難民 | トジョウエンジン https://eedu.jp/blog 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン Thu, 06 Mar 2025 14:07:47 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.15 3ヵ国を巡りながら社会課題解決に挑む~LAMP第二期募集開始!~ https://eedu.jp/blog/2019/09/29/lamp_2nd_batch_now_open/ https://eedu.jp/blog/2019/09/29/lamp_2nd_batch_now_open/#respond Sun, 29 Sep 2019 08:14:27 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=49385 「問われる情報との付き合い方」、世界で巻き起こる課題にどう対処するか 私たちNPO e-Educationは、途上国の教育課題を解決すべく、バングラデシュ、ミャンマー、フィリピン、ネパールで活動を行っている団体です。 こ […]

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LAMP二期募集

「問われる情報との付き合い方」、世界で巻き起こる課題にどう対処するか

私たちNPO e-Educationは、途上国の教育課題を解決すべく、バングラデシュ、ミャンマー、フィリピン、ネパールで活動を行っている団体です。

これまで各国で教育支援を行ってきた私たちですが、2017年、大好きな活動国であるバングラデシュ、ミャンマー両国をまたいで国際問題に発展したロヒンギャ難民問題が、大きな課題として目の前に立ちはだかりました。

70万人以上の人びとが家を失い、家族を失い、ミャンマーからバングラデシュへ難民として逃れるという異常事態。
高まる両国の緊張感。

そんな中、「若者が絶望ではなく、希望溢れる未来へ」向かってほしい。

そんな願いを込めて、LAMPは始動しました。
LAMPの始まり経緯に関してはこちらの記事も参照ください。

今回は、そんなLAMP第一期の取り組み、そして第二期募集についてお知らせします!

SPONSERD LINK

LAMP一期の取り組み

日本プログラム

LAMP一期は今年2019年2月、日本プログラムから始まりました。
《Learn、Act、Make》をコンセプトに、バングラデシュ、ミャンマー、そして日本からの若き参加者15名は3つのチームに分かれそれぞれ社会起業家からの課題に挑み、解決策を考え抜きました。
最終日には各チームが社会起業家に対してプレゼン、多様なメンバー、そして若者「だからこそ」の視点で起業家の人たちを驚かす提案が出来るまでになっていたのです。

LAMP日本

ミャンマープログラム

4月、ミャンマーでは名著『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の日本語版翻訳者でもある上杉周作さんを講師とし、世界を見る時の「思い込み」を乗り越え、データをもとに世界を正しく見る方法を学ぶ大切さを学びました。
地方の村を訪問、現地NGOや生活する人たちへのヒアリングを通じ、「現場」にとことん向き合う中で課題の本質の理解に努めました。

LAMPミャンマー

バングラデシュプログラム

8月、最後のバングラデシュプログラムでは”Be the Change(あなた自身が変化たれ)”をスローガンに、これまで見てきた社会課題に加え、自分自身の人生に、仲間の人生にどう向き合うのか、に注力をしたプログラムを実施しました。
「自分の人生についてここまで深く振返ったことは初めてでした。自分自身のこれから取り組むべき事も明確に見えてきました」
そう答える参加者たち。プログラムを通じて、自らの心のLAMP(灯)を見つけることで、また一歩、前へ歩み始めたのです。

LAMPバングラデシュ

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募集概要

  • 募集人数:
      日本、バングラデシュ、ミャンマー各国5名程度
  • 対象:
      ~30歳以下
      以下全てのプログラムに参加できる方
  • 渡航スケジュール(予定):
      日本プログラム 2019年12月2週目
      ミャンマープログラム 2020年2月5週目
      バングラデシュプログラム 2020年4月5週目
      ※各国1週間程度
      ※状況に応じスケジュールが変更になる可能性あり
  • 参加費:
      航空券・滞在費、その他プログラム参加にかかる諸経費は無料

プログラム中の主な活動

  • 各国の社会起業家が直面する課題に対し、街・村へ繰り出し調査を実施、解決策を模索する
  • 3ヵ国混合チームで課題解決策のプレゼンテーション
  • 各国の有識者(大学教授、政府関係者、元中央銀行総裁など)と社会課題に対しての対話
  • 社会課題を見てきたうえで、自分自身、チームメイトとの対話セッション(ライフカーブ、ライフミッションなど)

イメージする参加者像

  • 世界で起こっている課題を、色んなバックグラウンド持った仲間と多様な視点を通して考えたい方
  • 自分自身の感じている課題意識を、実践を通して検証したい方
  • パートナーたちと信頼関係を築くための会話(英語)力がある方
  • 自分自身の成長と、仲間の成長を共につくっていきたい想いのある方

募集期間

<選考課題提出期間>
2019年9月29日(日)~2019年10月27日(日)23:59まで
※募集締め切り時間を過ぎてのご応募は選考の対象となりませんので、ご注意ください

選考課題提出後に、通過者の方には面接選考へ進んでいただきます。
結果は順次ご案内し、11月10日(日)までには全選考プロセスが完了予定です。

応募方法

以上の募集要項を確認いただき、ぜひ参加したいと決意して下さった方は、下記の応募フォームにご記入ください。
具体的な選考内容に関してはフォームよりご確認ください。

ご応募は、こちらの応募フォームからお願いします。

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また、お問い合わせについては、件名を下記のようにご記入の上、本文をお書きいただき、info[at]eedu.jpまでご連絡をお願い致します。
※[at]は@に変換して下さい。

件名:【LAMP応募に関して】[お名前(フルネーム)]

選考プロセス

  1. 一次選考(応募フォーム内の質問事項へお答えください)
  2. 二次選考:オンライン面接(書類審査通過者のみ)

応募後の流れ

上記応募フォームから応募(~10月27日)

一次選考の結果、及び面接日程のご連絡(順次)

担当者と面接(10月下旬~順次)

11月10日以降順次面接結果のご連絡

LAMP一期生、報告会の様子

9月29日(日)、東京にてLAMP第一期に参加した日本メンバー5名によるLAMP参加報告会が開催されました。
こちらの様子はe-EducationのFacebook Live配信のアーカイブでもご視聴頂けますので、ご関心のある方はぜひご覧ください。

9月29日(日)LAMP第一期報告会動画
※参加者の報告は47分ごろから始まります

終わりに

LAMP一期の開催を通じて、様々な社会課題の解決に挑む方々、課題に直面する当事者の方たちの対話を通じ、参加者が自国で認識している情報と、当事者から聞く情報の「違い」を感じることで、「何が真実なのか」を探求する機会を設けました。
あるバングラデシュ人の参加者は「正直、何が本当なのかわからない。ミャンマーに来ることも、怖かった。でも、ここに来て、対話を通じて、ぼくが見えていなかった世界を知ることが出来た。ミャンマーの仲間と、一緒に出来ることはまだまだたくさんある。ぼくは、彼らと一緒に平和をつくりたいんだ」、そう語ってくれました。

“BE YOUR OWN LAMP”

社会を取り巻く環境を、現場へ足を運びながら自分には何が出来るのか、実践を通じて考える。
あなたが踏み出そうとしている一歩は、自分自身の道しるべとなり、課題に埋もれてしまっただれかの声の灯となるかもしれません。

興味を持っていただいた方はぜひその想いを応募フォームにぶつけて頂けたら嬉しいです。
たくさんの方からの応募、スタッフ一同心よりお待ちしております!

一緒にLAMPを

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【イベントレポート】「豊かな社会」を問い直す。 ~バングラデシュと繋がるWEB交流会~ https://eedu.jp/blog/2019/08/20/bangladesh_web_interact/ https://eedu.jp/blog/2019/08/20/bangladesh_web_interact/#respond Tue, 20 Aug 2019 08:33:59 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=49178   こんにちは! トジョウエンジンを運営している特例認定NPO法人e-EducationPRインターンの原です。 連日熱中症に関するニュースを多く見聞きします。 こまめな水分補給を心掛けて、体調にはお気をつけてお過ごしく […]

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バングラWEB交流会・集合写真
 
こんにちは!
トジョウエンジンを運営している特例認定NPO法人e-EducationPRインターンの原です。

連日熱中症に関するニュースを多く見聞きします。
こまめな水分補給を心掛けて、体調にはお気をつけてお過ごしください!

7月13日(土)、「『豊かな社会』を問い直す。~バングラデシュと繋がるWEB交流会~」が開催されました。
当日は学生・社会人全8名の方にご参加いただきました。

WEB交流会はe-Educationのイベントとしては初めての開催となりました。

バングラデシュ現地とビデオチャットで繋ぎ、e-Educationの卒業生に登場していただきました。
今回はイベント当日の様子をたっぷりとお届けします!

SPONSERD LINK

WEB交流会当日の流れ

  1. 第一部:アイスブレイク、イベントの導入
  2. 第二部:e-Educationの紹介
  3. 第三部:バングラデシュについての紹介
  4. 第四部:バングラデシュと繋がるWEB交流

【第一部】アイスブレイク、イベントの導入

まずはアイスブレイクとして、参加者の方同士で自己紹介を行っていただきました。

その際、「当イベントに興味を持ったきっかけ」をシェアしていただきました。e-Eudcaionのイベントでは参加者同士の距離が近く、多様なバックグラウンドを持つ方々にご参加いただいているため、交流の輪を広げることもできます。

また今回のWeb交流会のテーマである「豊かさを問い直す」

参加者の皆さん一人ひとりに、「あなたにとって幸せな時間・豊かさ感じる時間とはどんな時ですか?」という問いに対する回答を考えていただきました。

目まぐるしく過ぎていく毎日の中で、人生における自分にとっての豊かさや幸せについて考える時間は多くないと思います。今回のWeb交流会の前後で、自分にとっての幸せや豊かさについて、少しでも新たな発見があれば、と考えています。

【第二部】e-Educationの紹介

第二部では、広報担当の水溜よりe-Educationのこれまでの歩みをご紹介しました。

e-Educationが活動をスタートさせることになる2010年当時、アジア最貧国と言われてたバングラデシュでは4万人もの先生不足が深刻な課題となっていました。

首都のダッカには予備校街があり、良質な教育を受ける機会がある一方で、地方には家に電気がないため夜勉強する際、明かりを求めて街灯の下で勉強する子どもたちが。その姿を現地で目の当たりにしたe-Education代表の三輪。

ダッカ予備校街

首都ダッカの予備校街

暗闇で勉強する子ども

暗闇で勉強する、地方の子どもたち

こうした「都会と地方の教育格差をなくしていきたい」という想いからe-Educationの活動が始まりました。

学生時代、映像授業でおなじみの「東進ハイスクール」で学び、アシスタントとして映像の制作・配信の仕事をサポートしていた三輪。この”映像授業”による学習スタイルは、先生が不足しているバングラデシュにおいても有効なのでは、と考え、東進ハイスクールをモデルとしたDVD授業を用いるに至りました。

そして活動を開始してから半年後、1名の学生がバングラデシュのNo.1国立大学であるダッカ大学に合格しました。このプロジェクトをしている村では、元来30年もの間、ダッカ大学の合格者が出ていませんでした。

9年間で250人以上が難関国立大学に進学

難関国立大学合格者たち

9年間で250人以上が難関国立大学に進学を果たし、活動は順調に見えていました。

しかし2016年、衝撃的な事件が起こりました。

バングラデシュの首都、ダッカで発生したテロ事件です。犯人はなんと優秀な若者たちでした。現地にいた三輪は、

「これまで高校生の近くで背中を押してきた自分は、何もできなかったのか。自分がやってきたことは何だったのだろう。自分のせいだ。」

と考えました。

三輪は活動を休まざるを得ない状況になりました。

しかしながら、そうした状況下で力を与えてくれたのは現地の仲間たちでした。彼らのおかげで再び立ち上がることができ、バングラデシュを拠点に活動を再開しました。現地の大学生を相手にセミナーを開催し、1000人以上と対話をしてきました。

その中で、e-Educationの卒業生であるシャフィという一人の青年に出会いました。

シャフィ

e-Education卒業生・シャフィ

彼は現在大学院に通いながら週1回ほどe-Educationのコーチングセンターを訪れ、「自分たちも社会を変えることが出来る」というメッセージを、e-Educationの現役生徒たちに伝えてくれています。そして彼自身も、バングラデシュが抱える問題に立ち向かい、仲間とともに行動を起こしています。

そんなシャフィの姿をみた三輪は

「シャフィという希望を世界の果てまで届けたいー。」

と話しています。

今後もe-Educationは、学習コンテンツを届けるだけでなく「人を育てる組織」でありたいと考えています。

【第三部】バングラデシュについての紹介

第三部では、バングラデシュ担当職員の猪瀬より、バングラデシュの教育等に関する情報を共有しました。

首都ダッカ

首都ダッカ

バングラデシュは近年経済成長が著しく、首都のダッカでは、インターネットの普及により日常が便利になり、車を所有する人の増加で交通渋滞が目立つようになりました。

しかしひとたび農村部に目を向けると、

「そこは別世界」

と猪瀬は語りました。

農村部

農村部に暮らす人々

農村部家庭訪問キッチン

農村部の家庭のキッチン

首都ダッカとは似ても似つかない景色や生活様式。

昨今急成長をみせているバングラデシュですが、人口の7割は農村部に住んでいるといいます。

課題が山積みの農村部で生活する学生たちは、受験に対して不利な状況にあります。バングラデシュの大学受験では、大学入学試験のスコアだけでなく、SSC(中学課程修了試験)及びHSC(高校課程修了試験)のスコアも加味され、合計点で合否が決定します。

農村部の学生は、先生不足などにより中学・高校時に良質な教育を受けていない傾向にあります。さらに大学受験時には、予備校が近くになかったり、あったとしても多大なコストを要するために通うことができなかったりします。

上記のような背景から、バングラデシュでは都市部と農村部で教育格差が広がっています

【第四部】バングラデシュと繋がるWEB交流会

最後に、今回のイベントのメインである、バングラデシュ現地と繋いでのWEB交流会を行いました。

今回の交流会を引き受けてくれたファリッドは農村部出身でe-Educationの卒業生です。国立ダッカ大学・大学院を卒業し、現在はe-Educationのバングラデシュ現地パ―トナーでもあるBacBonに勤めています。

ファリッド

e-Education卒業生・ファリッド

ファリッドのバックグラウンドが分かるような質問をe-Educationスタッフから投げかけ、その後参加者の皆さんからのご質問に答えていただきました。

まずはe-Educationスタッフからの質問とファリッドの回答を以下でご紹介します。

Q1.自己紹介をお願いします。

ダッカ大学及び大学院を卒業し、現在はBacBon(e-Educaionの現地パートナー)で働いています。
私には6人の兄弟姉妹がおり、父はビジネスマンとして竹や木材で建物を作る仕事に携わっています。母は14年前に亡くなりました。

Q2.e-Educationの生徒になる前の自身の状況を教えていただけますか?

