ネパールのナショナルスタジアムでの国際マッチ
国のスポーツを支える国立競技場。
日本でも大きな話題になっていますが、他国の国立競技場はどうなっているのか?
今回は、地震被害のあったネパールの国立競技場の今をご紹介したいと思います!
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National Stadium Kathmandu
ネパールの首都カトマンズの中心部に、国立競技場はあります。大きなスタンドやナイター照明があり、近くを通れば誰もが気づくスタジアムです。
ネパールで人気のあるスポーツは、クリケットやバレーボール、バスケットボールやカバディなどたくさんありますが、やはり多くの人々が熱狂しているのがサッカー。国際試合では、国立競技場が満員になります。
そんな、人々のスポーツの中心である国立競技場ですが、4月25日に発生したネパール大地震によって大きな被害を受けました。崩壊こそしていませんが、現在の国立競技場の様子にも地震の爪痕が残っています。
国立競技場の「今」
現在、国立競技場はいたるところがひび割れている状況で、それを1つ1つ修繕工事をしている段階です。
写真で何箇所かご紹介しましょう。
ひび割れてしまったトラック
ひび割れた壁からも地震の大きさが分かります
朝早くから続いている修繕工事
地震発生前には、バックスタンドにも屋根を建設する工事が進んでいましたが、地震によって一時中断となっています。
ネパールの国立競技場が目指すところは、人々が安心してスポーツができる、観戦ができる、そういった当たり前の状態に戻ることであり、現在も復旧工事が進んでいます。
人々のためにある国立競技場
地震によって、ネパールは多くのものを失いました。しかしながら、被害を受けたこの国立競技場には、朝早くから多くの人びとが集い、活気を取り戻しつつあります。
現在では、早朝から人々のために国立競技場を開放し、人々はそこでランニングや体操、ヨガや空手などを行っています。
朝5時からランニングする人々
大きな声が響き渡ります
空手や柔道も人気で、競技場内に道場もあります
ピッチに入ることはできませんが、多くの人が集うのには理由があります。
ネパールに来られたことがある方はお分かりになると思いますが、カトマンズにおいて安心してランニングができる場所はほとんどありません。狭くデコボコな道に加え、多くのバイクが道路を行き来する中、この国立競技場であれば安心してランニングをすることができます。
そう考えると、日本のように街なかをランニングできることって素晴らしいことですね!
スポーツを通した支援の形
今回は、ネパールの国立競技場の様子や、競技場で行われているスポーツについてご紹介しました。
スポーツは、人に希望と笑顔を与えるとともに、心を1つにする力があります。スポーツを通して様々なコミュニケーションが生まれ、人や地域を豊かにすることにもつながっていきます。
次回はそんなスポーツを通じた支援の形についてもご紹介させて頂きます!
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