向けのコンテンツを作成し授業を実施することになったのです。
Oレベル試験を対象とした理由は以下4点です。
- 試験自体はそれほど難しくないにも関わらず合格率が60%程度であること
- 要点をおさえれば最低でもパスするだけの点数は取れること
- Oレベル(Grade11)をパスしてGrade13まで学校へ行けば、Aレベルがなくても待遇の良い仕事を見つけられること
- 大学生たちが既に活動して現状を把握しており、協力を得やすいこと
スリランカの人たちにとって、本当に求められているものがやっと見えてきた気がしました。
サホダラピヤパットとの協力
左から、私、ヌワン、マノジ、サミーラ
マノジに紹介してもらったサホダラピヤパットという学生団体の現代表のSameera(サミーラ)とNuwan(ヌワン)に時間をつくってもらい、4人でミーティングをすることになりました。
彼らもマノジと同じ地域の出身で、地方の学生をサポートしたいという熱い想いを持っていました。Oレベルの学生向けに行っている授業について詳しく話を聞かせてもらうと、彼らは授業もだがモチベーションを上げることに重点を置いて活動をしているとのこと。マノジの話していたことと同じです。
例えば、大学生活の紹介やゲームを取り入れた楽しめる学習を行うことで学生たちのやる気を引き出す工夫をしているそうです。
サホダラとの全体ミーティング
彼らもe-Educationとの協力に対して前向きな答えをくれました。あとはサホダラの他のメンバーたちからの賛成を得るだけです。どのような活動をしたいのか私も再度整理し、ミーティングに挑みました。
今回のミーティングには15人ほどの学生が集まり、e-Educationの活動の紹介、Oレベル学生向けの活動をしたいこと、コンテンツ作成や授業の実施をサホダラと一緒に進めたいことなどを話しました。彼らも真剣です。そして話し合いの結果、彼らと正式に協力することが決まったのです!
コアメンバーたちと
マノジと出会ってとんとん拍子に進むプロジェクト。さらにニーズを探るためマノジと彼の出身地の学校を訪問し、先生方と学生たちの意見を集めることになりました。
次回はマノジとの学校訪問とOレベル試験対策コンテンツのトライアル実施に向けた準備についてお話ししたいと思います。
SPONSERD LINK