中学校を卒業するまで、将来何をしたいかは特に考えていませんでした。当時はただ生き延びることに必死でした。
しかし高校時代は自分の将来について考えるようになりました。高校卒業後は縫製工場もしくは中東に出稼ぎに行くなどして家族を支える必要があったからです。
高校に入るまでは、ダッカ大学についてはよく知りませんでした。自分の地元や学校からダッカ大学に入学した例が無かったからです。しかし高校在学中に自分の兄がダッカ大学の入試を受けることになり、ダッカ大学に関する情報がいくらか入ってきました。そして、私自身もダッカ大学の入試を受ける決意をしました。
その後、ダッカ大学及び他の国立大学の入試について調べました。その中で2つの課題が出てきました。1つは学力不足、2つ目は予備校に通うためのコストに家計が対応できないことです。学力不足のためにも予備校に通わなければならない状況でしたが、ダッカにある予備校に通うのは多大なコストを要します。こうした状況に、私は失望していました

Q3.e-Educationにはどのようにして出会ったのですか?

当時知り合いであったモハマドさんとお茶をする機会がありました。彼はe-Educationのマネージャーだったのです。彼に入試プランについて聞かれた際、自分の想いを全て打ち明けました。すると彼は、e-Educationの予備校へ通うよう提案してくれました。私はe-Educationの生徒になることを決めました
当初、地方の予備校では満足な学びは得られないと考えていました。しかし実際にe-Educationの予備校に行ってみて、映像授業という新鮮さ、地方でも質の高い学びを無料で得られることに驚きました
e-Educationの生徒として勉強し、ベストを尽くしましたが、ダッカ大学の入試は不合格でした。家計を支えるため、私は縫製工場で働くことになりました。
しかし4か月後、もう一度ダッカ大学受験に挑戦するため、再びe-Educationの予備校に通いました。
そうしてしばらく勉強を続け、見事ダッカ大学に合格しました。

Q4-1.ダッカ大学の学生時、どんなことをしていましたか?

大学時代は勉強だけでなく、社会貢献活動を多々していました。洪水被害にあった方々のための募金活動や、性的暴行・テロに対する抗議に何度も参加しました。さらに、ロヒンギャ難民キャンプへ何度か訪問しロヒンギャ難民の人々のサポートもしています。

ファリッドとの対話

Q4-2.大学時代、e-Educationとはどのような関わりがありましたか?

毎年、e-Educationの生徒たちのモチベーションを上げるためにe-Educationの予備校を尋ねていました。生徒が簡単には理解できない部分をベンガル語で教えたり、どうしたらダッカ大学や他の国立大学に入学するチャンスを掴むことが出来るかどうか、指導したりしていました。

Q4-3.なぜ上記のような活動を自分の地元でしようと思ったのですか?

一人の人間として、自分の社会に対して責任があると考えています。私が助けを必要としていた時、e-Educationをはじめ優しい人々がサポートしてくれました。だから私はこの地を選んだのです。

Q5.高い給料が出る一般企業もあった中で、何故BacBon(e-Educationの現地パートナー)への就職を選んだのですか?

自分たちの社会をより良くしていくためには、教育格差を無くし、より多くの人に教育を届ける必要があると考えています。BacBonはまさにその為に尽力をしている組織です。また、自分が助けを必要としているときに手を差し伸べてくれていたのがBacBonとe-Educationだったため、このような決断をしました。

Q6.もしe-Edcuationと出会っていなかったら、どうなっていたと考えますか?

縫製工場での仕事を続けるか、中東に出稼ぎに行っていたと思います。しかしそれは非常に恐ろしいことなんです。特に中東への出稼ぎに関しては、雇用主から暴力を受ける例が多発しています。女性であればレイプされることもあります。(ファリッドの感覚では)出稼ぎに行った8割もの人々が、お金も希望も失うと言われています。

続いて参加者の皆さんからの質問にも回答していただきました。
以下、その一部をご紹介します。

Q7.次のゴール・これから成し遂げたいことを教えてください。

今後も、手が必要な人々のために働いていきたいです。特に教育フィールドには強く興味があります。社会をより良い方向に変えていくためには、教育が必要だと、自身の経験を通じて実感しているため、教育をより多くの人に届けていきたいです。

Q8.実際に農村部の生活は、変わってきていると感じますか?(変わってきているのであれば)それはどのような変化ですか?

移動手段に関して、以前は徒歩・自転車が目立ちましたが、現在ではバス網が少しずつ発達してきて便利になっていると思います。劇的な変化ではなく、少しずつではありますが発展してきているのを感じています

終わりに

今回初の試みとなった、バングラデシュとのWeb交流会。現地の方と参加者の方が言葉を交わす貴重なイベントとなり、e-Educationスタッフ一同にとっても印象深い時間でした。

e-Educationは今後、1人でも多くの学生に良質な学びを届けるためにさらなる挑戦を続けていきます。そのためには、皆さまの温かいご支援が必要不可欠です。

是非私たちとともに、途上国の子どもたちを応援しませんか?

途上国の子どもたちを寄付で応援 »

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新プロジェクト始動。バングラデシュの若きITエンジニアと一緒に、日本を盛り上げる日を信じて【協力企業募集中】 https://eedu.jp/blog/2018/10/27/new_challenge/ https://eedu.jp/blog/2018/10/27/new_challenge/#respond Sat, 27 Oct 2018 08:36:58 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=47899 みなさん、こんにちは。特例認定NPO法人 e-Education代表の三輪です。私たちは「最高の授業を世界の果てまで届ける」というミッションを掲げ、途上国で教育支援をしています。 2010年、私たちの活動は当時アジア最貧 […]

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New challenge

みなさん、こんにちは。特例認定NPO法人 e-Education代表の三輪です。私たちは「最高の授業を世界の果てまで届ける」というミッションを掲げ、途上国で教育支援をしています。

2010年、私たちの活動は当時アジア最貧国と呼ばれていたバングラデシュで始まりました。農村で暮らす貧しい高校生たちに対して映像教育を提供し、彼らの大学受験を応援してきました。私もお世話になった日本の東進ハイスクールがモデルになっています。

E Education2010

毎日映像授業で必死に勉強する貧しい村の高校生

活動初年度からNo.1国立大学の合格者が誕生し、今では250人以上の貧しい高校生たちが難関国立大学に進学しています。「途上国版ドラゴン桜」と呼ばれるようにもなりました。

そんな私たちが今新しく挑戦しているのが「バングラデシュ若手IT人財向けグローバルリーダー育成事業」です。今回は、新プロジェクト立ち上げの経緯と、私たちのこだわりについてご紹介します。

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真っ暗だからこそ見えた光

私は今バングラデシュを拠点に活動しています。

きっかけは、2年前に起こったバングラデシュのテロ事件。なぜ優秀な若者たちがテロ行為に及んでしまったのか?若者たちが抱えている不安や不満は一体なんなのか?彼らのために今私たちにできることはないか?そんな想いを抱きながらバングラデシュに戻りました。

2years 04

バングラデシュの大学などで講演

若者たちのリアルを知るために20以上の大学を訪ねました。出会った学生は1000人以上。その中にはテロ事件を起こした若者の出身大学もありましたが、絶望なんかありません。希望に溢れていました。

一例として、e-Educationの元生徒であり、大学院生となったシャフィという青年をご紹介します。

彼は高校生の時に父親を亡くし、学費を全てアルバイトを稼ぎながら大学に通っていましたが、ロヒンギャ難民支援の活動や地元の後輩たちに対する学習サポートなど様々な活動を一緒にしています。

この活動の様子は2018年1月に放送されたNHKのドキュメンタリー番組『明日世界が終わるとしても』でも紹介いただきました。現在NHKのWEBサイトでダイジェスト版をご覧いただくことができますので、良かったらぜひご覧ください。

2years 06

若者たちの力が テロではなく未来へ向かうように― | どーがレージ | NHKオンライン

支援される側から支援する側のリーダーへと成長していく過程を間近で見ながら、この国の若者たちの可能性を再確認でき、今まで以上に彼らの夢や挑戦を応援したくなりました。

「真っ暗だからこそ、見える光もある」

前職JICAで働いていた頃、国際協力の先輩たちから教わってきた言葉の意味がようやくわかって来ました。

そんなことを思っていた時、JICAの新しいプロジェクトに関わらないかという相談をいただきました。それが「B-JET(Bangladesh-Japan IT Engineers Training Program)」です。

バングラの若手ITエンジニアに、最高の教育を

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B-JETは、JICAの技術協力プロジェクトの一環として2017年11月より開始した、バングラデシュICT人材向けの日本就職をターゲットとしたトレーニングプログラムです。

日本のIT人材不足は深刻です。一方で、バングラデシュではIT人材は豊富にいるものの就業機会が不足しています。B-JETは、そのような日本とバングラデシュそれぞれが抱えるニーズを埋め合わせるべく発案されて始められました。

B jet012

B-JETWEBサイトより引用

「バングラデシュの若者たちと日本を一緒に盛り上げる」という目標に心から共感し、私はカリキュラムアドバイザーという立場で0からICTアカデミーの立ち上げに関わらせていただきました。バングラデシュの希望を日本に届けるため、これまで培ってきた経験や知識を全て活かしてカリキュラムを組み立てました。

ここから少し長くなりますが、私がこのプログラムのカリキュラムを0から作るにあたって非常にこだわったポイントを3つに絞ってご紹介します。

【こだわり1】失敗を乗り越える強さを

私はバングラデシュで8年近く教育支援に関わってきたのですが、この国で感じた大きな課題の一つが「失敗に弱い」ことです。大きな失敗をする経験が少なく、一度の失敗で崩れてしまう生徒が少なくありません。

これは学校の仕組みも深く関係があります。部活動がないこともあって誰かと競う機会が少なく、テストも間違った回答をすると減点対象になるため、彼らは若いうちから失敗をどうやったら避けられるのか肌で身につけてしまっています。

これを解決するために、B-JETでは失敗するポイントをあえて沢山作りました。

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日本語の授業も一人一人が会話に挑戦(失敗)できるようなクラス作りを

一例として、B-JETでは(当たり前に聞こえるかもしれませんが)時間厳守を徹底しています。無断欠席や遅刻は許さず、できなかった場合は特定の個人に対してではなく生徒全員に対して厳しく注意します。

「なぜ彼が遅刻することを誰も知らなかったのですか?」
「チーム全員が遅刻しないためにはどうしたらいいですか?」

一人の失敗をみんなで共有し、他人の失敗を自分の失敗として受け止め、一緒に解決策を考えられるようになったことで、少しずつ全員失敗に対する耐性がついきました。

授業の終盤では、多くの生徒が企業の面接に挑戦し、中には何度も不採択となった生徒もいましたが、「どうしてダメだったのかみんなで考えよう」と仲間たちと一緒に失敗を乗り越えようとする姿を見て、彼らだったら日本で活躍できると確信できました。

【こだわり2】家族のような絆を

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毎週開催している「チーム・レビュー・クラス」の様子

上のこだわりにも関係しますが、エンジニアのような専門職であっても、仕事は一人で完結せず、チームメンバーとの良い関係が、仕事をスムーズに前に進める鍵です。

もともとバングラデシュは家族想いの国であり、友人との距離も非常に近い国ではありますが、これが大学受験や職業訓練になると、周りがライバルに見えるためか、お互い支え合うようになりません。

これを解決したくて、私は毎週「チーム・レビュー・クラス」という全員参加型のディスカッションクラスを設けました。会議の進め方・議事の取り方・タイムマネジメントなどを教える目的もありましたが、一番の狙いはチームとしての団結力を増やすためでした。

このクラスでは毎回、生徒たちが司会進行やタイムキーパーなどを役割を分担し、議題も毎回生徒主体で決めています。

ある生徒が家族の葬式のために1週間近くクラスを離れてしまった時は「彼女のために、今私たちができることを考えよう」と議論しあい、彼女が授業で追いつけるようノートを取り、仲の良い生徒は毎日電話して少しずつキャッチアップする、など見ていて胸が熱くなりました。

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欠席者に対して、自発的に授業のフォローをおこなう生徒たち

授業の終盤、生徒たち主催で、私たち運営スタッフに対して感謝の気持ちを伝えるパーティが開かれたのですが、その中で「まだ企業から内定が出ていない生徒もいますが、既に内定している人たちがみんなで支え合い、全員で日本に行きたい。私たちはいつまでも家族です」と熱いスピーチをしてくれ、涙が出そうになりました。

家族のように支え合う彼らは、私にとっても家族のような存在であり、彼らと一緒の時間を過ごせて本当に楽しかったです。

【こだわり3】圧倒的な原体験を

そんな家族のような生徒のために、もっとできることはないだろうか?

