金井貴佳子 | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Thu, 21 Nov 2019 00:52:27 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 劣等感から海外で挑戦。7ヶ月で「やりきった」と思えるようになるまでの私の道のり(金井貴佳子) https://eedu.jp/blog/2019/11/04/kanai_7months/ https://eedu.jp/blog/2019/11/04/kanai_7months/#respond Mon, 04 Nov 2019 10:45:13 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=49625 みなさん、こんにちは、e-Educationフィリピンプロジェクトインターンの金井貴佳子です。 2019年4月にフィリピンのミンダナオ島・カガヤンデオロに来て7ヶ月が経ちました。今回の記事では、1年間休学を決意して、実際 […]

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みなさん、こんにちは、e-Educationフィリピンプロジェクトインターンの金井貴佳子です。
2019年4月にフィリピンのミンダナオ島・カガヤンデオロに来て7ヶ月が経ちました。今回の記事では、1年間休学を決意して、実際に飛び込み、7ヶ月経って思ったことや感じたこと、やりがいについてお伝えしたいと思います。

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海外に飛び出した理由

私がそもそもe-Educationのインターンに応募し、1年間休学をしてインターンをしようと思ったのは、「中途半端な自分から抜け出したい」ということでした。はじめはネパール担当として採用され、当時の記事に詳しく書いてあるのですが、大学生になり上京し大学生活を過ごしているうちに、劣等感にかられるようになりました。

周りがキラキラして見えて、それに比べて自分は何も誇れるものがなく、自分に自信が持てなくなったり、やりきったと思えるものも何もなく全部中途半端な自分から抜け出したいという想いが募っていきました。

小学校の時からいつか海外で暮らしてみたいと夢見ていたこともあって、その“いつか”はきっと今だ!と思い、大学2年の6月にインターンを応募し今に至ります。渡航前に掲げたフィリピンでの1年間の私の目標は2つ。「やりきること」と「たくさん挑戦してたくさん失敗すること」。この2つの目標を達成するべく、覚悟を持って日本を飛び出したのが、今から7ヶ月前のことです。

現地に来て最初の仕事、「フィリピンフィールドスタディー’19」

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現地の学校の先生にフィールドスタディーの詳細を伝えている様子

私が、4月に来て、最初に任された仕事は「フィリピンフィールドスタディー’19」の現地側の準備でした。最初はそこまでやる気もなく、周りから「大丈夫?進んでる?」と心配されるほどでした。

自分がやりたくて生まれたプロジェクトではなかったし、5泊6日の大まかな日程こそ決まっていたけれど、割と人ごとで取り掛かっていました。とりあえず、TO DOをこなしていく。そんな始めの2ヶ月でした。しかし、ただTO DOをこなすだけで、ことが進むわけではありません。時に壁にぶつかり、職員の方に相談したり指示を仰ぐことはなんどもありました。

そこで職員の健さんから、「たかちゃんは、どう思うの?現状と問題点だけではなくて、それに対しての解決策もいくつか提案してくれる?」と言われたのです。今となっては当たり前ですが、解決策まで、それも1つだけでなく複数、インターンの私が考えるものだと思っていなかったので、最初は本当に困り果てていました。

しかし、解決策まで考えていると、不思議なこと、自分の意思とか「こうしたい!」、「こうやったらもっと面白くなるのでは!」などなど自分なりの考えが生まれてきました。そして、現地で一緒に考えてくれるe-Educationのパートナーのクリスと話しながら動いているうちに、いつの間にかどんどんフィールドスタディー(以下、FS)に対して愛着が湧いてきました。

FS期間中に訪問したいところの先生にアポを入れ、その先生方と打ち合わせをしていると、イメージの解像度がどんどん上がっていき、その想いはさらに加速していきました。

そして、7月20日、参加者の皆様と、6日間での現地の滞在がより充実したものとなるように、事前にフィリピンやカガヤンデオロについて学ぶ、「事前研修」を行いました。参加者の顔と人となりが分かって、フィリピンやe-Educationに対する想いに触れたことで、参加者の皆様が来るまで、もっといいものにしていこうと主体的に思えるようになりました。

