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トジョウエンジンをご覧の皆さん、ご無沙汰しております。
e-Educationマニラプロジェクトを担当しておりました、磯部香里です。

e-Educationマニラプロジェクトでサポートしていたフィリピン大学入学試験から、約5ヶ月が経った1月中旬。
ついに、入学試験の合格発表がありましたので、結果をご報告させていただきます。

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マニラプロジェクトとは?

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改めて、マニラプロジェクトの概要を説明します。

e-Educationマニラプロジェクトでは、大学受験を目指している、フィリピンマニラ首都圏のケソン市にある公立高校の生徒たちを対象とした大学受験対策の特別授業を提供してきました。

フィリピンサイエンスハイスクールという、フィリピン国内トップの高校の先生たちに協力をお願いし、大学受験対策の映像授業を作成。それらの映像授業を用いながら、ボランティアとして集まってくれた現地の大学生が公立高校に行き、授業を実施しました。

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本年度の実施校は12校。400人以上の生徒がe-Educationの授業に参加し、そのなかでも継続して毎回の授業に参加してくれた生徒たちが約250人ほど。

特に、日本でいう東京大学と同じ、フィリピンのトップ大学である「フィリピン大学」を受験する生徒たちを中心にサポートをし、8月中旬に行われたフィリピン大学入学試験を見届けてきました。

ついに、合格発表の日!

フィリピン大学入学試験当日から、約5ヶ月。
2015年が明けて少し経った時、Facebookを開くと「合格発表が出た!」とのメッセージが。

ドキドキしながら、生徒やボランティアの仲間たちに確認を取ると、次々に吉報が届いてきます。

本当に嬉しくて、家で「やったー!」と声をあげてしまうほど(笑)
全ての学校で合格発表を確認した結果、合計30名のe-Educationの授業を受けていた生徒が合格していたのがわかりました。

各学校でもなかなか合格者が出ないフィリピン大学入学試験ですが、継続的に授業を受けていた約250名の生徒のうち、約8.3人に一人の合格者という素晴らしい結果になりました。

合格確認を終えて

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プロジェクトの性質上、e-Educationの授業だけで合格!と言い切るのは難しいですが、積極的に授業に参加していた生徒たちの合格は本当に嬉しく思います。

長い学校では約半年間、短くても2~3ヶ月間、授業の実施をし、生徒の様子を見守ってきました。
大変なこともたくさんありましたが、毎日のように顔を合わせている元気な生徒たちから、たくさんのエネルギーをもらうことができました。

残念ながらフィリピン大学に合格できなかった生徒も、「他の大学で頑張る!」と意気込みを語っていたり、合格した生徒の祝福をするなど素敵な一面も見ることができました。

合格した生徒も、違う大学に進学する生徒も、自分の夢に向かって全力で進んで欲しいなと、心から願っています。

最後に

フィリピン大学受験を見届け、日本に戻ってから半年。
自分がフィリピン・マニラで活動をしていたことが、不思議に感じるくらいになりました。

生徒たちと、協力してくれた大学生ボランティアとの交流は今でも続いています。
離れた日本から、みんなの笑顔を見ると、改めて現地でがむしゃらに動いて良かった、生徒たちに出会えて良かったと、ほっこりしています。

誰かのために試行錯誤しながら足を動かし、身近で応援できたこと、そしてプロジェクトを通して得られたもの、いろんな出会いは、かけがえのないものです。

ここまで出来たのも、フィリピン、日本で応援・サポートをしてくださった全ての方々のおかげであり、改めて感謝の気持ちを伝えていきたいと思います。

そして、現在マニラプロジェクトは、フィリピンの教育制度が代わるため、しばらく実質的な活動をお休みしています。

しかし、パトリックを始めとする現地の仲間たちが、プロジェクトのさらなる発展に向けて現在準備を進めておりますので、また追ってご報告できるのを楽しみにしております。

引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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