そこで一つ思いついたのが、私の自慢の仲間や先生を紹介して、彼らの目線や志が一気に上がるような圧倒的な原体験を作ってあげることでした。

ただ、治安が落ち着かない中で「バングラデシュへ来てください!」と招待するのはやはり難しく、しばらく頭を悩ませていたのですが、シリコンバレーでエンジニアとして活躍されて来た友人上杉周作くんと恩師・米倉誠一郎先生がバングラデシュまで来てくれ、無償で特別講義を引き受けていただきました。お二人には本当に感謝しかありません。

お二人ともバングラデシュの若者たちの可能性も感じていただき、Facebookに投稿いただいた感想を見て、彼らが日本を一緒に盛り上げてくれることを確信しました。一部ここでも紹介させていただきます。

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シリコンバレーでエンジニアとして活躍されてきた上杉くん

(上杉くんのB-JET訪問感想)
ちょうどひと月前、国際協力機構(JICA)がダッカに職業訓練校を設立しました。ダッカのトップ校卒のIT技術者に日本語などを学んでもらい、人材が不足している日本の地方企業に仲介するというプログラムです。すでに宮崎県の企業で受け入れがはじまっています。

この職業訓練校で今回少しだけお話させてもらい、バングラデシュの若者の熱量を感じることができました。これから日本の地方を優秀なバングラデシュ人が盛り上げてくれる予感がします。

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一橋大学・名誉教授であり、e-Educationの理事でもある米倉先生

(米倉先生のB-JET訪問感想)
BJETプログラムは三輪開人くんがJICAとともに創り上げたバングラデシュのIT技術者に対する研修プログラム。日本語と日本のビジネスマナーをしっかり教えて、日本企業に送り込むという研修制度です。キラキラした目を持つ彼らが、外国人をそれほど優遇することもない日本を選んでくれたことは本当に嬉しい。外国人技術者の問題は彼らにではなく、日本側が彼らを生かしきることができるかなのです。
日本は彼らのような人材をもっともっと受け入れて、大事な戦力にしなければならないのです。

上杉くん、米倉先生、素晴らしい特別講義と温かいコメント、本当に有難うございました。

B-JETの成果

何もないところから始まったB-JETは、今では定員の100倍以上の応募がある、バングラデシュ最高峰の教育プログラムになりました。

また、B-JET卒業生の多くは日本にあるIT企業、或いはバングラデシュにある日系IT企業に正社員(技能実習生等とは異なり高度IT人材として就労ビザを取得)として採用されています。

B-JETのWEBサイトでは、これまでの応募者数や採用実績が掲載されておりますので、ぜひご確認ください。

第1期生(トレーニング期間2017/11~2018/1)
応募者数1,825名から20名を選抜し、全員修了。
就職先 日本17名(宮崎県、東京都、北海道)、ダッカ2名(1名はダッカにてインターン中)

第2期生(トレーニング期間2018/3~2018/5)
応募者数4,703名から40名を選抜し、38名修了。
就職先 日本25名(東京都、宮崎県、愛知県、高知県、大阪府)、ダッカ4名(9名は就職活動中)
※詳細はB-JETのWEBサイトをご参照ください。

新しい挑戦。B-JETのその先へ

New challenge

B-JETのカリキュラムがいったん完成し、JICAのカリキュラムアドバイザーとしての任期を終えた今、私は新しい挑戦を開始しました。それが「バングラデシュ若手IT人財向けグローバルリーダー育成事業」であり、B-JETの卒業生のうち、未就職者7名に対して追加のトレーニングを提供しています。

卒業生たちへのヒアリングと、B-JET生を採用いただいた(&採用いただけなかった)日系企業の方々へのヒアリングを通じて、採用に至るまでの3つの壁を知ることができました。

  1. エンジニアとしての経験不足
  2. 日本語でのコミュニケーション能力
  3. バングラデシュという国に対する抵抗感

これらの課題を解決するために、私たちは今新しく3つのこだわりを持って特別な教育プログラムを提供しています。

【新しいこだわり1】実践的なコーディングトレーニングを

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現在、就職先の決まっていない生徒の大きな課題の一つがエンジニアとしての経験不足です。未就職者7人のうち4人が昨年大学を卒業したばかりで、就労経験がありません。

そこで、私たちe-EducationBacBon Limitedと業務提携することで、彼らに対して実践的なコーディングトレーニングの機会を提供しています。

BacBon Limitedは、e-Education創業者の一人であるバングラデシュのパートナー・マヒンが2015年に設立した会社であり、映像教材開発の経験や日本とのネットワークを活かして、WEBサービスやモバイルアプリのオフショア開発チームを立ち上げ、これまで国内外の企業数十社からの受託開発実績があります。

そこで現在受託している開発案件のうち、生徒たちの得意とするプログラミング言語をベースにいくつかのチームを作り、経験豊富なエンジニアと一緒に開発経験を積んでいます。

一例として、オーストラリアのハンドメイド家具ECサイト『Nakshi』は、一人の生徒が中心となって開発を進めました。LaravelというPHPのフレームワークを使ってサイトを作り、Stripeという決済APIで支払い機能を実装しています。

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生徒が中心となって作成した『Nakshi』のWEBサイト

このような経験を積み重ねることで、エンジニアとしての経験不足を補うと同時に、自分が作り上げたサービスが社会(顧客)の課題解決に繋がる成功体験に繋がり、彼らがリーダーへと成長していくと信じています。

【新しいこだわり2】アウトプットを中心とした日本語教育を

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自主制作した日本語のYoutube動画についてプレゼンする生徒たち

エンジニアとしての経験不足と同じくらい大きな課題が、(特に面接時における)日本語でのコミュニケーション能力不足です。

私たちに置き換えてみると分かりやすいです。例えば、採用面接が英語であるとして、自分の志望動機や長所を上手く伝えられますでしょうか?ましてや、人と話すことが苦手であった場合、そのハードルが更に高くなることは容易に想像できるでしょう。

そんな課題を解消するために、アウトプットを中心とした日本語教育カリキュラムを鵜澤威夫先生と一緒に作り上げました。

New challenge07

アウトプット中心の日本語教育を進める鵜澤先生

鵜澤先生は以前青年海外協力隊として、バングラデシュで日本語教育をされていた方であり、前職JICA職員としてバングラデシュに駐在していた時にとても感銘を受けた方でした。

生徒たちの自発性や創造性を尊重し、アウトプット中心の日本語教育を実践されていた心から尊敬する先生であり、今回新しい教育プログラムの立ち上げに協力いただきました。

バングラデシュの有名な人について発表する生徒たち

生徒たちと一緒にYoutubeチャンネルを立ち上げて日本語で発信する機会を作り、Facebookグループで動画&音声ベースの課題を出すなど、ユニークな方法で日本語を学ぶ機会を提供し、生徒たちの日本語コミュニケーション能力はどんどん磨かれています。

【新しいこだわり3】日本とバングラデシュを繋げる越境教育を

先ほど紹介したYoutubeチャンネルには現在15本程度の動画がアップロードされており、良かったらぜひこちらの動画をご覧ください。

ダッカ天気予報 第6回(2018年10月17日) DHAKA WEATHER #06 – YouTube

これはバングラデシュの天気を紹介している動画になりますが、こだわっているのは「日本の人たちに、バングラデシュを身近に感じてもらう」ことです。

日本語の授業では、日本について学ぶだけではなく、自分の国(バングラデシュ)について考える、という裏目標を設定しており、日本との違いや共通点を探しながら、バングラデシュの魅力を一緒に探しています。

「バングラデシュという国への抵抗感をどうやったら少なくできるのか?」

これは私もテロ事件以降ずっと悩んできた課題でしたが、鵜澤先生と生徒たちがバングラデシュの魅力を動画にまとめ、それをご覧いただいた日本の方々の温かいコメントを見るたびに、少しだけ日本とバングラデシュの距離が縮まったような気持ちになります。

天気予報動画の作りかた。生徒たちが楽しく取り組んでいる様子をご覧ください。

バングラデシュという国のイメージが湧かないという方は、ぜひともYoutubeチャンネルをご覧ください。そして少しでもバングラデシュのイメージが明るくなったら本当に嬉しいです。

最後に(ご提案)

IMG 1181

今の生徒7人は、倍率100倍という選考を勝ち抜き3ヶ月の厳しい授業を乗り越えたB-JETの卒業生であり、更に追加トレーニング2ヶ月間を通じて大きく成長した自慢の生徒たちです。失敗から多くを学び、チームのことを家族のように大切にする彼らは、きっと日本で活躍してくれると信じています。

もしバングラデシュのITエンジニアを採用したい、という企業の方がいらっしゃいましたらぜひ以下のフォームからぜひご連絡ください。彼らと一緒に会社を、そして日本を盛り上げたいという熱い想いをもった方々に自慢の生徒たちをご紹介できることを楽しみにしています!

フォームから連絡する »

また、直接生徒たちを紹介する機会をぜひ作りたく、11月26日〜12月8日の約2週間、バングラデシュまでお越しいただける方に対して、生徒たちを紹介(マッチング&面接)する機会を提供します。

また直接バングラデシュへ渡航することが難しくても、生徒たちのCV(履歴書)を共有し、オンラインで面接するサポートを無償で提供しますので、少しでもご関心のある方は以下のフォームからぜひご連絡ください。

フォームから連絡する »

基本的な採用までの流れ

フォームからご登録いただいた企業様には、生徒の履歴書や教育プログラムの詳細をご案内いたします。

基本的な採用までの流れは以下の通りで、ご不明な点や質問がございましたら登録フォームの「質問」欄よりお問い合わせください。

【1】求人票(英語版)の提示
会社情報・求めるスキル等を記した求人票をご提出ください(フォーマットはメールでお送りいたします) 頂いた情報・ご要望に基づき、生徒の履歴書をお送りします。

【2】書類選考
履歴書を元に書類選考いただき、次の選考ステップに進めたい候補者をお知らせ下さい。

【3】テスト、面接の実施
技術テストや面接など、独自の方法で選考をお進め下さい。
※11月26日〜12月8日の約2週間限定で、バングラデシュ・ダッカで直接面接する機会もお作りいたします。
※Skype等を通じたオンライン面接も可能であり、書類選考を終えた企業様に順次ご案内いたします。

【4】 内定通知、オファー面談
要件を満たす候補者へ内定通知を連絡いただき、双方合意の上で雇用契約を締結いただきます。

【5】ビザ発行、入社
採用決定後は、採用企業と内定者間でビザ取得手続きを進めていただきます。入社前のフォローアップ等は、各社様のご判断で実施いただいています。

以上、少しでも関心のある企業様はぜひ以下のフォームからお問い合わせください。

「バングラデシュの若きITエンジニアと一緒に、日本を盛り上げたい」

この想いに共感いただける方々からのご連絡、心からお待ちしております!

フォームから連絡する »

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「世界のために自分ができることを見つけたい」ネパールと仙台育英学園高校をつなぐWeb交流始動! https://eedu.jp/blog/2018/07/26/sendaiikuei_nepal_01/ https://eedu.jp/blog/2018/07/26/sendaiikuei_nepal_01/#respond Wed, 25 Jul 2018 23:00:08 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=47598 こんにちは! トジョウエンジン編集部です。今回、トジョウエンジンの運営団体である特例認定NPO法人e-Educationと宮城県にある仙台育英学園高等学校がWeb交流事業という新たな取り組みを始めました! 日本の高校生た […]

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仙台育英×ネパール5

こんにちは!
トジョウエンジン編集部です。今回、トジョウエンジンの運営団体である特例認定NPO法人e-Educationと宮城県にある仙台育英学園高等学校がWeb交流事業という新たな取り組みを始めました!