何事も、順調だったわけでもありません。開催の2週間前くらい、訪問する学校の先生と詳細な打ち合わせをしに行って、伝えなきゃいけないことを一通り伝え、帰宅している最中のことです。

その先生から、「さっき話していた日は、祝日だったことに今気づいたわ。祝日だから生徒も誰もいないわ。他の日程に変えてもらえる?」と言われたのです。

祝日ならもっと早く教えてよ!と内心で思いつつ、何故私もフィリピンの祝日カレンダーを確認していなかったんだろうと反省もしました。理想の日程が崩れていき、もう一度考えなおさなければいけない状況になったわけです。

1つスケジュールがずれたり変更しなければいけなくなると、他の日程や他のスケジュールも調整しなければいけません。複数の学校や組織と連携して組んでいるFSだからこその難しさと、でもそれを乗り越えた時のやりがいは一層強く感じられました。

「やりきった」と思えるようになるまで

そして、FSが始まると、これまで現地で準備してきたことが実際に現実になっていきました。

何よりも、参加者の皆様が、現地の子どもたちと楽しそうにいろんな話をしたり質問している姿を見たり、現地の歓迎に応えようとお礼に「ソーラン節」を踊ろう!と提案して全力で踊ってより良い場を一緒につくってくださったり、私が事前に作成したしおりに参加者がたくさんメモをとって書き込んでくださっていたり、そういった一つひとつの光景は、これまでの全てが報われたような気がして、大変なこともあったけれど、ここまで全力でやってきてよかったなと思えた瞬間でした。

FS最終日には、参加者を2つのチームに分け、ここまでの5日間で気づいたことや感じたこと、考えたことをもとに「カガヤンデオロ市の社会的な課題」をテーマにカガヤンデオロ市役所にあるユースチームに向けて、プレゼンテーションを行う場がありました。

2つのチームとも、渾身のプレゼンを準備してくださり、英語に不慣れな参加者もいらっしゃいましたが、そんな方も一生懸命英語のスクリプトを準備して挑んでくださっている姿を見たりして、夜の振り返りミーティングの時間では、本気で6日間を過ごしてくださったことに感謝と感動で涙が溢れてきました。「やりきった!」心から自信を持ってそう言うことができました。

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最終プレゼンの様子

目の前のことをやり続けることで、いつか未来は切り開ける

私のフィリピンインターン生活も残り5ヶ月を切りました。4月に比べれば、できることが随分と増えたように感じます。

7ヶ月間過ごす中で、「なんだかちっともうまくいかないな」そう思わずにはいられない時は何度もありましたし、帰り道、歩いていれば自然と涙が出てくる時もあり、こんな頑張っているはずなのに、なんで認めてくれないんだろう、理解してもらえないんだろう、と不満がひっきり無しに出てくる時もありました。

それでも、フィリピンフィールドスタディーをはじめとした様々なプロジェクトに全力でやっていくうちに、「目の前のことを一生懸命やっていれば、いつか突破できる時が絶対に来る。」そう思えるようになりました。

今でも想定外の問題やトラブルは起こりますが、そういった出来事に対しても、ひとつひとつ逃げずに立ち向かって、乗り越えていく。それを重ねていくうちに、渡航当初、やってみたいなと思いつつ、どう始めていいかわからなかったことも、今では目の前のステップが見えるようになってきました。

その一つが今、様々な理由で週に一度しか学校に通えない人が高校課程の勉強をできるオープンシニアハイスクールプログラム(OSHSP)というクラスの支援に取り組んでいることです。

このクラスでは、「自分の夢やキャリアに対してもっと関心を持ってもらう生徒を一人でも増やしたい」そう思い、ロールモデルのビデオを届けてみたり、奨学金の情報を届けてみたりしています。

