バングラデシュや東北被災地を拠点とし、チェンジメーカー輩出を目的としたフィールドワーク事業を行う「GCMP」、アジア6カ国で映像授業を活用した教育支援事業を行なう「e-Education」の2つの団体がタッグを組み、セクターを超えた課題解決にフォーカスした講演&交流会を開催しました!
SPONSERD LINK
テーマは「国際協力」&「ソーシャル・ビジネス」
雑誌・Forbes(フォーブス)が選ぶ「“30人のU30社会起業家 in Asia”」にも選出された三輪開人(e-Education・代表)がキーノートスピーカーとして登場。
「国際協力とは何か」「日本が国際協力する理由」といったテーマについて、参加者と一緒に考えました。
三輪は”日本が国際協力をする理由”は3つあると考えています。
1つ目は人道支援
目の前で苦しい思いをしている人に手を差し伸べるため、緊急事態またはその直後における人命救助や人間の尊厳の維持及び保護のための支援のために国際協力をするのです。
2つ目は相互依存
切っても切れない関係にある途上国との絆を強めるための国際協力です。普段あまり気づかない人も多いですが、途上国と日本の関係は歴史的にも経済的にも相互連関がとても深くなっているのです。
詳しく気になる方は、JICAが提供する「日本・途上国相互依存度調査」をご覧ください。
そして最後の3つ目は復興経験
実は、日本も戦後から1990年代まで海外から支援を受ける側でした。
日本は世界的に珍しい「最貧国から世界トップレベルの経済大国へと復興を遂げた国」。
そんな多くの人から支えられ、復興を遂げたパワーのある日本だからこそ求められている国際協力があるのです。
ソーシャルビジネスの描き方
続けて、ソーシャルビジネスについて具体的な話が紹介されました。e-Educationのフィリピン・ミンダナオ島プロジェクトを例として、普通のビジネスとソーシャルビジネスの違いを「事業の目的」から説明しました。
「B to C」という言葉があるように、通常のビジネスは企業から消費者へという流れで描かれます。
一方、ソーシャルビジネスは企業(B)、消費者(C)の先に社会(S)を設定し、Sから全体をデザインします。
「B to C to S」といった基本モデルに、行政(G)やNGO(N)といった様々なセクターを巻き込んで社会インパクトを最大化させるフレームワークの解説中は特に多くの方が熱心にメモを取っていました。
熱い仲間が語り合う懇親会
そして、イベント後半には参加者有志による活動紹介ピッチも盛り上がり、終始刺激的な会となりました。
普段あまり関わることのない国際協力を志す若者の交流は見ていて熱いものがこみ上げてくるものでした。
美味しい食べ物や飲み物、そして東京の夜景を楽しみながら、参加者同士の交流や、GCMP・e-Education両団体の活動紹介を楽しんでいただけたと思います。
4月17日(日)に第2回を開催!
そして2週連続開催の第2回となる17日のテーマは、「環境問題」×「クロスセクター」!
国内外のさまざまな環境問題の解決のために、行政だけでなくNPOやNGO、企業などがそれぞれの特徴を活かしてアプローチをしています。そこで今回は、実際に国内および開発途上国で環境問題に取り組んでいるゲストをお呼びして、課題解決の最前線に迫るトークセッションを設けます。
国際協力や環境問題に関心ある方はぜひお友達を誘ってご参加ください!
第2回イベント概要
・日時:4月17日(日)17:30~20:30
※入退場自由、当日参加可能
・会場:神楽坂アインスタワー24Fオーナーズサロン
(東京都新宿区神楽坂5-20-5)
・参加費:学生1,000円/社会人2,000円
※軽食・ドリンク(アルコール有)付、定員50名
SPONSERD LINK