日本の高校生たちの「自分たちが世界のためにできることを見つけたい」という思いで始まったこのWeb交流。4回に渡ってネパールと仙台育英高校の若者を繋ぐWeb交流事業の第1回目が先日行われました。今回はその様子をお届けします!

SPONSERD LINK

e-Educationが行う「Web交流」とは?

世界には貧困、戦争や紛争、難民、食糧危機など挙げきれないほど多くの問題がありますが、「何かしたいけれど自分にできることがわからない」「日本人の私にもできることはなんだろう」と思ったことがある人は少なくないのではないでしょうか。

今回のe-Education仙台育英学園高等学校が4回に渡って行うWeb交流も、仙台育英高校の生徒からの「自分にできることを見つけたい」という思いで始まりました。

Web交流の目的は、新興国と日本の同年代の生徒がテクノロジーを用いた具体的な交流を通じて“世界のリアル”を肌で感じられるきっかけを提供することです。

思春期に世界とリアルに繋がることは、これからの社会を生きていく若者が世界を身近に感じ、これからの世界でどのように自分が役割を担っていくのかを考える一つのきっかけになるのではないかと考えています。

世界のために自分ができることを見つけたい

そんな想いを語ってくれた仙台育英高校の生徒たち。Web交流が実現するまでに何度もミーティングを重ね、目的を考え、ネパールとのWeb交流の意義を深めてくれました。

仙台育英高校の生徒の皆さんの発案で実現したネパールの子どもたちと繋がるWeb交流は、交流の内容や毎回のゴールの設定なども仙台育英高校の生徒たちが中心に考えてくれています。

そんなWeb交流の第1回目が先月行われました!仙台育英高校の生徒たちに交流にかける想いや、第1回目の交流の様子をレポートしてもらいます!

仙台育英高等学校の生徒からの活動レポート

こんにちは!仙台育英学園高校の佐藤と八島です。

先日6月25日(月)にネパールと初めてのWeb交流を行いました。

私たちは国際バカロレアで学ぶIB(International Baccalaureate)生です。教育プログラムの一貫で、より平和な世界の実現を目指して、自分たちにできることは何かを考え、活動を企画し、実行しています。

育英IB生集合写真

仙台育英学園IB生です!

私たちは、「教育」とは、将来の可能性を広げ、安定した自給力をつけるきっかけになり、多くの人が直面しているそれぞれの問題から抜け出す一つの有効的な手段だと考えます。

私たちにできることは何か?を考える中で、e-Educationの三輪開人さんのプレゼンテーションをネットで見つけ、世界で幅広い教育支援をしているe–Educationの活動に興味をもちました。

春にe-Educationとのコンタクトを取り始め、三ヶ月の話し合いを経て、ネパールとの交流が決定しました!

テーマはお互いに「当たり前が当たり前でないことに気づく」こと。そして目的は「ネパール学生の勉強に対するモチベーションをあげる」こと。

このテーマを元に、異文化の興味深さや、奥深さを見つめ、理解を深め、視野を広げることを目標としました。実際には、4回のWeb交流で日本やネパール、中国、ウガンダの4つの文化の共有を行い、目標を達成することを目指します。

第一回ネパールとのWeb交流

仙台育英×ネパール1

好きなタイプを英語で説明中

第一回のコンテンツは、自己紹介とレクリエーション。また、簡単に疑問に思っていることを共有して、話し合いました。

最も印象的だったのは、ネパールの生徒がみんな笑顔で「ナマステ〜」と言って自己紹介をしてくれたことでした。初めてのWeb交流でしたが、六年生、中学一年生と仙台育英IB生で和やかに終始笑顔が絶えない時間でした。

仙台育英×ネパール2

終始にぎやかなネパールの子たち

そして、交流をしている間ずっと変なことをしている子もいてとても楽しい時間でした。

最初に自己紹介をし、次に日本の俳優では誰が一番かっこいいか、可愛いかを日本側とネパール側同時に行い、見せ合いました。見事にどちらの国も同じ俳優を選んでいて、それがとても楽しかったし、好みが合って嬉しかったです。

今回の交流では違いはあまり見つけれませんでしたが、みんなで楽しみながら交流を行うことができました。

交流後にはネパールの学生が英語で感想を書いてくれました。
仙台育英×ネパールアンケート

「日本人は皆さん美しい」に仙台ではニヤニヤ。

これから後3回に渡ってWeb交流を行いますが、最初に立てた「当たり前が当たり前ではないこと」に気づくことを通して日本人の私たちも、ネパール人の彼らにも意味のある交流をしていきたいと思っています。

これからのWeb交流

仙台育英×ネパール6

笑顔いっぱいのネパールの生徒たち

日本側でも、ネパール側でも好評だった初回のWeb交流。

今回は自己紹介や軽いレクリエーションが中心でしたが、今後の3回のWeb交流では、「自分にできることは何か」を見つけるため、より深い異文化理解や交流ができるようなコンテンツを実施していきたいと思っています。

トジョウエンジンでは4回に渡るWeb交流を今後も発信していきます。
参加した生徒の声や、実施校の先生たちの声、サポートをしているe-Educationのインターン生の思いなども発信していきますのでお楽しみに!

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テロ事件から2年。生き残った私が、バングラデシュに戻った理由と、挑戦する中で見つけた希望(e-Education 三輪 開人) https://eedu.jp/blog/2018/07/01/2years/ https://eedu.jp/blog/2018/07/01/2years/#respond Sun, 01 Jul 2018 10:07:37 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=47475 「どうして、私は生き残ったんだろう?」 ダッカのテロ事件が発生してから3日後の7月4日。多くの警察が見守る中、バングラデシュの国際空港の出国ゲートを抜ける直前、少しだけ足が止まりました。 「本当に、日本に帰っていいのだろ […]

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「どうして、私は生き残ったんだろう?」

ダッカのテロ事件が発生してから3日後の7月4日。多くの警察が見守る中、バングラデシュの国際空港の出国ゲートを抜ける直前、少しだけ足が止まりました。

「本当に、日本に帰っていいのだろうか?」

まだバングラデシュでやることがあるんじゃないのか。今帰ってしまったら、二度と戻ってこれなくなるんじゃないか。

そんな不安を抱えながら日本へ帰国したのはもう二年前。

社会人になって時の流れはどんどん早くなり、気がつけば一年が過ぎていく中、この二年間はこれまでの人生で最も長く感じた時間でした。

朝起きては同じ問いを繰り返す毎日。

「どうやったら、バングラデシュの若者が、テロではなく未来に向かうのか」

あれから2年。私がバングラデシュに戻ってきた理由と、挑戦する中で見つけた希望をお伝えします。

SPONSERD LINK

バングラデシュとの出会い

E Education top

みなさん、こんにちは。特例認定NPO法人 e-Education代表の三輪です。私たちは「最高の授業を世界の果てまで届ける」というミッションを掲げ、途上国で教育支援をしています。

e-Educationの始まりは、2010年に訪れたバングラデシュ。当時まだ大学生だった私は株式会社マザーハウスのインターンとして現地の工場で働いていました。

その時、バングラデシュで出会った大学生が税所篤快。彼は貧しい人たちのための銀行「グラミン銀行」のインターンであり、友人の紹介で彼に会いにいきました。

「この国の教育格差を、ICTの力で壊したいんです!」

出会って数分で、彼は熱い想いとユニークなアイデアを共有してくれました。貧しくて塾に行けない農村部の高校生たちに、都市部の有名な予備校講師の授業を、映像にして届けることで、彼らの大学受験を応援する。

「東進ハイスクールのモデルで、この国の教育を変えたいんです!」

元東進生だった私にとって、彼のアイデアは革命的でした。ぜひ協力させて欲しいと頼み込み、翌日一緒にダッカ大学で聞き込み調査を開始しました。これがe-Educationの始まりです。

そこからは激動の毎日。有名な予備校講師を探し回り、映像授業の撮影を開始。完成した動画は寄付でいただいたパソコンと一緒に、毎晩遅くまで受験勉強を続ける貧しい高校生たちの元へ届けました。

E Education2010

毎日必死に勉強する村の高校生たち

そして半年後の大学受験で小さな奇跡が起きます。生徒の一人が、バングラデシュNo.1国立大学であるダッカ大学に合格し、私たちの活動は「途上国版ドラゴン桜」と呼ばれるようになりました。

e-Educationの活動は世界各地へ広がり、バングラデシュでは2015年までに150人以上の貧しい高校生たちが、学費が非常に低い難関国立大学へ進学し、バングラデシュの教育大臣からも高い評価をいただきました。

「私たちは、バングラデシュの若者たちの人生を変えることができた」

大学に進学した生徒たちや、その親族から感謝の言葉をもらうたびに、私たちは少しずつ自分たちの活動に誇りを持てるようになりました。

ただ、その誇りは、2016年7月1日に大きく崩れました。

「自分のせいだ」

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「開人、今どこにいる!?」
「ホテルにいるなら絶対外に出るな!絶対だぞ!!」

2016年7月1日の夜9時、バングラデシュの仲間たちから突然電話がありました。彼らは震えた声で話を続けます。

私の宿泊先からそう遠くないレストランでテロ事件があったこと。犯人たちは爆弾や銃を持っており人質を取って立てこもったこと。外国人を狙った事件である可能性が高く、絶対ホテルから外に出るべきではないこと。

衝撃の出来事でした。私は彼らからのアドバイスと日本大使館の指示に従い、翌日も翌々日もホテルから出ませんでした。部屋のカーテンを閉め、暗闇の中で時間が流れるのを待ちました。

ニュースを見るたびに不安な気持ちは増えていくばかり。日本人が巻き込まれてしまったこと、その中には知り合いがいたこと。そして、犯人が優秀な若者だったことを知った時、心が壊れる音がしました。

「自分のせいだ」

なぜ一番近い場所で支援していたはずの私たちが彼らの悩みを受け止めてあげられなかったのか。自分たちの力がもっとあれば、防げた事件だったのではないか。私たちの活動は、間違っていたんじゃないか。

バングラデシュから日本へ無事に帰国しても悩みは消えず、悔しさや無力感は日に日に増していき、気がつけば鬱病になり、仕事ができない状態になりました。

もう一度、大好きな場所で働きたい

「これから1ヶ月、絶対仕事をしないでください」

体調が少しだけ回復して職場に戻った2016年の8月。まだ思うように身体が動かず、これ以上みんなに迷惑をかけたくなく、代表を降りようとしていたところ、職員全員から「1ヶ月休職命令」を受けました。

1ヶ月という長いお休みをもらって、自分の深い部分と向き合った結果、バングラデシュを拠点にするという決断をすることができました。休みを作ってくれ、私の背中を押してくれたみんなには本当に感謝しかありません。

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背中を押してくれたe-Educationの職員たち(左から薄井、吉川、三輪、中野、古波津)

「バングラデシュの若者の可能性を信じたい。私のことを信じてくれる仲間たちの応援に応えたい」

想いが固まると自然と力が湧いて来て、福岡で開催されたイベントICC カタパルト・グランプリでは、かつてないほど気持ちを込めてプレゼンすることができました。よかったらぜひご覧いただけると幸いです。

大絶賛された感動のプレゼンテーション「e-Education」 (ICC FUKUOKA 2017 カタパルト・グランプリ) – YouTube

ICCでお会いした方々、e-Educationの活動を支えてくれた方々から背中を教えてもらい、私は2017年5月からバングラデシュを拠点に活動することを決意しました。

もう一度、大好きな場所で働くことを決めたのです。

【あの時応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました!】

明日世界が終わるとしても

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「バングラデシュで活動してきたことは、本当に間違っていなかったのか?」

テロ事件以降ずっと続くこの悩みの答えを知りたくて、私は全国各地の大学を直接見て回りました。アメリカの経済誌『Forbes』が選ぶ30 Under 30 2016 Asia(アジアを牽引する若手社会起業家30人)に選ばれたこともあって、大学で講義を持たせてもらえるようにもなりました。

20以上の大学を訪ね、出会った学生は1000人以上。その中にはテロ事件を起こした若者の出身大学もありましたが、絶望なんかありません。希望に溢れていました。

ここで一人、紹介したい若者がいます。e-Educationの元生徒であり、大学院生となったシャフィという青年です。

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写真中央に移る青年がシャフィです

高校生の頃に父親を亡くした彼は、大学に通いながらアルバイトをして家族に仕送りをする生活を続けていました。そんな彼を応援したくてe-Educationから奨学金を送ろうとすると、「無料では受け取れません」と言って、彼は地元の高校生たちの受験勉強をサポートしてくれるようになりました。

これが私たちの手がける「奨学金&インターンシップ制度」の原型であり、大学生になったe-Educationの元生徒たちが、奨学金を受け取りながら、地元の中高生の学習をサポートするプログラムが始まりました。

そして2017年9月。ロヒンギャ難民問題(隣国ミャンマーから70万人以上の人たちがバングラデシュへ避難してきました)を目の当たりにし、シャフィたちは動き出します。

