世界で最も美しい宝石と名高い、ダイヤモンド。
美しさだけでなく、硬さでも世界一を誇るダイヤモンドは、工業分野でも活用される貴重な資源です。
今回ご紹介するのは、ダイヤモンドの産地として有名な南アフリカの中で最も歴史の古い鉱山の一つ「コフィーフォンテン鉱山」です。
ダイヤモンドがどこから来るのか、はじまりの場所をご紹介しましょう。
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ダイヤモンドの宝庫、南アフリカの歴史ある鉱山
ダイヤモンドの宝庫、アフリカ大陸。全世界の生産量の60%近くがアフリカで採取されています。その中でも歴史が古い南アフリカ。今回ご紹介するコフィーフォンテン鉱山は1870年に発見されました。
ダイヤモンドの原石は「キンバーライト」という岩の中に含まれますが、このキンバーライトは厳しい地質条件の下でしか生成されず、地球の中でも限られた地域にしか存在しません。
南アフリカのコフィーフォンテン鉱山は、その中でも更に限られた地帯。純度の高いキンバーライトを採取することが可能、つまり、高品質のダイヤモンドが眠っているのです。
今から100年以上前から進めてきた採掘作業はどんどん規模を拡大しており、現在では面接11ha、深さ500m以上の巨大な「穴」となりました。東京ドームが2個すっぽり入ってしまう大きさです。
南アフリカに広がる巨大な穴から取れるダイヤモンドの原石。この石が海を渡って日本にやってくるというのは、なかなかイメージを持ち難かったのではないでしょうか?
コフィーフォンテン鉱山は、ダイヤモンドが生まれた場所なのです。
(photo: Petra Diamonds)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第95問は、こちらの写真。今回同様ダイヤモンドにまつわる場所です。この絶景は次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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