1週間に1度しか学校に来るチャンスのない彼らは、平日に通っている通常クラスの生徒に比べて得られる情報が少ないと言うのが現状です。まだまだ、ひよこサイズのプロジェクトではありますが、「夢に終わらず自己実現のために努力する人が増える社会」の一助になれるように、残りの滞在期間を全力で過ごしていきたいと思います。

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海外インターンプロジェクトについて、少しでも興味がある方は、ぜひ、説明会に足を運んでみてください!迷っていても、一歩行動してみることで、やってみたいことやなりたい自分の解像度がぐっと上がって見えてくるはずです。説明会にて、お待ちしております!

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【イベントレポート】4万人の先生不足。途上国の教育格差に挑むNGO〜e-Education 4th Anniversary Event〜 https://eedu.jp/blog/2018/12/31/4th_anniversary_event_report/ https://eedu.jp/blog/2018/12/31/4th_anniversary_event_report/#respond Mon, 31 Dec 2018 00:38:48 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=48476 みなさま、こんにちは、トジョウエンジンを運営している特例認定NPO法人e-Educationインターンの金井です。 今年も残すところあとわずかとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。振り返ってみると、今年の6月に […]

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1812224thアニバーサリー集合写真

みなさま、こんにちは、トジョウエンジンを運営している特例認定NPO法人e-Educationインターンの金井です。

今年も残すところあとわずかとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。振り返ってみると、今年の6月には、特例認定NPO法人として認められ、e-Educationにとって次のフェーズへ歩みを進める一年となりました。

e-Educationは、おかげさまでこの度NPO法人化4周年を迎えることができました。そして、去る12月22日(土)には、e-Educationの毎年恒例の行事となったAnniversary Eventを開催しました。今回は、生憎の天気でしたが、100名近くの方にお越しいただき大盛会となりました。

お越しくださったみなさま、ありがとうございました!今回は、イベントの様子を余すところなく、たっぷりとお伝えいたします!

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イベントの流れ

  1. 第一部:e-Educationの立ち上げから今までの歩み
  2. 第二部:現場で見て感じる活動のリアル
  3. 第三部:現地パートナーからのメッセージ
  4. 第四部:ブースに分かれての交流会

それでは、一つずつ詳しくご紹介します。

【第一部】e-Educationの立ち上げから今までの歩み

はじめに、代表の三輪よりe-Education創立から今までの歩みをお伝えしました。

「先生が足りない」
「教育の質が低い」
「そもそも学校がない」

私たちはこのような途上国の教育問題に「映像授業」という方法で挑んでいます。

「世界の果てまで最高の授業を届ける」というミッションのもと日々活動していますが、今から2年前にバングラデシュでテロ事件が起こりました。日本人8名を含む22名が犠牲となった悲惨なテロでした。たくさんの悲しいニュースが流れてくる中で、特に胸が張り裂けそうになったのは、「実行犯は、優秀な若者だった」という事実です。

「大学に入ることができれば、未来が開ける!」

そう信じて、映像授業を届けてきました。

しかし事件後、自分たちの力不足で起こってしまった事件なのではないかと思わずにはいられなかった代表・三輪は、「自分たちがやっていることは本当に意味のあることなのだろうか」と、e-Educationの活動の意義そのものを疑い、悩む日々が続きました。

そんなドン底な状態でも、三輪を支え続けてくれたのは他でもないバングラデシュの人々です。
e-Educationの教育を受けて、自ら現地の社会課題を解決しようという強い想いを持つ現地の若者たちと再会し、e-Educationの価値を再確認することができました。

e-Educationはただ単に教育の機会を提供するだけでなく、教育を通して「人を育てること」を大切に活動を続けています。

三輪プレゼン

活動への想いを熱く語る代表・三輪

【第二部】現場で見て感じる活動のリアル

第二部では、グローバル事業統括の吉川がモデレーターとなり、フィリピン・ネパール・ミャンマーのカントリーマネージャーである坂井・椎木・古波津の3人がそれぞれの国で感じたことをお伝えしました。