「彼ら(ロヒンギャの人たち)のために、今できる限りのことをしたい」

e-Educationの元生徒たちが大学を超えて連携しあい、ロヒンギャ難民支援プロジェクトが立ち上がりました。彼らの勇気ある行動は、私を含めたくさんの人たちを巻き込み、最終的には2万人を超える人たちに食料を届ける大きな活動となりました。

この活動の様子は2018年1月に放送されたNHKのドキュメンタリー番組『明日世界が終わるとしても』でも紹介いただきました。現在NHKのWEBサイトでダイジェスト版をご覧いただくことができますので、良かったらぜひご覧ください。

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若者たちの力が テロではなく未来へ向かうように― | どーがレージ | NHKオンライン

「ああ、この国を変える主人公ってこんなにもたくさんいるのかと。自分の頑張ってきた意味、テロ事件からずっと考えてきた意味って、やっぱりここにあったのかな」

NHKの取材を通じて、バングラデシュに戻ってきた理由、挑戦する理由を改めて考え直しましたが、その答えはe-Educationの元生徒たちが教えてくれました。

彼らこそバングラデシュの希望であり、明日世界が終わるとしても、私は彼らのような若者の可能性を開いていきたいです。

【番組をご覧いただいた皆さん、本当にありがとうございます!】

シャフィのような希望を、国の果てまで

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先月6月、e-Educationの映像授業を受講しにきた新しい生徒たちに向けて、シャフィをはじめとした大学生・大学院たちから激励のメッセージを送ってもらいました。

地元から難関国立大学に進学したロールモデルとなる先輩たちに出会い、目の色を輝かせる高校生たち。No.1国立大学に進学した元生徒たち3人からのメッセージが終わり、最後にシャフィの順番がやってきました。

「最初に断っておくと、私はダッカ大学生ではありません。ダッカ大学の試験には合格できず、私はジョゴンナ大学(難関国立大学の一つ)に進学しました。だから、私は受験に失敗したと言えるかもしれません」

聞いている生徒たちの表情が固っていく中、シャフィは話を続けます。

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「でも、これからの人生は入試の結果で決まるわけではありません。失敗は私の財産であり、受験勉強に打ち込んだ毎日が今の私の支えになっています」

彼は自身が非常に貧しい家庭で育ったこと、そのためにいじめにあったこと、父親が高校生の時に亡くなったこと、それでも大学進学を諦めなかったことを伝え、最後にこう締めくくりました。

「私は自分が貧しく、弱者であることを誇りに思います。弱い人たちの痛みや苦しさがわかるからこそ、私は未来を、社会を、この手で変えることができる、そう信じています」

シャフィのスピーチを聴きながら、バングラデシュに帰ってきてよかったと心から思いました。

テロ事件から2年。まだ完全に治安が落ち着いたとはいえず、バングラデシュ全土が危険度レベル2の状態(出典:外務省の海外安全ホームページ)であり、テロに対する特別警戒は「継続中」です。

今年はさらに来年2019年1月〜2月に控える国政選挙の影響もあって、外務省の定める危険度がすぐに下がるとは思えません。

ただ、それでも私がバングラデシュで見ているものは若い「希望」であり、この希望をバングラデシュの果てまで届けられるよう、今できることを一つ一つ積み重ねていこうと思います。

皆さまへお願い

最後に。この記事を読んでいただいた皆さまへ、大切お願いが3つあります。

お時間の許す範囲で構わないので、ぜひお願いを聞いていただけたら本当に嬉しいです。

30秒をください

2年前の今日。7月1日に亡くなった日本人の方が7名いらっしゃいます。

岡村誠さん、酒井夕子さん、下平瑠衣さん、黒崎信博さん、田中宏さん、橋本秀樹さん、小笠原公洋さん。

男性も女性もいらっしゃいました。20代の方から80代の方までいらっしゃいました。そして全員が国際協力の分野で活躍され、バングラデシュの発展に貢献されている方でした。

そんな彼らのことを、30秒でもいいので、ぜひお一人お一人の名前に触れながら、想っていただければ幸いです。

3分間をください

私は、昨年からバングラデシュを拠点に活動し、この記事でも紹介したバングラデシュの「希望」を日本の方々にお届けしようと思って発信してきましたが、まだまだ力が足りません。

個人的な印象ですが、今もバングラデシュのイメージは悪い状態が続いており、今日の報道でまたイメージが悪くなるかもしれません。

それでも、私は私がこの目で見てきたバングラデシュの希望を信じたく、ぜひ皆さんの力を貸していただきたいです。

この記事や、記事中の動画をご覧いただき、もしバングラデシュのイメージが少しでも明るくなったのであれば、ぜひFacebookやTwitterなどSNSでシェアいただけないでしょうか?

皆さんの言葉には力があります。それは日本国内のイメージを変えるだけでなく、バングラデシュで挑戦を続ける若者たちの支えにもなるんです。

皆さんからのコメントは、私が現地の若者たちに一つ一つお届けしますので、良かったらぜひ皆さんの「声」をください。

5分間をください

2years 09

私には、今どうしてもやりたいことがあります。

それはシャフィのような希望あふれる若者を、バングラデシュ中に増やすことです。

バングラデシュには全国64の県があり、その大半がまだ農村地帯です。そんな地方に希望の光を灯したい。シャフィのようなロールモデルをもっともっと増やし、全国の中学生や高校生たちが希望を持って未来を切り開いていく流れを一秒でも早く作りたい。

そう想って今、記事中でも紹介した奨学金制度の拡充を進めており、2020年までに100人の大学生の挑戦を、想いある奨学金の力で応援しようと計画しています。

1人あたりの奨学金は年間約7万円。これだけあれば、夜通しでアルバイトをしながら大学に行く必要はなくなり、地元や他の地方の高校生たちをサポートする挑戦もできるようになります。

毎月1,000円寄付してくださる方が6人いらっしゃれば、もしくは毎月3,000円寄付してくださる方が2人いらっしゃれば、シャフィのような大学生たちの挑戦を応援することができます。

想いの詰まったお金が彼らに届くことで、日本とバングラデシュの結びつきが強くなり、それがテロのない未来に繋がると心から信じています。

もし共感いただける方は、ぜひ以下のページから私たちe-Educationの活動を応援をよろしくお願いいたします。

e-Educationの活動を応援する »

最後の最後に

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先日、年に一度のe-Education活動報告会’18に登壇したところ、昔からお世話になったいている方からこんな嬉しい言葉をいただきました。

「今までで、一番良い笑顔をしていましたよ」

毎年お会いしている方が言うのですから、きっとそうなのでしょう。

ただ、あまり自覚がなかったので、改めてバングラデシュに拠点を移してから撮った写真を振り返ってみると、なるほど、確かに楽しそうに笑う写真がいっぱいありました。

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親友マヒンの愛娘と一緒に

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ロヒンギャ難民キャンプにて

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はじめての社員旅行(ピクニック)

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毎年恒例のイフタール(ラマダン明けの軽食)パーティー

バングラデシュでの生活はもちろん上手くいくことばかりではありません。というか、ほとんど上手くいきません。

それでも、こうやって笑うことができるのは、バングラデシュのチームメンバー、その先にいる生徒たち、いつも私を支えてくれるe-Educationの仲間たち、そして支援者みなさんのおかげです。

全ての人たちに心から感謝しつつ、バングラデシュの仲間たちと一緒に、できることを一つ一つ積み重ねていきます。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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最高の仲間たちと一緒に、これからも頑張ります!

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【ファンドレイジング大会in New Orleansレポート】インパクトを生み出せ!アメリカから2018年のファンドレイジング最新トピックをご紹介します! https://eedu.jp/blog/2018/05/08/event_report_fundraising_1/ https://eedu.jp/blog/2018/05/08/event_report_fundraising_1/#respond Mon, 07 May 2018 23:00:35 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=47015 AFP International Fundraising Conferenceのパンフレット こんにちは!e-Education元国内インターンのSaoriです。シアトルに留学中の私は、4月15日から4月17日にニュー […]

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AFP International Fundraising Conferenceのパンフレット

こんにちは!e-Education元国内インターンのSaoriです。シアトルに留学中の私は、4月15日から4月17日にニューオーリンズで開催されたAFP International Fundraising Conferenceに参加してきました。今回はその中で私が参加してきたセッションについてレポートします!

SPONSERD LINK

AFP International Fundraising Conferenceとは?

ファンドレイズという言葉を聞いたことはありますか?
非営利団体が、活動のための資金を個人、法人、政府などから集めることを指します。AFP International Fundraising Conferenceとは、世界中から4000人のファンドレイザーたちが集まり、150以上のセッションを通してファンドレイジングについて学ぶための国際会議です。

毎年春に開催されるこの国際会議ですが、今年の会場はニューオーリンズ。2005年にハリケーンカトリーナによる大災害を経験したニューオーリンズは、そこから見事に復興し、今では数多くのNPOや起業家が生まれる街となりました。そんなニューオーリンズで、”Resilience & Impact(逆境を乗り越える力とインパクト)”をテーマに開催された2018年のファンドレイジング大会の様子を皆さんにお伝えします!

2018年ファンドレイジング界のトレンドは?

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会場入り口

AFP International Fundraising Conferenceでは、以下の9つのテーマに基づいた150以上のセッションが3日間で行われました。

  • Securing the Gift
  • Donor Research
  • Relationship Building
  • Ethics, Accountability & Professionalism
  • Leadership & Management
  • Trends & Innovation
  • Volunteer Involvement
  • Rebels, Renegades, & Pioneers

この記事では、私が今回注目したRelationship BuildingTrends & Innovationのテーマの中から3つのセッションについて詳しくご紹介します!

The innovation imperative

このセッションでは、デジタルファンドレイジングにおける最新のイノベーション事例について学ぶことができました。以下、紹介された3つの事例をご紹介します!

1. American Red Cross

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American Red Crossウェブサイトより

American Red Cross(アメリカ赤十字)には、600,000ダウンロードをされた献血アプリがあります。このアプリによって、献血したい日時と一番近くにある献血できる場所を選んで、手軽に献血ができるようになっています。また、自分の献血がどこでどのように使われたのかという結果も知ることができます。

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アプリの画面

「自分の献血は本当に役に立っているのかな?」と気になる人の気持ちに寄り添った工夫をすることで、献血しようと思う人を増やすことができます。手軽で便利、そして献血者の一人一人に対応したイノベーション事例でした。

2. Amnesty International

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Amnesty Internationalウェブサイトより

世界最大の国際人権NGOのAmnesty Internationalでは現在、市民が生み出すデータの活用を積極的に行っています。今までオンライン上で行われていた人権擁護活動は、SNSで情報をシェアすることや、寄付をすることでした。しかし、新しいテクノロジーの力を使って、多くの人々を巻き込んでデータを集め、それらのデータを分析すること(=”Wisdom of Crowds”) で問題の実態を明らかにできるようになっています。

“Wisdom of Crowds”の活用事例として、2014年4月に起きたネパールでの震災があります。ネパールでは道路の整備が不十分で、完全な地図がないために物資の支援が困難な状況でした。しかし、インターネットを使うボランティアのおかげで、たった48時間のうちにその困難な状況を打破することができました。

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当時リアルタイムのネパールでのマッピングの様子

驚くべきことに、この活動に協力したボランティアの70%はマッピングを初めて経験した人たちでした。ネパールの人たちの力になりたい、という多くの人々の思いが、テクノロジーを活用することで大きなインパクトを生み出すという事例でした。

3. Tap to give

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Good boxウェブサイトより

こちらはイギリスのGood boxが開発したTap to give というシステムです。ますますキャッシュレスな社会になっていく中で、NPOに対して人々が気軽に簡単に寄付できるように、という目的で作られました。クレジットカードをかざすだけで寄付できるので、イベント時などに使いやすそうですね!

