小さな世界遺産。
カタールを訪ねたことがある旅人達は、世界遺産に登録された「アル=ズバラの考古遺跡」のことをこう語ります。
今年2013年に世界遺産に登録された新しいカタールの魅力についてご紹介しましょう。
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城塞と名がつく小さな遺跡
カタールの首都ドーハから車で約2時間。砂漠の真ん中を高速道路で進むと、アル=ズバラ市にたどり着きます。
アル=ズバラ市は18世紀に真珠等の取引で栄えた都市であり、街を守るための城塞がいくつも建てられました。
しかし、カタールの歴史とともに城塞は変化していき、現在では1つの城塞しか残っておりません。そして、この城塞が世界遺産に登録された「アル=ズバラの考古遺跡」です。
世界遺産登録時は、この遺跡と街の文化的景観がセットで登録されていましたが、最終的にはこの城塞のみが世界遺産として登録されました。
もちろん砂漠に栄えた文明を語る象徴ではありますが、他の世界遺産とどこか物足りなさを覚える人も多いでしょう。
しかし、厳しい砂漠の中で唯一残ったという点において、カタールの歴史に触れる絶好のスポットと言えます。
小さな世界遺産がつくりだす大きな一歩。カタールの歴史と変化にぜひ触れてみて下さい。
(photo: Wikimedia Commons)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第109問は、こちらの写真。次も世界遺産ですが、今度は昔から日本人に人気の高い観光地です!この美しい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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