こんにちは。e-Educationミャンマー代表の小沼です。
前回の記事では、物理の先生が決定し、プロジェクトが少しずつ前に進んでいる様子について綴りました。
思い起こせば、もうすぐe-Educationに応募して約一年が経とうとしています。「子供達にきっかけを与えたい、修行したい!」という想いからe-Educationメンバーとなり、今年3月に初めてミャンマーへ。四苦八苦しながらプロジェクトを進めてきました。
今回の記事では、これまでの活動を写真中心に紹介させていただきます。ぜひ一読ください!
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ドキドキした、人生初のミャンマー体験
今年の3月、はじめてミャンマーに渡る際、どんな国もわからずドキドキして飛行機に乗りました。中国の空港で乗り換えを待っていると、バングラデシュへ向かうe-Educationメンバー修平と偶然出会い、ホッとしたことをよく覚えています。
仲よく添い寝
ミャンマーの人たちがどんな生活を送り、どんな悩みを抱えているのか?彼らのリアルな暮らしを知るために、僕も最初は寺に住み込みました。この経験は、どんな経験にも代え難く、プロジェクトを進める時にも非常に役立つ原体験となりました。
食事に使う木を割る日々
現地の大学生とディスカション
青空教室
寺で過ごした学生と一緒に
最高の相棒「ピョー」と出会い、プロジェクトは一気に加速!
強力な現地パートナー「ピョー」との出会い
約1か月かけてミャンマーの各所を巡り、教育課題がぼんやり見えてきた頃、プロジェクトが急に加速しました。きっかけは、強力なパートナー「ピョー」との出会いです!
彼には本当に色々助けてもらいました。それまでは1人でアンケート調査などを行っていたので、彼が協力してくれたことでかなり負担が減り、プロジェクトがどんどん前へ進みました。同じ目線で相談しあえる仲間に出会えたことに感謝です。
デートを楽しむカップルに負けず、1人でアンケート調査
タイにあるミャンマー難民キャンプを訪れることも。その時の記事はこちらをどうぞ
ミャンマーで開かれた世界経済フォーラムにも参加しました
ピョーと出会ったのは、この世界経済フォーラムがきっかけでした。プロジェクトがなかなか進まない中、何か少しでもヒントを掴みたくて、国内外を走り回ったからこそ、彼と出会えたのではないかと思います。
友達と旅行中にも関わらず、実施校を訪れるピョー
講師選びの決め手は、パートナーへの「信頼」
ピョーと一緒にアンケート調査を行い、ミャンマーの高校生たちが高校卒業試験の壁にぶつかっているという問題を再認識したものの、彼らのニーズを満たす最高の講師が見つかりませんでした。
日本のように有名予備校講師がいない国で、どうやって最高の先生を見つけたら良いのだろう?悩んだ結果、僕はピョーに人柄とやる気にかけて、講師選びを全部彼に任せることにしました。
「ピョー、お前が決めてくれ!!」
この一言でプロジェクトが大きく前に進みました。ピョーが国内最高峰の英語講師と交渉し、無償で協力してくれることが決まりました。また、英語講師からの紹介で、ベテラン化学講師にも出会うことができました。
2人とも無償で授業撮影に協力してくれることになり、英語の先生からは参考書400冊を無料で頂くこともできました。これはピョーの熱心な協力の成果であり、彼への「信頼」がプロジェクトを進めるアクセルとなったのです。
英語の先生から参考書400部を貰いました
化学は、実験の授業を中心に撮影を行いました
ついに始まった「最高の授業」
ピョーが講師選びと交渉を頑張ってくれている中、僕は映像授業を実施する学校探しに奔走していました。そしてミャンマー第二の都市マンダレーにおいて、貧しい高校生たちが通う学校と連携することが決まりました。
ミャンマーを訪れて約半年、ついに映像授業が始まりました。ピョーの想いも詰まった英語や化学の映像コンテンツを、やっと貧しい高校生たちに届けることができたのです。
子供達は目を丸くして映像を見ます
プロジェクターでも流しました、反応は良好です
日本人がいなくても前に進む、ミャンマープロジェクト
現在、ミャンマーの実施校は日本人のサポートなしに映像授業を進めています。数多くのトラブルがあるようですが、現地で動いているパートナー達がきちんと対応しているそうです。
現在僕は一時帰国中ですが、11月中旬にもう一度ミャンマーに戻り、3月まで実施校に住み込み、パートナーたちと一緒にプロジェクトを前に進めていく予定です。まだまだ始まったばかりのミャンマープロジェクトですが、これからも応援宜しくお願いします!
来週は、ミャンマーの素敵なところをまとめてご紹介できればと思いますので、どうぞお楽しみに!
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