途上国では生まれ育った場所によってその後の学力が大きく左右されます。日本にいると、途上国での格差はどうしても「遠い国の話」として感じます。そこで吉川は、《東京都生まれの人と東京都以外の生まれの人》という例で私たちに問いかけました。

吉川プレゼン

参加者に自分ごととは何かを問いかける吉川

《東京都生まれの人》は、良い教育を受けられて、大学にも行けて、良い仕事に就くことができるけれど、《東京都以外の生まれの人》は、大学にも行けず、良い仕事にもつけず、両親とも一緒に暮らすことができません。

このように、途上国の厳しい教育格差を身近な例に置き換えることで、遠い国の問題をジブンゴトとして見つめ直していただきました。

サイサイ君のエピソードを熱く語る職員の古波津

サイサイくんのエピソードを語る職員の古波津

また、ミャンマー担当の古波津は、サイサイ君という男の子のエピソードを紹介。

サイサイ君は、ミャンマーの首都ヤンゴンからバスで20時間かかるシャン州という地域で出会った学生です。シャン州の学生たちは朝5時に起きて夜11時まで勉強しており、その中でも特に一生懸命勉強している男の子がサイサイ君でした。

「こんなに勉強して、サイサイ君は将来何になりたいの?」
と古波津が聞くと、サイサイ君はこう答えました。

「僕は、将来兵士になりたい。兵士になって家族を守りたい、友達を守りたい、自分のアイデンティティを守りたいんだ。」

e-Educationは子どもたちの夢を叶えるために教育支援の活動をしています。
ですが、この答えを聞いた時、古波津は100%の気持ちではサイサイ君の夢を応援できず、複雑な感情になったと言います。

椎木、坂井も同様に実際に現地で活動するメンバーならではの想いや、現地でしか分からないこと、知りえない実情を職員一人ひとりのエピソードを元にお伝えしました。

様々な教育課題と向き合っている中で、現場にいるからこそ感じられる「確かな変化」や「希望の種」を見つけたり、感じたりすることができます。

参加してくださった方からは
「実際に足を運び、人と関わったからこそでなければ分からないエピソードがたくさんありました」
「本物の、生の声が聞け、感動しました」
といった感想をいただき、数字ではなかなかお伝えできない、教育支援活動のリアルをお伝えできたのではないかともいます。

【第三部】現地パートナーからのメッセージ

第三部では、このイベントのために来日したスペシャルゲスト、パートナー団体BacBon FoundationCEOのマヒンによるトークセッションを行いました。
マヒンは、e-Education創設者の一人であり、彼がどうして一緒に活動を開始したのか、原体験から話してくれました。

バングラデシュパートナーのマヒンと通訳する三輪

バングラデシュパートナーのマヒンと三輪

彼の故郷は、バングラデシュの首都ダッカから船で7時間行ったところに彼の故郷があります。
しかし、彼がダッカ大学(日本でいう東大)に行くためには、故郷から都市部に移動して予備校に通わなければいけない状況でした。もちろんマヒンは一般的な家庭で育ったので、都市部に行って予備校へ行くお金はありません。そこでマヒンの夢を応援しサポートしてくれたのが、彼の弟であるトゥヒンでした。

高校生だったトゥヒンは、兄が大学へ行くお金を稼ぐためにバーレーンへ出稼ぎに行くという決断をしました。マヒンはそんな弟が、「絶対に良い教育を受けられる環境をつくるため」に、そして同じような想いをしているバングラデシュの人のために教育の活動をしようと心に決めました。そんな時に出会ったのが、e-Educationの創業者である税所篤快と三輪開人でした。

e-Education founders

約10年前、e-Education創業者の三輪、マヒン、税所。

現在マヒンは、日本の教育系企業と連携しながら、バングラデシュで使用する動画を作成し、貧しい地域でも動画が見れるようにデータサイズを小さくし、現段階で2,000以上の映像教材を全国の中高生に届けています。