Relationship fundraising3.0

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セッションの様子

このセッションでは、NPOが支援者とどのように関係を構築していくべきかというテーマについて、様々な具体例や研究結果を示しながら学ぶことができました。

まず、”Transactional”と”Relational”という言葉を使って、2つの概念を比較しました。”Transactional”の考え方では、金額(Single Sales)に注目し、投資コストに対する即時的な利益(immediate ROI)を指標とし、短期的(short term)に考え、支払われた値段(purchase)を重視しています。

一方で”Relational”の考え方では、顧客(寄付者)との関係性を維持すること(customer retention)に注目し、支援者が現在だけでなく将来もたらしてくれる価値(Lifetime value)を指標とし、長期的(long term)に考え、関係性(relationship)を重視しています。

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Relationship fundraising3.0で使用されたスライド

※今回のイベントで使用されたスライドは全てこちらからアクセスすることができます。

「コミュニケーションをデザインする」という点が、”Transactional”と比較した時の”Relational”の大きな違いです。支援してくれた方がどれくらい満足したのかを測ることが、支援者との関係性を続けていく上で重要だということでした。

また、支援者が求めているものは満足感だけではなく、団体とのつながり、自身のモチベーション、道徳心、自主性など、人によってそれぞれ異なる多くの要因があります。それらの心理的な要因が”寄付”という一つの行為に結びつくまでの過程は様々で、一人一人の人間関係があるように、団体と支援者の関係性もそれぞれ違って当たり前なんだ、という新たな気付きを得ることができました。

寄付という行為は一見ただのお金のやり取りに見えるかもしれませんが、機械的な作業として捉えるのではなく、NPOにとっても寄付する個人にとっても特別な、1つの人間関係の形なんだと感じました。

Fundraising: Challenges and Opportunities in a changing world

このセッションでは、非営利セクターに限らず産業界全体から見たファンドレイジングのトレンドを知ることができました。数多くの事例があったのですが、ここではVR, ビットコイン、Tech企業という3つの切り口からご紹介します。

VRを使ったファンドレイジング

1. UNICEF

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United Nation Virtual Realityウェブサイトより

UNICEFは、ヨルダンのZa’atri Refugee Campの様子をVRを使って人々に伝えています。この難民キャンプにはシリアから逃れてきた80,000人を超える難民が住んでいます。VRの映像を通して、2013年の夏にここに住んでいた12歳の女の子の視点から、彼女の学校やテントの中で生活する様子をリアルに体験することができます。

このVRの映像は2015年にダボスで開催された世界経済フォーラムで初めて公開されてから現在まで、15以上の言語に翻訳され、40カ国以上で人々に体験されています。VRを使うことで、通常のファンドレイジングの2倍以上の効果があるということです。

2. WWF

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showcase of fundraising innovation and inspirationウェブサイトより

イギリスのWWFは、野生のトラの絶滅危機に対する人々の関心を得るためにショッピングモールでVRを使ったキャンペーンを行いました。

野生のトラに近づくことは危険が伴うために、野生のトラの絶滅危機という事実を人々の心に訴えることが難しいという課題がありました。また、WWFは対面のファンドレイズに対する人々のネガティブなイメージを払拭したいという考えもありました。

そこで、Tiger Experienceという360度の仮想空間を体験できるVRキャンペーンを行うことでこれらの課題を解決し、1日のキャンペーンで5000人に体験してもらい16人の新しい支援者が生まれました。

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showcase of fundraising innovation and inspirationウェブサイトより

3. Greenpeace

環境保護団体のGreenpeaceは、環境問題に対する人々の関心を高めるためにVRを使っています。最近では、イギリスの大規模野外ロックフェスティバルのGlastonbury music festivalが開催された際に参加者にVRを体験してもらうことで、特に16-18歳の若者に興味を持ってもらうことができました。このイベントではVRを使うことで、通常の2倍の支援者が生まれました。
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Design weekウェブサイトより

また、GreenpeaceはすでにVRのモバイルアプリを使って、アマゾンの熱帯雨林などの場所を人々が体験できるようにしています。このVRアプリはすでに12,000以上ダウンロードされています。

ビットコインを使ったファンドレイジング

1. bithope

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bithope Facebookページより

ビットコインとは、インターネット上で使う事ができる仮想通貨のことを指します。日本ではまだあまり馴染みがないように感じる方も多いかもしれませんが、ヨーロッパでは非営利セクターの寄付のためにビットコインが使われ始めています!

ハンガリーで生まれたbithopeは、非営利セクターがビットコインでクラウドファンディングをするためのプラットフォームを提供しています。

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bithopeウェブサイトより

こちらは現在(2018年5月1日)行われているプロジェクトの一つです。ブルガリアでは3000-4000の子どもが親に捨てられ、施設で育てられたり養子として受け入れられています。身体的、精神的に障害を持つ子どもには金銭的な支援が必要で、そのための寄付をビットコインを通して集めています。

bithopeでは現在までに8つのプロジェクトが目標を達成しています。さらに詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

2. Pineapple fund

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Pineapple fund ウェブサイトより

こちらは2017年にできたばかりのpineapple fundというビットコインを使った財団です。この財団は、”Pine”という匿名のニックネームの寄付者によって寄付された8600万ドル相当のビットコインを寄付するために作られました。すでに2000万ドル相当のビットコインが、Water ProjectElectronic Frontier Foundationなどを含む13の団体に寄付されています。

Tech企業の取り組み

1. Facebook

Facebookは、Facebook上で個人やNPOがファンドレイジングができるような仕組みを提供しています。
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Facebook Charitable Giving Toolsより

Facebookのページや投稿に”Donate”ボタンを加えることで、別のリンク先を開くことなくFacebook上から簡単に寄付ができるようになっています。

残念ながら、日本では現在(2018年5月)まだこの機能を使うことはできませんが、アメリカ、イギリス、フランス、スペインなどの17か国でFacebookを使ったファンドレイジングができるようになっています。

2. Amazon

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Amazon Smile

Amazonは、Amazon Smileというウェブサイトを運営しています。 Amazon SmileではAmazonと同じ値段で同じ商品を買うことができますが、Amazon Smile上で商品を買った場合には買った金額の0.5%がAmazon Smile Foundationから慈善団体に寄付されるという仕組みになっています。

Amazon Smileを使って買い物をするときには、Amazon Smileに登録されている慈善団体の中から自由に選んで寄付することができます。

3. Google

Googleは独自の検索エンジンを生かして、UNHCRの持つデータやストーリーを使い、シリア難民について知ってもらうための“Searching for Syria”というウェブサイトを作りました。

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Searching for Syria“より

こちらは人々がよく検索する5つのキーワードです。

  • 戦争前のシリア
  • シリアで起きたこと
  • 難民とは
  • シリア難民の行く場所
  • シリア難民のためにできること

このウェブサイトでは360°見渡せる写真、動画、グラフが効果的に使われていて、シリアについて視覚的に知ることができます。ぜひ一度このサイトを訪れてみてください。

最後に

世界中から4000人以上のファンドレイザーが集まったこのファンドレイズ大会に実際に参加して、ますます盛り上がるファンドレイジング市場を体感することができました。次回の記事では、今アメリカのファンドレイジング市場を支える企業をご紹介します!

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「笑顔・挑戦・責任」2018年、私たちe-Educationが大切にしていきたいこと https://eedu.jp/blog/2018/02/01/newyear2018/ https://eedu.jp/blog/2018/02/01/newyear2018/#respond Thu, 01 Feb 2018 11:20:39 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=46556 2018年も既に1ヶ月が過ぎましたが、皆さんは新年に立てた今年の目標をハッキリ覚えていますか? 私はというと、年末年始をバングラデシュで過ごし、昨年半年に渡って取材いただいたNHKドキュメンタリーが先日放送されたこともあ […]

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Newyear2018

2018年も既に1ヶ月が過ぎましたが、皆さんは新年に立てた今年の目標をハッキリ覚えていますか?

私はというと、年末年始をバングラデシュで過ごし、昨年半年に渡って取材いただいたNHKドキュメンタリーが先日放送されたこともあってか、ようやく新年を迎えられた気がします。

先日放送されたドキュメンタリー番組『明日世界が終わるとしても』の感想記事を先日公開しましたが、番組を通じて昨年の活動を改めて振り返ることができ、ようやく2018年の目標を整理することができました。

この記事では、今年2018年、私たちe-Educationが大切にしていきたいことをお伝えできればと思います。

SPONSERD LINK

2017年はどんな1年だった?

2018年の目標をお伝えする前に、2017年がどんな1年だったかも少しだけ紹介させてください。

2017年は、e-Educationの代表として働き方や仕事の内容にも大きな変化があった年であり、ここではあえて私に深く関連した大きな出来事を3つに絞ってご紹介します。

バングラデシュを拠点に

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昨年5月から私はバングラデシュを拠点に活動しています。詳しい経緯は、過去に書いた記事プレゼン動画をご覧いただければと思いますが、端的に言えば「もう一度原点に立ち返る」ためにバングラデシュを中心に活動することを決めました。

当然、日本で受けていた講演会などの仕事は受けられず、他の国に行く機会も少なくなりましたが、それでも仲間のおかげで事業はどんどん成長し、仲間を信じて任せる大切さを学んだ年となりました。

大絶賛された感動のプレゼンテーション「e-Education」 (ICC FUKUOKA 2017 カタパルト・グランプリ) – YouTube

ロヒンギャ難民問題

ようやく生活や仕事が落ち着いて来た2017年8月末。ロヒンギャと呼ばれる人たちがミャンマーから逃亡してくる大事件が発生しました。わずか1ヶ月の間に40万人を超える難民がバングラデシュへ流れ込み、テロ事件直後と同様の混乱が起こってしまいました。

私たちe-Educationはミャンマーでも教育支援の活動をしており、どちらの国の立場に立ち、どう関わるのか非常に悩んだのですが、e-Educationの元生徒たちを含むバングラデシュの仲間たちに感化され、まずは食糧支援の活動を始めようと決めました。

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ただ、ミャンマー側への配慮や団体のミッションとの整合性を考慮した結果、e-Educationの代表としての立場を使うべきではないと判断し、三輪個人として2度に渡ってクラウドファンディングに挑戦しました。

結果は2回とも目標金額を達成し、2万人を超える人たちに食糧支援をすることができましたが、0からプロジェクトを立ち上げる経験を久しぶりに思い出し、e-Educationの未来を考える上でも大切な時間となりました。

NHKの長期取材

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そしてやはり去年一番記憶に残っているのが、NHKドキュメンタリーの取材でした。企画段階から放送日まで半年以上の時間をかけており、バングラデシュでも密着取材を受けました。

ここで一つ裏話をすると、『明日世界が終わるとしても』の取材にはシナリオというか番組のゴールが全く決められておらず、とにかく私の普段の仕事や生活に焦点を当てて下さいました。

正直に告白すると、嬉しかった反面、少し複雑な気持ちでした。私の仕事に取材いただく価値があるのか?そもそも私の仕事の価値って一体何なのか?今振り返ると、これまでの活動や今の仕事を何度も見つめ直す時間となりました。

そして最終的に「バングラデシュに戻って来て良かった」と心から思える、確かな手応えがありました。自分の仕事と徹底的に向き合う、そんな機会を作っていただいたNHKの皆様には本当に感謝しかありません。

2018年はどんな1年に?

このような紆余曲折があり、「進んだ」というより「戻って来た」という感覚に近かった2017年を終えて、2018年をどんな1年にしたいか改めて整理しました。

「笑顔・挑戦・責任」

それぞれの言葉にどんな意味を込めたのか、一つ一つご説明します。

笑顔

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「笑顔を作ることから考えよう」

昨年はロヒンギャ難民支援をふくめ、仕事でもプライベートでも新しいプロジェクトをいくつも立ち上げた年でした。

関係者も多く、関係者同士でゴールが微妙に異なる中で、私が意識したことは最後にどんな笑顔が待っているのかを想像することでした。

これは現場に戻って来たからこそ考え抜くことができたのかもしれませんが、目の前にいる人をどうやって笑顔にするのか、そのためにできることを何でもやってみる、ダメでも違うやり方でまたトライしてみる、を繰り返しました。

今考えると贅沢な時間の使い方だった気がしますが、NGOで働くものとして原点に立ち返ることができた気がしました。

「笑顔のある方へ進もう。だいたい正しいから」

これは私が大学生の時、アジアを周遊していた時に出会った言葉なのですが、今ようやく意味がわかって来た気がします。

やるべきことが仕組み化され、できることが増えてくると、どうしても計画や成果に目が向いてしまいがちなのですが、壁にぶつかった時や迷った時ほど笑顔に立ち上げるべきだと改めて思いました。

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そしてもう一つ。笑顔は連鎖します。

相手を笑顔にすると自分も笑え、自分の笑った顔を見て周りの人たちも笑顔になります。

NHKのドキュメンタリーをご覧になった方から「三輪さんの笑顔が良かった」と嬉しい感想を多くいただきましたが、それは目の前にいた人たちの笑顔のおかげであり、これからも笑顔を増やし、自分も最高に笑うことができる、そんな仕事を続けていきたいと思います。

挑戦

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「We are Challenge Maker」

これは現地の仲間たちと半年かけて一緒に作った、バングラデシュチームの新しい理念(約束)です。

Chance Maker(チャンス・メイカー)やChange Maker(チェンジ・メイカー)は耳馴染みのある言葉かと思いますが、Challenge Maker(チャレンジ・メイカー)は中々聞いたことがないのではないでしょうか。

なぜ新しい理念を作ったのか?少しだけ経緯を説明すると、バングラデシュのチームは去年のはじめ10人強しかいなかったスタッフが約1年間で25人にまで増えました。また仕事の幅も一気に広がり、一体どこに向かっているのか、私たちは何者なのか、組織の柱が必要になりました。

そこでまず、抜群のマネジメントスキルを持つAminur(アミヌル)という仲間を現地HRマネージャーに抜擢し、彼や他経営陣と一緒に一人一人の仕事内容をチェックすると同時に、事業の棚卸しや各事業の成果も見直しました。

そしてたどり着いた結論がこちら。


「チャンスは年々増えている一方、チェンジは今だに生まれにくい。しかし、その間には必ず挑戦する人たち(チャレンジャー)がいて、彼らを全力で応援したい」

急速に成長するバングラデシュにおいて、初等教育の就学率は9割を超えるなど、機会(チャンス)の不平等は徐々に減りつつあります。他方、若者の就職先不足といった新しい課題が生まれ始め、個々人の良い変化(チェンジ)が生まれにく、社会への不安は高まっているように感じます。

しかし、です。テロ事件やロヒンギャ難民問題といった暗いニュースが続く中でも、希望を諦めず、明るい未来を作りたいと頑張っている人たちがいるのもまたバングラデシュです。

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NHKドキュメンタリーに登場したシャフィやトゥシャといった大学生をはじめ、この国には難しい課題を解決しようと果敢に挑む挑戦者がたくさんおり、彼らを応援することをバングラデシュチームの新しい理念にしました。

当たり前のことな気もしますが、どんなに美しい計画があっても、それを実現するのは「人」の力であり、想定外のトラブルや壁にぶつかった時ほど、「挑戦する」力が問われます。

「世界の果てまで最高の授業を届ける」というミッションの実現のためには、どんな挑戦が必要なのか?生徒たちにとっての挑戦は?教える先生たちにとっての挑戦は?そして私たち自身にとっての挑戦は?

