photo credit: leonelponce storefront-favela-painting-main.jpg via photopin (license)
みなさんはこんなカラフルな街見たことがありますか?
今日は、地球の裏側ブラジルにある街「ビラ・クルゼイロ」をご紹介します。
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この街をデザインしたのは?
階段の脇に描かれた鯉〔PHOTO By The Telegraph〕
家の壁に描かれた凧をあげる少年〔PHOTO By Designbroom〕
どの写真を見てもカラフルで素敵ですよね。
ブラジルの街にあるこのような絵は一体誰の手によって描かれたのでしょうか?
こちらの2人が街をデザインした、オランダ人アーティストのハースさんとハーンさんです。
彼らはもともと、ドキュメンタリーの撮影でブラジルの「ビラ・クルゼイロ」という街に来ていました。
「ビラ・クルゼイロ」での生活も終わりに近づいていた時、この街の丘を眺めていたハースさんの頭にふと一つのアイデアが浮かびました。
「この丘の全ての家の壁に絵を描いたらどうなるのだろう?」
彼らはそれから18ヶ月間、プロジェクトを立ち上げ、ビラ・クルゼイロの無味乾燥とした丘を美しいアート作品へと変えていきました。
この街に込められた思いとは?
実はブラジルのリオにある「ビラ・クルゼイロ」は、リオで最も危険とされるスラム街の一つでした。街壁を塗り始める前に、麻薬組織の長に許可を得る必要があったそうです。
そのようなスラム街をカラフルな街へと様変わりさせたことによって、「ビラ・クルゼイロ」は有名な観光スポットとなりました。
そして、スラムだった街に、旅行会社が立ち上げられて多くの雇用を生み出すことに成功しました。
リオのスラム街をアートの力で変えた彼らはこう言います。
Our projects bring hope, positivity, beauty, job opportunities and stability.
(僕達のプロジェクトは、雇用や街の安定だけでなく、希望や美しさをうみだすのだ。)
いかがでしたか?
アートの力で世界を変えるなんて素敵ですよね。
世界を変えるアプローチの仕方は、人それぞれです。
もっと詳しく彼らの活動を知りたいという方は、ぜひTEDのプレゼンをご覧ください。
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