そんな日本をよく知るマヒンですが、2年前のバングラデシュで起こったテロ事件によって、日本の方々がバングラデシュに対して負の感情を抱いているのではないか、という不安を少し抱えながらも来日したそうです。

しかし、会場で温かく迎えてくれた参加者の方々と触れ合い、「たくさんの日本人の方が声をかけてくださって本当に嬉しかった」と彼も喜んでいました。4周年を迎えるこのイベントにマヒンが来日してくれたことは、バングラデシュと日本を繋いでより良い社会を築いていく大きな一歩となりました。

【第四部】ブースに分かれての交流会

交流会の様子

交流会の様子。みなさんの熱気で暑いくらい。

その後、6つのチームに分かれて、職員・インターン生と参加者による交流会が行われました。

「今後e-Educationがどうなっていくのか?」
「都市と地方の教育格差の実態、どこまで何が違って教育格差が生まれているのか?」

参加者から多くの質問をいただき、どのグループでも時間いっぱいに交流が行われました。

参加者の質問に熱心に答えるネパール担当の椎木

参加者の質問に熱心に答えるネパール担当の椎木

「各スタッフ様の活動に対する情熱を感じることができ、私もモチベートされました」
「それぞれの熱意と誇りが伝わりました」
「質問も交えて、各国の状況がよくわかりました」

イベント後のアンケートにはこのような嬉しい言葉が並び、参加者のみなさまにも職員やインターン生の思いが伝播し、共鳴した時間となったのではないかと思います。

また、閉会後も登壇者と参加者の積極的な交流が行われるほどでした。

e-Educationからのお知らせ

交流会の後には、e-Educationから皆様にささやかではありますがクリスマスプレゼントをお渡ししました。

サンタに扮した職員・インターン生がe-Education特製のチロルチョコと職員・インターン生からの直筆のメッセージカードをプレゼントしました。

メッセージカードをじっくりと読んでくださる方や嬉しそうに受け取ってくださる方の笑顔に溢れていて、私たちも嬉しくなりました!

e-Educationからクリスマスプレゼント

サンタに扮したe-Educationメンバーから一足早いクリスマスプレゼント。

そして、広報ファンドレイジング担当職員の水溜より新たな取り組みのひとつとして「ボランティアチーム募集」の告知もしました。

これまでは、途上国やe-Educationの関わり方として、マンスリーサポーターなどの寄付でしか関わる手段がありませんでしたが、寄付ではない形として「ボランティアチーム」という新たな関わり方も開始することにしました。

「自分の寄付したところで何も変わらない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、微力であっても無力ではありません。寄付自体はもちろん、毎月応援してくださる方、支援してくださる方の存在が私たちのパワーとなりモチベーションの源泉となっています。

途上国の子どもたちをボランティアで応援 »

イベントを終えて

e-Educationは、職員やインターンのみならず、興味や関心を持ってくださる多くの方によって支えられているのだと改めて感じました。
本当にありがとうございます。

これからもますます活動を発展させていくためには、皆様からのご支援やご協力が欠かせません。途上国に足を運ぶ機会はなくとも、「寄付」という形で途上国の支援をすることができます。

一人でも多くの方にマンスリーサポーターになっていただければ、次の未来を創る子どもたちを支える教育支援につながります。よかったらこの機会に、ぜひe-Educationの応援・ご協力をお願いいたします!

