こんにちは。e-Education事務局長の薄井です。
私たちは、「世界の果てまで最高の授業を届ける」というミッションのもと、映像授業によって一人でも多くの子どもたちが”最高の授業”を届ける活動を行っています。現在はアジア6カ国において、現地メンバーや多くの協力者とともに、日々課題解決に向けて取り組んでいます。
このたびe-Educationは、実際に活動地を訪れ、教育課題の実態を調査したり、映像授業が活用されている学校を一緒に見てまわるフィールドワークを企画いたしました。
今回の対象国はフィリピン。現在「100年に1度」と称される教育制度改革の真っ只中の国です。活動地であるフィリピンのカミギン島を訪れ、教育の現場を見て、フィリピンの生活を体感することができます。
また、同じ志や問題意識を持った素敵な仲間との出会いもフィールドワークの醍醐味です。「途上国の農村の教育現場を見てみたい」、「教育支援のNGOがどのように活動しているのか学びたい」という思いを持った皆さんとともに、現地で充実した活動ができることを楽しみにしています。
みなさんのご参加を心よりお待ちしております。
※本プログラムは、ミンダナオ島西部の治安状況の変化を受け、開催を中止させていただきます。
SPONSERD LINK
100年に1度の教育改革に取り組むフィリピン
7,000以上の島からなるフィリピン共和国。そのフィリピンが今100年に1度の教育改革に取り組んでいます。
フィリピンは2012年までアジアで唯一小学校~高校まで10年制を導入していました。しかし、他の国は18歳で高校卒業するのに対し、フィリピンは16歳で高校を卒業するのです。これでは、私たちが12年かけて学習する内容をカバーすることができません。
この10年制が壁となり、基礎学力の低さ、海外との学力格差、3T不足(教師・教科書・教室)などが問題となってきました。これらの問題に対処し、国連が掲げる”Education for All”(万人のための教育)を達成させるために、100年に1度の教育改革と言われるK-12(12年制)が導入されました。ついにフィリピンの快進撃が始まったのです。
しかし、その改革からこぼれ落ちてしまっている子どもたちがいることも現実です。私たちはそんな子どもたちを応援するために活動しています。
今回訪れるカミギン島には、家庭の経済状況、学校と家の距離が遠いなどの理由で、進学を諦めざるを得ない状況に追い込まれた子どもたちがいます。
途上国の実態を知り、どうすれば解決に一歩でも近づけることができるのかを、今回のフィールドワークでみなさんと一緒に考えて、アクションを起こしていきたいと思っています。
今年3月に実施いたしましたネパールフィールドワークとは打って変わって、熱帯ならではの大自然がみなさんを待っています。透き通った海の水、壮大な滝、天然の水が湧く自然のプール、物思いにふけたくなるような夕焼け、日本では見れないような満点の星空、あらゆる自然がカミギン島という小さな島には詰まっています。日本とは全く異なる途上国の生活を体験してみませんか。
そして、現地の人のあたたかさもまたカミギン島の大きな魅力です。カミギン島は小さな島で人口も決して多くありません。そのため、島の人はだいたい知り合いというほどです。日本人が大好きで、何か困っている時や一人でいる時は声をかけてくれます。ここ最近で一番島を騒がせた事件を聞けば「チキンが盗まれた(いなくなった)こと」と返ってくるほど、カミギン島は平和な島です。
今回は様々なアクティビティを通して、またカミギン島に戻ってきたくなる、そんな旅を提供いたします。
e-Educationだからこそできる旅
今回のフィールドワークのポイントを3点ご紹介します。e-Educationのフィールドワークだからこそ体験できること、出会える仲間、触れることのできる世界があると思っています!
【1】途上国の教育現場、プロジェクト現場を訪問
2012年から開始したフィリピンミンダナオ島でのe-Educationプロジェクト。現地パートナーや協力してくださった先生方とのディスカッションを行ったり、実際に活用している生徒の様子を見にいきます。孤島で暮らす子どもたちに最高の授業を届けるために何が必要なのか、私たちに何ができるのかを一緒に考えましょう。
【2】途上国の毎日の生活を体験
旅行で訪れてもなかなか経験することが難しい、日本の生活とは全く異なる農村部での生活。日本では当たり前すぎて気が付かないことを考えるきっかけとなるはずです。皆さんもカミギン島に流れるゆったりとした時間の中に身をゆだねてみませんか。
【3】現地の課題やニーズを知り、対話を通して考えを深める
途上国の教育現場を実際に見学し、現地の人と交流することを通して、自分の五感でフィリピンを感じることができます。外部者であるからこそ見えてくるような現地の課題やそれに対するアプローチを現地の人たちと一緒に考えてみませんか。カミギン市長や教育長とも直接話し合う機会を設ける予定です。
くわえて、当フィールドワーク参加者のみなさん同士の交流も大切にしています。自然に囲まれながら、バックグラウンドが異なる方々との対話を通して、参加者同士の仲が深まるだけでなく、改めて自分を見つめ直すことのできる貴重な機会になるはずです。そして、フィールドワークが終わる頃にはかけがえのない仲間になっていることでしょう。
プログラム概要
現地活動期間
2017年8月24日〜2017年9月1日
*途中からの参加や一部日程のみの参加をご希望の方はご相談ください。
活動場所
カミギン島
参加資格
18歳以上
参加費用
プログラム参加費 88,000円 (※早割:5,000円引き)
<プログラム参加費に含まれるもの>
現地での宿泊費・食費・交通費、研修・コーディネート費
<プログラム参加費に含まれないもの>
航空券代(目安:50,000~75,000円)、ビザ申請費、海外旅行保険、各自お土産等の費用
推奨利用フライト
【往路】
バニラエア(JW601)
8月24日(木) 10:30 成田発 → 14:30 セブ着
セブパシフィック航空(DG6693)
8月25日(金) 9:45 セブ発 → 10:30 カミギン島着
【復路】
セブパシフィック航空(DG6694)
9月1日(金) 10:50 カミギン島発 → 11:30 セブ着
バニラエア(JW602)
9月1日(金) 15:30 セブ発 → 21:00 成田着
定員
15名
*定員に達し次第、受付を締め切らせて頂きます。
最少催行人数
8名
申し込み〆切
2017年7月10日
(早割〆切日は6月30日)
スケジュール
※スケジュールは変更の可能性があります。
お申し込み
フィールドワークへのお申し込みは、こちらの申込みフォームからお願いします。
※本プログラムは、ミンダナオ島西部の治安状況の変化を受け、開催を中止させていただきます。
お申し込み後の流れ
申込みフォームをご記入いただいた方には、e-Educationスタッフよりメールにて「プログラム申込書」及び「参加費のお支払い方法のご案内」をお送りいたします。プログラム申込書の提出と参加費のお支払いをもって、申し込み完了となります。
※参加手続き完了後のキャンセルは、現地コーディネートの手配等の都合上、キャンセル料が発生する場合がございますので、ご了承ください。
申し込み完了後、担当スタッフと一度面談の機会を設けさせていただきます。フィールドワークにあたっての諸注意やフライトスケジュールなどについて(遠方の方はスカイプ等を活用して)ご説明させていただきます。
なお、8月5日(土)に参加予定者の皆さまの事前説明会・研修会を予定しております。
本プログラムへの疑問・質問がございましたら、下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:info [at] eedu.jp (担当:薄井)
※上記 [at] の部分を@マークに変えて送信ください。
皆様のお申し込みを心よりお待ちしております!
※本プログラムは、ミンダナオ島西部の治安状況の変化を受け、開催を中止させていただきます。
SPONSERD LINK