バングラデシュといった途上国では、自分の国で買えないものがいくつもあります。
そのために海外にいる家族や友人に頼んで物を購入してもらう人たちがいますが、いつも海外に知り合いがいるというわけではありません。
「欲しいものが、欲しい人にもっと簡単に届くように」
こういった想いを込めて作られたサービスが『Backpack』です。
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「買いたい」人と「行きたい」人を繋げるサービス
『Backpack』は一言で言えば、「買いたい」人と「行きたい」人を繋げるサービスです。
先ほどのケースを元に説明すると、バングラデシュで「iPhoneを買いたい」と思っている人と、「バングラデシュにこれから行きたい」という旅行者を繋げるというサービスになります。
これは旅行者にとってもメリットがあります。希望する商品を購入して現地まで届けることでいくらかのマージンを得ることができ、過去には複数の商品を持っていくことで250ドル近い報酬をもらった旅行者もいるようです。
購入希望者は旅行者のフライトスケジュールを確認して依頼することができます
シリコンバレーのベンチャーキャピタル「Y Combinator」も支援している『Backpack』。TechCrunchによると、バングラデシュや中国のユーザーが増えているようです。
実際にWEBサイトを確認したところ、iPhoneやMacBookという商品を目にしました。これらの商品は中国やバングラデシュで正規取り扱い店がなく、購入希望者が多いことも納得です。
やはりiPhoneやMacが人気のようです
少し気になるのは法律の問題。現地の輸入規制に抵触しないか、税関に申告する必要はあるのか、などグレーゾーンなサービスであることは間違いありません。
ただ、「買いたい」人と「旅行したい」人双方のニーズは確かに存在しており、法律をはじめとした安全面の問題をクリアできれば画期的なサービスとなることでしょう。
これから要注目のサービス『Backpack』の紹介でした!
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