途上国の子どもたちを寄付で応援 »

あと少しで2019年。

来年もさらなる挑戦ができるよう、職員・インターン生ともども精進していきたいと思います。

これからもよろしくお願いいたします!

eedu円陣

最高の授業を世界の果てまで届ける

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「中途半端な自分から抜け出したい」ネパールと私がつながった瞬間から始まる挑戦 https://eedu.jp/blog/2018/10/17/takakokanai_origin/ https://eedu.jp/blog/2018/10/17/takakokanai_origin/#respond Wed, 17 Oct 2018 04:33:30 +0000 https://eedu.jp/blog/?p=47809 こんにちは!慶應義塾大学総合政策学部2年の金井貴佳子です。私は、来年4月からe-Education海外インターンとしてネパールで活動する予定です。 今回は、なぜ私がe-Educationの海外インターンに挑戦しようと思っ […]

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こんにちは!慶應義塾大学総合政策学部2年の金井貴佳子です。私は、来年4月からe-Education海外インターンとしてネパールで活動する予定です。

今回は、なぜ私がe-Educationの海外インターンに挑戦しようと思ったのかご紹介します。

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e-Educationとの出会い

私が初めてe-Educationと出会ったのは、高校一年生の冬でした。当時私の通っていた高校で、「世界の人たれ講演会」というものがあり、そこでお話しされていたのが同じ高校の卒業生で、e-Education の創業者である税所篤快さんの親友の三好大助さんでした。

当時、私は英語がとても大好きで、海外に興味があったものの、イメージする国は、アメリカやカナダ、イギリスなどのいわゆる先進国でした。社会科の授業で少しは発展途上国を聞いたり学んだりしたことがあっても、正直、そこまで興味はありませんでした。

しかし、その講演会で、バングラデシュのリアルについて聞き、そこで初めて先生不足という現状があることや、農村部は都心部に比べ大学に進学する子どもがとても少ないことを知りました。そして、それを解決するために、e-Educationが映像授業モデルを用いて活動していることを聞きました。

これが、私のe-Education と発展途上国に興味を持ちはじめたきっかけでした。

私の生まれ育った場所、島根

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筆者が通っていた小学校

少し話は変わりますが、私は、生まれてから高校を卒業するまで島根県松江市で過ごしました。

今となってはネタですが、「砂丘のあるところね!」とか「ゲゲゲの鬼太郎ができたところでしょ!」と言われることが多く、「それは鳥取で、島根はその左です!」と何度も訂正するたびに自分の地元に対してネガティブなイメージを持っていました。

高校生になると、課外活動をすることに関心を持ち始めた私は、好きな英語をいろんな人と一緒に学べたらいいなという思いで、「高校生と一緒に学ぶ英語教室」というものを仲間と行いました。

人が集まらなかったり、学業との両立がうまくいかなかったり、何かと大変だったことはありますが、それでも約1年間、たくさんの人の協力を得て、心の底から「やりきった!」と言える経験をすることができました。

ある種の成功体験のおかげで、自信を得て、大学で学びたいことも見つかりました。無事第一志望校の大学に合格した私は、「将来、島根のために役に立てる人間になるぞ!」と志高く上京したのです。

e-Educationとの再会

意気揚々と上京したものの、数ヶ月後には、その思いは見事に打ち砕かれました。周りにいる友人と比べては、劣等感を感じ、何かやりたい!と思っても自分は何がしたいのかわからないし、自信がないうえに失敗することが怖くひたすら安全な場所を求めるようになりました。

例えば、大学の授業で手を挙げれば挑戦できるような環境があっても、「誰も応援してくれなかったらどうしよう」とか、「変な目で見られたらどうしよう」と周りの目ばかり気になるのです。

何より、大学には帰国子女がたくさんいるので、自分の好きだった英語に自信がなくなったのです。想像していた大学生活とはかけ離れた、涙の多い学生生活でした。

大学生活にもようやく慣れてきた2年生、人とは違うことがしたい、違う経験をしたいと思った単純な私は、アフリカに行ってみたいと思い始めました。アフリカンフェスティバルに行ってみたりアフリカに行ったことがある人に話を聞きに行ったり、とにかく情報を集めに動き回りました。

