生徒きあmった!

こんにちは!e-Education Projectインドネシア担当の大石慎治です。

前回、授業の準備が整ったところまでお話させていただきました。今週から授業の様子をお伝え、、、、したいのですが、まだ授業開始まではもう少しかかります。

カリキュラムの次はどんな問題が待っていたのでしょうか?

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生徒がいない

高校終了試験期間のために、学校がしばらくの間休みになりました。先生との話では休み明けから授業開始の予定です。インドネシアに来て初めてゆっくり過ごしつつ、僕はプリントの準備など授業に向けて準備をしていました。

そして迎えた休み明け、いよいよ授業開始です。僕は意気揚々とマスターに向かいました。授業はパソコン室で行われます。今までも何度も入っていましたが、今日はなんだか緊張してしまいます。緊張気合いを入れ直しパソコン室の扉をくぐると、

スクリーンショット 2014-11-11 12.05.22

誰もいません。

時計を確認すると、時間はあっています。場所もあっています。遅刻や欠席だとしても、全員が来ないことは考えられません。どういうことか全くわかりませんでした。

今年は終わり?

別の教室にいた先生を捕まえて事情を尋ねました。先生の回答は、

「今年はもう生徒は来ないよ。高校終了試験で、今学期は終わりさ」

屋根の風景jpg

マスターは先生たちが全員ボランティアということもあり、大学受験まではサポートすることができません。だから高校終了試験をもって授業は終わりなのです。

受験生たちは、これからひとりで勉強をすることになります。それをきいた僕は一瞬、学校が終わりということはe-Educationも今期は授業をしないことになるのだと思いました。そのとき、ひとつの疑問が頭をよぎりました。

「僕はなにをしに来たのだろう・・・」

僕はマスターの子ども達に授業を届けるためにインドネシアに来ました。

ではどうして届けに来たのでしょうか?それは必要としている生徒たちがいるからです。

よりよい将来を掴むために、勉強がしたいのに、環境が授業を与えてくれない生徒たちがいるからです。ならばマスターはもう授業をしないという今こそ、生徒が僕たちの授業を求めているはずでは?

僕は勘違いをしていたのです。マスターが閉まるのは授業ができない理由ではありませんでした。授業をしなければならない理由だったのです。

「先生、受験までは僕たちが授業をします。受験をする生徒たちに、映像授業を受けたい生徒は、明日今までと同じ時間にパソコン室に来るように伝えてください!」

今年の生徒たち

次の日、いつもとは違う緊張と共に、僕はいつも通りマスターに向かいました。

「誰もこなかったらどうしよう・・・」

不安が消え去る間もなく、パソコン室に到着です。そして誰もいなかったら一旦日本に帰ろうかなどと考えながら扉をくぐると

生徒きあmった!

そこにはたくさんの生徒たちがいました。

とても嬉しい瞬間です。

僕はこれから、入試まで彼らとともに戦っていくことになります。嬉しさとともに、いよいよ彼らの人生の転機となりうる大学受験に関わることに改めて責任も感じ、この気持ちを忘れないようにこれからも頑張っていこうと思いました。

僕と生徒たちの最初の挑戦がいよいよスタートします!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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