今年は「挑戦」についてしっかり考え抜きたいと思います。

責任

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2017年12月23日。法人化3周年を記念した感謝祭のゲストとして、これまで協働いただいてきた企業の方々をご招待しました。団体初となる試みになります。

今、私たちe-Educationはより大きな社会的インパクトを出すために、日本の教育業界を牽引する様々な会社や組織の方々と協働しています。その多くが著名な会社であり、一緒に途上国で活動できることが嬉しくてたまりません。

ただ、一方で今まで以上に強い責任を感じています。ある会社は私たちの協働をキッカケに海外展開のための新しい部署を作っていただきました。また別の会社は私たちとの協働を事業改革の中心に定め、他数カ国に展開するための準備を進めてくださっています。

他にも、現在海外インターンとして活躍している多くの大学生はトビタテ!留学JAPANという制度を利用して毎月奨学金を頂きながら活動しています。奨学金を受け取っている学生にも責任があり、受け入れ先である組織としての責任もあります。

「笑顔」や「挑戦」も非常に大事ですが、そこにどんな「責任」があるのか。仕事の時のみならず、海外における普段の生活も含め、決して忘れてはならないと心に深く刻みました。

「責任がプロ意識を育む」

これは私がマザーハウスという会社でインターンをしていた時に教わった言葉ですが、大きな責任は自分も組織も成長させる起爆剤になります。今年はこの責任の重さを大事に、社会を変えるスピードをもっともっと上げていきます。

「笑顔・挑戦・責任」を実現するために

いかがでしたしょうか?

目標を決めるまでに随分時間をかけてしまいましたが、それでも今私たちが大切にしたいこと、大切にしなければいけないことを、納得するまでしっかり整理できました。

もちろん新年の目標を掲げただけでは意味がなく、これから一人一人意識して行動することが何より重要ですが、できることなら、この目標をぜひこの記事を読んでくださった皆さんと一緒に実現していきたいと思っています。

皆さんと一緒に笑い合う。そのために真摯に挑戦している姿を伝え合う。気が緩みそうになっていたら厳しく責任を問いただし合う。

少し他力本願な気もしますが、昨年日本を離れたことで、誰かを頼りながら一緒に前に進む方法を学びました。少し不安はありましたが、みんなへの感謝の気持ちが増し、チームとしての団結感や絆は強くなったと思います。

「最高の授業を、世界の果てまで届ける」を皆さんと一緒に実現していこうと思います。

それでは改めて、2018年もどうぞよろしくお願いします。

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明日世界が終わるとしても、本人補足事項(e-Education代表 三輪開人) https://eedu.jp/blog/2018/01/29/nhk20180127/ https://eedu.jp/blog/2018/01/29/nhk20180127/#respond Mon, 29 Jan 2018 09:59:42 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=46534 先日放送されたNHKドキュメンタリー番組『明日世界が終わるとしても』、いかがでしたでしょうか? 私も映像の録画データを送ってもらい、一人でゆっくり見返しました。自分が番組になるというのは、やっぱり少し恥ずかしく、なぜか緊 […]

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Nhk20180127

先日放送されたNHKドキュメンタリー番組『明日世界が終わるとしても』、いかがでしたでしょうか?

私も映像の録画データを送ってもらい、一人でゆっくり見返しました。自分が番組になるというのは、やっぱり少し恥ずかしく、なぜか緊張もして、変な汗が出てくるものですね。

NHKの方々と何度も打ち合わせたので、概ねの内容は分かっていたつもりですが、それでも番組後半につれて込み上げてくるものがありました。

取材を受けるまでの葛藤、取材中に大泣きした夜、番組終了後にいただいた感想。

ドキュメンタリーの放送を終えて、私からどうしてもみなさんにお伝えしたいことがあり、ここでご紹介させてください。

SPONSERD LINK

取材を受けるまでの葛藤

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テロ事件の現場から少し離れたホテルから撮影(2016年7月1日)

「バングラデシュで活動してきたことは、本当に間違っていなかったのか?」

2016年7月1日。あのテロ事件が起こって以来、私はe-Educationの活動を、農村部の高校生たちの大学受験を応援するという活動を、100%信じることができなくなっていました。

大学受験の先に何があるのか。大学生が抱える痛みにもっと目を向けられたら、テロを防げたんじゃないか。考えだすとキリがなく、何度も悩んで悔んで、私は心の病気にかかりました。

思うように身体が動かず、これ以上みんなに迷惑をかけまいと、代表を降りようとしていたところ、職員全員から「1ヶ月休職命令」を受けました。

1ヶ月という長いお休みをもらって、自分の深い部分と向き合った結果、バングラデシュを拠点にするという決断をすることができました。休みを作ってくれ、私の背中を押してくれた仲間には本当に感謝しかありません。

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背中を押してくれたe-Educationの職員たち(左から薄井、吉川、三輪、中野、古波津)

「バングラデシュの若者の可能性を信じたい。私のことを信じてくれる仲間たちの応援に応えたい」

そう想うと自然と力が湧いて来て、福岡で開催されたICCというイベントでは、かつてないほど気持ちを込めてプレゼンすることができました。よかったらぜひご覧いただけると幸いです。

大絶賛された感動のプレゼンテーション「e-Education」 (ICC FUKUOKA 2017 カタパルト・グランプリ) – YouTube

そして、このプレゼンをご覧になった方々から講演や取材の依頼をいただくようになり、今回のNHKドキュメンタリーの企画も動き始めました。

「やった。みんなへようやく恩を返せる!」

そう思って取材を受けることを決めましたが、この直後、また悲しい事件がバングラデシュで発生しました。

それがロヒンギャ難民問題です。

取材中に大泣きした夜

2017年8月末。ロヒンギャと呼ばれる人たちがミャンマーでの争いから逃れ、バングラデシュに避難してきました。その数は日に日に増え、1ヶ月で40万人を超える人たちがバングラデシュに押し寄せました。

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約1ヶ月の間、新聞の一面はほぼロヒンギャ難民問題

新聞の一面はほぼ毎日ロヒンギャ難民であり、ミャンマー大使館の近くでデモを起こしている若者たちをニュースで見ると、涙が止まりませんでした。

「また止められないのか」

私たちe-Educationはミャンマーでも教育支援をしており、弱い立場の声を受け止められなかった悔しさと、どんな立場にたって支援して良いか分からない難しさで、また心が壊れそうになりました。

「カイト、僕たちで何とかしよう!」

そんな時、救いの声をかけてくれたのは今度もバングラデシュの仲間たちでした。テロ事件が起きた時と同じように、悲しみや怒りに流されず、今目の前にある問題を一生懸命解決しようとする仲間たちに、私は目を覚ましてもらいました。

彼らだけではありません。今は大学生となったe-Educationの元生徒たちがロヒンギャの人たちのためにぜひ活動したいと名乗り出てくました。

そのうちの一人が、番組にも登場したシャフィという青年です。

シャフィという希望

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『明日世界が終わるとしても』ウェブサイトより引用)

彼と初めて出会ったのは約5年前。彼が高校3年生の時、バングラデシュの農村で出会いました。

どうしてe-Educationの授業を受けようと思ったのと質問すると、彼はこう答えます。

「家族のためにも、僕は大学に行かなければならないんだ」

大学受験を前にして父親を失ったシャフィ。大学進学は家族の悲願でもあり、彼は朝から深夜まで一生懸命勉強しました。

しかし、現実は甘くありません。

ダッカ大学の受験に挑むも、結果は不合格。そして第二志望で国立大学へ進学することになりましが、彼は笑っていました。

「人生は入試の結果で決まりません。挑戦させてくれて、本当にありがとうございました」

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彼は同じメッセージを後輩たちにも伝えてくれました

そして4年後。久しぶりに会った彼の顔つきはずいぶん大人になっており、大学生活の楽しさや悩みについてあれこれ聞きました。

「大学受験の時、挑戦できて本当に良かった。今度は僕が地元の後輩たちの挑戦を応援したい」

生活費をギリギリまで切り詰めながら大学に通っている彼が、誰かの役に立ちたいと頑張っている姿を見て、胸が熱くなりました。

彼のような大学生たちのために「奨学金&インターンシップ制度」を作り、大学生になったe-Educationの元生徒たちが、地元の中高生の学習サポートをすることで奨学金を提供するプログラムを作りました。

そして2017年9月。ロヒンギャ難民問題を目の当たりにし、シャフィたちは動き出します。

「彼ら(ロヒンギャの人たち)のために、今できる限りのことをしたい」

こうしてロヒンギャ難民支援プロジェクトが立ち上がりました。彼らの勇気ある行動は、私を含めたくさんの人たちを巻き込み、2万人を超える人たちに食料を届ける大きなムーブメントとなりました。

明日世界が終わるとしても

「バングラデシュで活動してきたことは、本当に間違っていなかったのか?」

テロ事件があってからずっと続くこの悩み。

取材を受ける中でさらに悩み、途中不安で潰されそうになりそうな時もありましたが、シャフィをはじめとしたe-Educationの元生徒たちと再会し、彼らと一緒に挑戦を続ける中で、心がどんどん晴れていきました。

Rohingya support

既に3回難民キャンプで支援活動を行なっている大学生トゥシャ

ロヒンギャ難民キャンプでたくさんのショックを受けながらも、明るい未来を諦めない若者たち。キラキラした目で未来を語る彼らこそがこの国の主人公であり、これまで応援してきたことを誇りに思えるようになりました。

「これまでやってきたことは間違っていなかった。バングラデシュに帰ってきてよかった」

言葉にした瞬間、涙が止まらなくなりました。

その日の取材が終わり、「私たちこそカイトさんと出会えて本当に幸せです」と彼らに言われて更に大泣きしたのは、ここだけの話です。

明日世界が終わるとしても、私は彼らのような若者の可能性を開いていきたいです。

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番組終了後にいただいた感想

番組放送を終えて2日。記事を書いている今この瞬間も番組の感想メッセージを頂いています。

幼稚園から中学までずっと一緒だった幼馴染。一緒に甲子園を目指した掛西野球部の仲間。大学の居場所を作ってくれた先輩後輩や同級生。今でもずっと尊敬しているJICAの同僚。e-Educationの活動をずっと応援してくれてた方々。そしてどんなことがあっても応援し続けてくれる両親。

大好きな人たちから届くメッセージの中に「バングラデシュ」や「シャフィ」という言葉があるのを見て、もう一回泣きしました。

テロ事件やロヒンギャ難民の問題があって、どんどんイメージが悪くなっているバングラデシュという国。

それでも良いところはたくさんあって、でもそれを伝えるのが難しくて、ずっとずっと悩んできましたが、温かい感想をもらうたびに、バングラデシュのイメージが変わってきている気がして、嬉しくてたまりません。

温かいメッセージを送ってくれた皆さん、本当に有難うございました。

皆さんの見方が変われば、皆さんの想いがバングラデシュの若者たちに届けば、きっと未来は明るくなっていきます。

彼らと皆さんをもっとお繋ぎできるよう、これからも頑張ります。

皆さんへのお願い

最後に、皆さんへお願いがあります。

私たちe-Educationの活動は、みなさん一人一人の応援によって成り立っています。

毎月1000円の寄付があれば、家族のために大学へ進学しようと勉強している、村の高校生6人に教育を届けることができます。

また毎月3000円の寄付があれば、シャフィのような大学生1人が、毎月大学に通いながら地元の高校生のサポートを行うための奨学金を届けることができます。

「若者たちの力がテロではなく、未来に向かうように」

そのための道は、間違いなくシャフィたちが歩いてきた道であり、e-Educationの生徒たちがこれから歩いていく道であると、今、心から信じています。

彼らと最高の未来を一緒に作っていくために、ぜひご協力よろしくお願いいたします!

