今や世界中に広がるファーストフード。
あまり健康に良くないことはわかっていても、安さや手軽さ、味がクセになり、ついつい行ってしまいます。
今回はこんな状況を打破する、米国で話題の新鮮野菜ファーストフード店「Clover Food Lab」をご紹介します!
みなさんは、ふだんファーストフード店やレストランで口にする料理が、どのような調味料を含み、どのように作られているか、意識していますか。
見栄えや味を良くするために、化学調味料が多く使われていることは決して珍しくありません。
クリーンな味を届けたい
米国で2009年に生まれた「Clover Food Lab」は、現地のオーガニックな新鮮野菜にこだわったファーストフード店です。
野菜だけのファーストフードと聞くと、味が薄かったり、どこか物足りなさを感じるイメージが湧きますよね。
でも、ここのお店はひとあじ違います!見ているだけでも食べたくなるような、色鮮やかな野菜サンドやスープ、野菜ジュースの数々。
創業者のAyr Muirさんは、以下のように言います。
私たちの想いはシンプルです。化学調味料や特殊な製法を使わない私たちのメニューが、いかに美味しいか、その感激を味わってほしい
ベジタリアンだけのためのお店ではなく、だれにとっても美味しいメニューを提供したいと言います。そんな同店には、以下のような特徴があります。
- 化学調味料は使わない
- ローカルな農家さんから直送した食材を、お店で調理
- 美味しさをとことん追及したメニュー作り
- お客さんに食べた感想をヒアリングし、日々メニューを改良
そのため、「昨日とまったく同じ味は保証できない」とも言います。
これも、このお店ならではの楽しみなのではないでしょうか。
食を中心に広がる、地域コミュニティー
もう一つ、このお店にはワクワクするポイントがあります。それは、このお店が食を提供するだけでなく、お客さんを巻き込んで地域にコミュニティーを創り出している点。
お客さんと一緒にメニュー改善のミーティングを行ったり、時には店舗である軽トラックを活用して、公園で映画上映会「Movie Night」を行ったり。なんと、ここで出会ったお客さん同士が、結婚にまで結びついた方もいるそうです!
移動式の軽トラックから始まったこのお店は、現在では国内で軽トラック7台、レストラン5店舗にまで広がっています。
このモデルが、マクドナルドなどの現代のファーストフード店のように、アフリカや南米など世界中へと広がっていったら、野菜を育てる農家の人も、食べる人もハッピーになり、社会全体が良くなっていくのではないでしょうか。
海外に旅に行ったときも、当然のように訪れるお店としてになったら面白いですね。
その地域ならではの野菜の味を楽しんだり、ローカルコミュニティーでの人との出会いを楽しめるのではないでしょうか。
以上、途上国でもぜひ広がってほしいアイデアの紹介でした。
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