トジョウエンジンをいつもご覧いただき、ありがとうございます。
先月書いた「震災から5年。こんな日だからこそ、ぜひ考えて欲しい「途上国」のこと。」には多くの温かいコメントをいただき、記事を書いた私自身、”震災”について改めて考える機会になりました。
そのような中で起こった熊本の大地震。今なお被災地で苦しい生活を送っている方々のことを想うと胸が痛みます。まだ余震が続き、不安な日々を過ごされているかと思いますが、被災地の皆様のご無事を心から願っております。
一昨日バングラデシュから日本に戻り、早速スタッフ全員で話し合って決めた「私たちe-Educationにしかできないこと」についてお伝えいたします。
SPONSERD LINK
熊本地震の緊急支援として、私たちが今できること
私がバングラデシュに渡る直前の4月10日、「セクターを超えた課題解決の最前線を学ぶ」講演&交流会というイベントを開催し、参加いただいた皆様と「世界中の課題をなくすために、私たちに何ができるか」について話し合いました。
そして一週間後に起こった熊本地震。一緒にイベントを主催したGCMP様と話し合い、イベントで集まった収益を震災支援のために活用することを決めました。どのような活動・団体にお金をお送りするかは、東北被災地での活動にも取り組んできたGCMPの方々と相談して決定いたします。
世界各地の地震緊急支援として、私たちが今できること
熊本地震が起こる1日前、私はバングラデシュで大きな地震の揺れを感じました。
震源地はミャンマー。ミャンマー現地スタッフの故郷も地震の被害にあっており、スタッフおよび家族全員の無事を確認できるまでずっと不安な気持ちでした。
さらに熊本地震の直後には南米エクアドルでマグニチュード7.8の大地震が発生し、すでに死者数は600人は超えています。
日本のみならず世界各地で起こっている震災に対して、私たちe-Educationは何ができるのか話し合いましたが、結論は「緊急支援時においては、何もしない」でした。
私たちは緊急支援のプロではありません。何も考えずに現場に向かえば、かえってご迷惑をかけるかもしれません。
それを踏まえ、「今、私たちe-Educationにしかできないこと」をスタッフ全員で考えました。
今、私たちe-Educationにしかできないこと
それは「途上国の復興現場における教育支援」です。
現在、私たちは途上国で教育機会に恵まれない子どもたちに対する教育支援を実施しており、ネパールをはじめとしたアジア6カ国で活動しています。
ネパールでは、ちょうど1年前の4月25日に大地震が発生し、9000人を超える人たちが亡くなりました。国家機能がほとんど停止するほどの災害であり、緊急支援や復興活動は非常に遅れ、今も苦しい生活を続けている人たちがいます。
私たちは今、被災地で過ごす子どもたちに最高の教育を届けるプロジェクトを進めております。
支援対象は「Iron Gate(鉄の門)」と呼ばれる高校卒業試験を控えている高校生。合格率は全国平均で50%と低く、不合格者がショックのあまり自殺するというニュースが毎年のように流れます。このテストで合格できなければ、子どもたちに明るい未来はありません。
ネパール被災地の高校生たちに「希望の授業」を届ける。それが今、私たちe-Educationにしかできないことです。
「世界の果てまで、最高の授業を届ける」
私たちはこのミッションに基づき、世界各地の被災地をはじめ、教育機会に恵まれない子どもたちに教育を届けていきます。
よかったらぜひ応援・ご協力よろしくお願いいたします!
また、これまで途上国各国で一緒に活動してきたNGO・NPOの皆様が、現在熊本で緊急支援に取り組んでいます。よろしければ、ぜひ日本(熊本)と途上国どちらの被災地にも笑顔が戻るよう、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
SPONSERD LINK