そしてなんと、アフリカに行くために参加していたイベントにe-Education の方たちがいたのです。これが、高校生ぶりのe-Educationとの再会でした。

その後も、アフリカに行こうと準備を進めていた私は、ケニアにある学生のためのITの学校にインターンしようとしていました。アフリカのどこに行くかも何をするのかもだいたい決まりかけあとは親を説得するだけとなった頃、「結局、アフリカに行っても私は何も変わらないのではないか」と思うようになったのです。

アフリカに行ってみたところで新しい経験はできても、それは私が本当に求めているものではないと直感的に感じていたときに、イベントで再会したe-Educationのチラシに目がいったのです。

「中途半端な自分」から抜け出す覚悟

自分を変えたい思いが募ってきて、「中途半端な自分」から抜け出したい思いが日に日に強くなりました。大学でもサークルでもインターンでもどこか他人事で関わっていた私。

できない理由を探し、言い訳を重ね続けた私に、「やりきった」と言える感覚が持てないのは今から考えれば当たり前のことです。

全力で向き合って、壁にもぶつかって、それを乗り越えてこそ心の底から「やりきった」と言えるはず。私にはその経験が必要だ。

そう思い、インターンに応募することを決めました。

応募してからも、自分の嫌なところ、好きになれないところと何度も向き合うことになりました。変わりたいけど、どう変わりたいのか言葉にできず涙することは多々ありました。

それでも、e-Educationの職員の方たちは、全力で向き合ってくださり、何より、インターン生が話を聞いてくれたり、乗り越えるために私の中にあるものと足りないものを教えてくれました。

インターンの応募中は、決して楽しいだけのものではなかったけれど、久しぶりに自分が自分に必死になれた瞬間でした。まだ、自分には変わることができる可能性があるかもしれない。いや、変わることができる。そう信じることができました。

なぜネパールで挑戦するのか

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そして、海外インターンの場所で、フィリピンとネパールの2つの選択肢があった中で、ネパールを選んだのは、ネパールの活動地と私の出身である島根が重なったことにあります。

私は、島根という都市部から比べる田舎の地域で育ちました。それでも、自分が心から楽しめる経験ができたり、ワクワクする瞬間をたくさん味わうことができた小中高時代でした。ネパールでの活動地も、都心からやや離れたところで、より現場に近いところで活動する予定です。

どんな環境でも自信を持って生きていけると伝えたい。そのために全力で向き合ってネパールの子どもたちも先生方も私も一緒に成長したい、そう強く思っています。

行ってみよう、ネパールへ

そして実は、ネパール担当として1年間現地に行きますが、私はまだネパールに行ったことがありません。出会ったことがあるネパール人といえば、近所のインド料理屋さんの店主くらいでしょうか。

それでも、先輩インターン生から聞く現地の話や、長期休みにネパールへ訪れた友人から話を聴くと、「リピートしたくなる国!もう一回行きたい!」という声や「日本とは違う時間が流れているから、ネパールに住んでみたい!」という声を聞き、ますます行きたくなりました。

きっとこのように、友人から旅の話を聞いたり魅力的な景色をテレビで見たりして、行きたい!けど時間がなくて行けない、、、という経験をされたことがある人は少なくないはずです。

なんと、そんな方達にも、まるでネパールに行ったかのような体験ができるチャンスがあります!

ネパールの絶景を!生活風景を!VRで体験することができるクラウドファンディングを始めました!今まで、行きたいと思っていても、時間がなくて行くことができなかった方でも、そんな距離を超えてネパールを旅することができるチャンスです!!

私も、未だ訪れたことのないネパールに、VRで一足先に体験できると思うととてもワクワクします。

皆様の応援なしには、このプロジェクトは実現できません。11月15日まで、約1ヶ月間の挑戦となりますので、どうか最初の一歩のご支援をよろしくお願いいたします。

そして、皆様も途上国のリアルを知る新しいカタチを一緒に創ってみませんか??

ワンダーネパールへ旅をする!ークラウドファンディング挑戦中 »

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