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新事業「GCMP」の開始と事業譲受に関するお知らせ https://eedu.jp/blog/2017/12/04/gcmp_start/ https://eedu.jp/blog/2017/12/04/gcmp_start/#respond Mon, 04 Dec 2017 05:01:27 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=46069 みなさん、こんににちは。e-Education代表の三輪です。本日はみなさんに大切なお知らせがあります。 私たちe-Educationは、合同会社GCMPより人材育成事業を譲受し、世界で活躍するチェンジメーカーの輩出を目 […]

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Eedu gcmp

みなさん、こんににちは。e-Education代表の三輪です。本日はみなさんに大切なお知らせがあります。

私たちe-Educationは、合同会社GCMPより人材育成事業を譲受し、世界で活躍するチェンジメーカーの輩出を目的とした「GCMP(Global Change Makers Program)」事業をスタートします。

この記事では、これまでの経緯や今後の狙いについてご紹介させてください。

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バングラデシュのテロ事件で見えた壁

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私が新事業を実施する必要性を感じた大きなきっかけは、昨年バングラデシュで起こったテロ事件です。事件後、私は心の病気にかかりました。バングラデシュの若者たちがテロを起こしたあの事件が、自分たちのせいだと思ったからです。

そんなことあるはずもありません。ただ、それでも私たちはe-Educationバングラデシュの高校生たちの大学受験をずっと応援して来た数少ないNGOであり、卒業生たちがテロの主犯格であった若者たちと同じくらいの年齢だったことを思うと、いろいろ考えてしまいます。

自分たちだったら何かができたんじゃないか、バングラデシュの若者たちが抱く社会に対する不満や不安を受け止め、彼らの負の感情をプラスのパワーに変えていく手助けができたんじゃないか、何度も何度も悔やみました。

そして、映像教育支援の壁にもぶつかりました。私たちがこのまま映像教育を届けていった先に、テロ事件のない世界はあるのか。チャンスに恵まれない若者が誇りを持って生きていけるようになるのか。どんなに考えても「YES」とはっきり言うことはできませんでした。

「来年からバングラデシュを拠点に活動したい」

この壁を越えるために、私は今年の5月からバングラデシュを拠点に活動しています。

仲間たちに支えてもらいながら、私は今バングラデシュや他の活動国で何をすべきなのか考えました。そして映像教育支援の先にある可能性を発見することができました。

e-Educationの、その先へ

今年の8月末。バングラデシュで大きな事件が発生しました。ミャンマーでの争いから逃れたロヒンギャの人たちが、バングラデシュに避難してきたのです。

その数は今なお増え続けており、3ヶ月で60万人を超える人たちが難民としてバングラデシュにやってきて、今もギリギリの状態で生活しています。

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新聞の一面は1ヶ月近くロヒンギャ難民問題一色。Facebookのタイムラインにも毎日のように怒りや悲しみの投稿が溢れ、ミャンマー大使館の近くでデモを起こしている若者をニュースで見ると、涙が止まりませんでした。

「カイト、僕たちでなんとかしよう!」

涙を止めてくれたのは、バングラデシュの仲間たちでした。現地のスタッフに加えて、e-Educationの元生徒だった大学生たちが難民支援のための活動を開始しました。

今目の前にある問題を一生懸命解決しようとする仲間たちに、私は目を覚ましてもらい、彼らの活動を精一杯応援しようと決めました。映像教育支援の先にある未来が、そこにある気がしたのです。

そしてクラウドファンディングで集まった資金をもとに、今は大学生になったe-Educationの元生徒たちと一緒にロヒンギャ避難地を訪れました。

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詳細は別の記事でぜひご紹介できればと思いますが、私が見たものは間違いなく「希望」でした。どんなに大きな課題でも、今自分のできることを探し続ける元生徒たちを見て、私たちが作りたかった未来を見ることができた気がします。

「彼らのような、社会を変えていくリーダーをもっと増やしたい」

映像教育によってチャンスを切り開いた学生が、より大きな社会課題を解決するための挑戦の場を作るために、世界中の仲間と一緒に大きなソーシャルムーブメントを起こしていく流れを作るために、新事業「GCMP(Global Change Makers Program)」の実施を決めました。

「GCMP」事業化までの道のり

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「GCMP(Global Change Makers Program)」は私たちが0から作った言葉ではありません。

2009年、当時大学生だったe-Education創業者・税所篤快、事務局長・薄井大地ら4人の大学生が、「グラミン銀行グループと協働で100人の日本人大学生が課題解決に取り組む環境を創り出したい!」と立ち上げた活動であり、これまで約200名の学生や社会人がバングラデシュへやってきました。

2014年からは合同会社GCMPとして再出発を果たし、私もバングラデシュ渡航前の大学生に対して講義やワークショップを実施し、e-Educationと合同でイベントを開催するなど、これまでずっと連携を図って来ました。

そして本日。より大きな社会的インパクトを出すために、e-Educationと合同会社GCMPは一つになりました。具体的には、合同会社の事業を譲受し、e-Educationがこれまで実施して来た海外長期インターンプログラムの呼称が「GCMP(Global Change Makers Program)」となります。

日本の大学生たちが、そして世界中の若者が、社会課題の解決に挑むチェンジメーカーとなるよう、これまでに培った知見を活用しながら、事業を加速させていきます。

GCMPの新メンバーを募集しています!

早速、GCMPの募集が本日より始まっています。

フィリピン・ミャンマー・ネパール。e-Educationの活動地である3つの国で、長期インターン生として教育支援事業を推し進めていく大学生メンバーを募集しています。

詳細はぜひこちらを確認ください!

募集要項はこちら »

最後に

「これまでのe-Educationの海外長期インターンと現在募集しているGCMPで何か大きく変わることはあるのか?」

こんな質問があったとして、私からの回答は「大きな違いはありません」です。ただ、それでも小さな違いはあります。

「そもそもチェンジメーカーとは?」
「チェンジメーカーになるために必要なことは?」
「果たしてチェンジメーカーに近づけているのか?」

新しい名前が加わったことにより、こういった問いが自然と生まれ、より魅力的なプログラムになると確信しています。

途上国の教育課題に本気で向き合いたい、チェンジメーカーになりたい、そんな方はぜひともご応募ください。

新しい冒険を一緒に始めましょう!

GCMPの詳細はこちら »

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何が正しいか分からないからこそ、誰を応援するかを大事にしたい https://eedu.jp/blog/2017/10/12/because_of_him/ https://eedu.jp/blog/2017/10/12/because_of_him/#respond Thu, 12 Oct 2017 09:52:03 +0000 http://eedu.jp/blog/?p=45435 みなさん、こんにちは。e-Educationの三輪です。 突然ですが、これまで何か大きな選択肢で悩んだことはありませんか?例えば、友人同士が喧嘩していて、どっちの味方になったらいいか悩んだ。そんな経験はありませんか? 私 […]

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Because of him

みなさん、こんにちは。e-Educationの三輪です。

突然ですが、これまで何か大きな選択肢で悩んだことはありませんか?例えば、友人同士が喧嘩していて、どっちの味方になったらいいか悩んだ。そんな経験はありませんか?

私は今、e-Educationの仲間たちと、バングラデシュとミャンマーのどちらの国でも教育支援の活動をしており、最近ニュースで話題になっている「ロヒンギャ難民問題」をどう受け止め、何をしたら良いかずっと悩んできました。

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誰もきっと間違ってはいないけど

「ロヒンギャ難民問題」は今に始まった問題ではありません。1970年代に一度、1992年に一度、合わせて20万人近い人たちがミャンマーからバングラデシュへ脱出しており、今年の8月までに30万に近い難民がバングラデシュの南部の国境近く移住していました。

そして今年の8月末、事件は起こりました。「アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)」によるミャンマー政府軍への襲撃が発生し、対抗策として軍による住民に対する過剰な封じ込めが行われ、50万人を超える大規模な新規難民の流出が生まれてしまったのです。

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「家を燃やされた」
「家族が目の前で殺された」
「何もかも失った」

バングラデシュに逃れて来たロヒンギャの人たちは、悲惨な現状を泣きながら語ります。これに対して怒りを覚えたバングラデシュの人たちはミャンマー大使館の前で大規模なデモを行い、アウン=サン=スーチー氏の「ノーベル平和賞」取り消しを求めるキャンペーンには40万人以上の署名が集まりました。

これに対して反対の声をあげたのは、ミャンマーの人たちでした。

「海外のメディアは過剰報道しすぎている」
「実はARSAが住民を虐殺している」
「そもそもロヒンギャはバングラデシュから来た不法移民だ」

どれも「絶対に間違いだ」と言えない意見であり、ミャンマーの人たちが怒りを覚えるのも、理解できるものがあります。

でも、見ていてただ辛くなるばかりでした。

バングラデシュの若者がアウン=サン=スーチー氏の「ノーベル平和賞」取り消しを求めるWEBキャンペーンに賛同すると、それに対してミャンマーの若者たちが怒りのコメントを投稿する。

こんなやりとりがネット上で飛び交い、さらには若者たちがデモ活動を始め出しているのを見て、私は一体どちらに寄り添い、何をしたらいいのか分からなくなりました。

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誰の責任とか、誰が悪いとか、そんなことはどうでもいい

二つの国が啀み合うようなニュースが飛び交う中で、私の目を覚ましてくれたのは、e-Educationを一緒に立ち上げたマヒンたち、バングラデシュの仲間たちでした。

「誰の責任とか、誰が悪いとか、そんなことはどうでもいい。今、困っている人たちのために、僕たちができることをやろう!」

彼らに目を覚ましてもらってから、私は彼らと1ヶ月近く、小さく緊急支援を続けてきました。様々な困難がある中でようやく必要な支援の形が見え、今クラウドファンディングに挑戦しています。

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本当はもっと早く寄付を募る予定でしたが、その前にどうしてもやらなければいけないことがありました。

「カイト、ジョセフに相談しよう」

ジョセフは私たちe-Educationのミャンマープロジェクトのパートナーであり、バングラデシュの仲間たちは今回寄付を募ることで、ジョセフたちがミャンマーで活動しにくくなることを最後まで心配していました。

そして一緒に話し合いました。ジョセフが、ミャンマーの人たちが、今回の件をどう受け止め、今何を思っているか。バングラデシュのマヒンとミャンマーのジョセフがお互いのことを思いながら話し合っている様子を隣で聞いていて、涙が出てきました。

ちょうど2年前。ジョセフがバングラデシュに来て、マヒンたちと楽しそうにお互いの目指す未来について語り合っていた日を思い出しました。文化も宗教も超えた絆を見たような気がして、あの日も気づいたら涙が出てきました。

Ideal future

This is my favorite photo and this is the ideal future

バングラデシュの仲間たちと話し合い、今回クラウドファンディングでは「e-Education」の名前を使わないことを決めました。

それはミャンマーの仲間を想うバングラデシュメンバーたちの強い希望であり、個人としてクラウドファンディングに挑戦しています。

クラウドファンディング終了まであと残りわずか。良かったら、ぜひ応援・ご協力よろしくお願いいたします。

クラウドファンディングで応援する »

迷った時こそ、誰を応援するかを大事にしたい

最後に。今回のクラウドファンディングにかける、もう一つの想いをご紹介します。

クラウドファンディングをローンチする前日の夜。私は、バングラデシュの仲間たちと最後のミーティングをおこなりました。

集まってくれたのは、これまで7年間一緒に教育支援のプロジェクトを進めて来た仲間と、彼らの支援によって大学に進学することができた元生徒たちでした。

「大きな国内機関と一緒に活動することはできないのか?」
「UNHCRはまだ登録されていない難民芯をすることができないから今協働は厳しいと思う」

「僕たちがやるべきなのは、本当に食糧支援なのか?」
「安全な水の確保は小さな団体だと難しい。それに既に別の団体が水道局に交渉をしている」

「2000人は全体のほんの一部だ。それでもやる意味があるのか?」
「ロヒンギャの人たちが、家族みんなで明日を迎えられるのであれば、理由はそれで十分だ」

彼らが本気で議論し、今できることを懸命に考え、それを一つ一つ行動に移しているのを見て、目頭が熱くなりました。

「彼らを信じて、最後まで応援し続けよう」

仮にロヒンギャの人たちがこれまでミャンマーに不法で滞在していたとしても、バングラデシュに流れ込むきっかけが警察による正当防衛であったとしても、政治的な対立などの理由からバングラデシュ政府や国際機関が動きにくい状態であっても、難民の長期的な受け入れが非常に困難だったとしても、そんなことはどうでもいいんです。

今、私たちの手の届く範囲に、今にも命を失いそうな人たちがいます。そんな彼らが家族みんなで明日を迎えられるよう、目の前で本気で頑張っている人がここにいます。

「何が正しいか分からないからこそ、誰を応援するかを大事にしたい」

これが今回のクラウドファンディングにかける、もう一つの想いであり、彼らの意志や行動に共感いただける方、もしくは私を信じていただける方は、ぜひ応援いただければ幸いです(今回の挑戦にかける想いを3分の動画にまとめましたので、ぜひご覧ください!)

ロヒンギャ難民支援が明日を迎えられるよう食糧を届けたい! – YouTube

明日を迎えることができないかもしれない人たちを助けるために、彼らを助けようと奮闘している若い挑戦者たちのために、ぜひ皆さんの力を貸してください。

どうかよろしくお願いいたします!

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クラウドファンディングで応援する »

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