もはや知らない人はいないでしょう。
インドを代表する絶景スポット「タージ・マハル」。言葉を聞くだけでイメージができる人も多いはずです。
しかし、「タージ・マハル」が宮殿ではなく、お墓であることを知っている人は少ないのではないでしょうか?
世界で最も美しいと言われる墓の秘密をご紹介しましょう。
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大理石に刻まれた愛のしるし
「タージ・マハル」と言えば、美しい白。壁も柱も透き通るような大理石で作られており、メルヘンの宮殿に見えます。
建物もさることながら、中庭の美しさも格別です。「天上の楽園をも凌ぐ美しさ」と当時の記録にがあり、天界のように幻想的な 空間が広がっています。
しかし、「タージ・マハル」の魅力は建物の美しさだけではありません。ロマンあふれる建築ストーリーが更に人々を惹きつけました。
「タージ・マハル」が建てられたのはムガル帝国時代。当時皇帝だったシャー・ジャハーンは、(当時は一夫多妻が主流であったにも関わらず)生涯一人の女性、ムムターズ・マハルを愛し続けました。
その後たくさんの子供が産まれ、愛はどんどん深まっていきましたが、14人目の子供が産まれたときに彼女は命を落としてしまいます。悲しみにくれたシャー・ジャハーンは彼女への想いをこめて、最高に美しい墓廟を建てることを決めました。
ムムターズ・マハルの名前が刻まれた「タージ・マハル」。彼女がどれほど愛されていたか大理石から伝わってきそうです。
世界で最も美しい墓に刻まれた愛のしるし、これがインドNo.1の人気を誇る絶景の秘密です。
(photo credit: mingtong 唐仲銘 via photopin cc)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
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第101問は、こちらの写真。暗闇を照らす黄金の光。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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