カガヤンデオロ市長と集合写真
こんにちは、特例認定NPO法人e-Educationの鈴木です。
猛暑日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
8月8日(木)〜13(火)に「フィリピンフィールドスタディ’19」が開催されました。
今回のフィールドスタディの目的は、参加者がフィリピンの社会課題を改善するための一歩を考えることです。
高校生から社会人まで、幅広い層の参加者の皆さんにフィリピン・カガヤンデオロまでお越しいただきました。
今回は、全6日間の初日の様子を報告させていただきます。
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初日の流れ
- フィリピン料理でランチ
- 現地教育局訪問
- 市長表敬訪問
- 資料館見学
- ウェルカムディナー&文化交流
全員集合!フィリピン料理でランチ
午前10時半頃に、参加者の方々を乗せた飛行機がカガヤンデオロのラギンディガン空港に着陸しました。
その前にマニラで7時間ほどトランジット待ちがあったことを感じさせないほど、これから始まるフィールドスタディに皆ワクワクしています。
その足でカガヤンデオロ市内までバンで向かい、美味しいランチをいただきました。
私も初めてフィリピン料理を頂いたのですが、日本のレストランで食べるような料理の味が少し濃くなったくらいで、とても食べやすかったように思います。
旅のしおりを見ながら流れの説明
カガヤンデオロの現地インターンとして活動している金井から、今回のフィールドスタディを通じたチーム分けの発表もありました。
旅中は基本的にこのチームで移動することになります。
アクロさん抜きにフィリピン事業は語れない、現地教育局を訪問
ランチの後は、カガヤンデオロの教育局を訪問しました。
教育局の中にe-Educationのオフィスも入っています。
ここではアクロさんという教育局に勤務されている方が私たちを出迎えてくれました。
アクロさんは2012年からe-Educationと協働してくださっている方で、元々は社会の先生です。
普段はインターン生の”お父さん”的存在です。
写真右がアクロさん
アクロさんがe-Educationに出会った時は、まだNPO法人にもなっていない任意団体の時で、それから様々な奮闘があり今日を迎えることができています。
日本から来た大学生が単身で、現地局を訪問したとしても、
「なんでこんなに若い人が来るんだ!」
という連絡がアクロさんにいったりすることも。
それでもアクロさんが現地の方と折衝を重ねてくださるおかげで、インターン生も成長することができます。
e-Educationのインターン生の成長にも、アクロさんは本当に尽力してくださっていて、時には厳しいことや難しいこともあるけれど、1年後に帰国する時には逞しく成長しています。
英語で自己紹介!
フィリピン事業の立ち上げ当初に話を遡ると、e-Educationの映像授業をオープンハイスクール(様々な事情により平日の授業に通えない生徒のための週末教室のこと)で導入しようとした時のことです。
当時は、お金もなく、手持ちのカメラでなんとか映像を作っていました。
オープンハイスクールという仕組みをカガヤンデオロに取り入れようとしたのもアクロさんで、最初は28人しかいなかった生徒も、今では約3,000人もの生徒に学習の機会が届けられています。
オープンハイスクールを始めた当初は、
「なんで週末にやるんだ!」
という批判もあり、なかなか取り組みを広げることができませんでした。
しかし日本のe-Educationと協働することで徐々に現地の人の見方も変わり、協力的になってくれたそうです。
今では、日本の企業とカガヤンデオロがいろんな事業を一緒に作るようになりました。
VIP待遇!カガヤンデオロ市長に表敬訪問
続いてカガヤンデオロの市役所を訪問し、市長に表敬訪問させていただきました。
これまでのe-Educationの歴史を振り返っても、こんなにVIP対応してくださるのは初めてとのことです。
お返しにTシャツをプレゼント
お手製の首飾りをプレゼントしてくださったり、一緒に記念撮影もしてくださったりと本当に歓迎してくださっているのが伝わってきました。
そこで終わりかと思いきや、なんと市長直々に”カガヤンデオロ川のラフティング”をプレゼントしてくださいました。
ラフティングの様子も後日、別の記事でご報告させて頂きます!
カガヤンデオロの歴史を学べる、資料館を見学
続いてカガヤンデオロの歴史を伝える資料館を見学しました。
この資料館は、現地のキャピタル大学の中にあります。
案内&展示物の説明をしてくださったのも、キャピタル大学の大学生だった上、e-Educationのチュータープログラムでオープンハイスクールの生徒に教えてくれている大学生でした!
フィリピン人のホスピタリティを節々に感じます。
わざわざ制服に着替え直して、説明してくれたメラニーちゃん
フィリピンに文明が起こる前の農耕民族だった時の土器や神物、植民地時代の写真など、カガヤンデオロの歴史を感じることができました。
初日ラスト!ウェルカムディナー&文化交流
初日の最後は、現地の大学構内でウェルカムディナーを開いてくださいました。
フィリピンの伝統舞踊を間近で見ることができたのは、とても貴重な機会でした。
みんな本気のバンブーダンス
日本勢も負けじと日本文化の紹介をしました。
けん玉や弓道、動物の鳴き声の違いやクイズ大会など、参加者の想い想いの方法で日本文化を披露しました。
最後はみんなで”世界に一つだけの花”を歌ったり、一緒にフィリピンの踊りを踊ったりして、交流を深めることができました。
e-Educationは、「最高の授業を世界の果てまで届ける」を使命に、フィリピンのオープンハイスクールの支援をはじめ、途上国で教育支援の活動をしています。
ぜひ私たちと一緒に、世界の子どもたちを寄付で応援しませんか?
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