【絶景Q】No.065 世界一暑いけど、やっぱり見てみたい！エチオピア「ダナキル砂漠のダロール地帯」

先日ご紹介した「ダナキル砂漠のエルタアレ火山」。

それは真っ黒な夜を赤く染める溶岩湖の美しい絶景でしたが、ダキナル砂漠には、それを超える絶景が存在します。

過酷な砂漠に広がる、色鮮やかな大絶景をご紹介しましょう！

赤、黄、緑。カラフルな結晶が作り出す幻想的空間

「ダロール地溝帯」は名前の通り「溝」であり、海抜マイナス100m以上もの深さにあります。もともとは海であり、地殻変動によってこのような壮大な地形になりました。

しかし、人間が住むには非常に過酷な場所。３～9月までの乾季は平均50度近くまで気温が上がり、日中動き回るのはほぼ不可能です。この地に暮らす人々は塩の採掘をしながら、厳しい環境を乗り越えています。

そんな場所に毎年観光客がやってくるのは、それでも見たい絶景があるから。先日ご紹介した溶岩湖「エルタアレ火山」の他に人気があるのがこの「ダロール地溝帯」です。

マグマに含まれる硫黄と海水の塩分が混ざり合って生まれる結晶の数々。黄色から緑までカラフルな結晶があたり一面に広がる空間には、誰もが息を呑むことでしょう。間欠泉のように吹き出す白い煙に辺りが包まれると、そこはもはや別世界の空間です。

「エルタアレ火山」がマグマのサーカス劇場だとすれば、「ダロール地溝帯」は結晶の美術館といって良いでしょう。大自然が作りだすきアートは、世界で一番暑い場所にあったとしても一見の価値ありです。

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう？〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

第66問は、こちらの写真。世界で最も有名な滝の一つ。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに！

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