アフリカ大陸は近年、「支援から投資へ」という目標を持っています。
トジョウエンジンでも先日、なぜ「今アフリカ」なのかについて「今、日本企業がアフリカ進出すべき7つの理由」という記事を書きました。
今回は、世界銀行は毎年発表している「ビジネスをしやすい国ランキング」から、ビジネスをしやすいアフリカの国トップ10をご紹介します。
10位 モロッコ
北アフリカに位置する国・モロッコは主に、観光業、電気通信産業、情報技術、繊維業が強い成長を見せています。近年、有限会社の設立を簡単にしているのも特徴的です。
9位 ザンビア
農業と鉱業が古くから盛んですが、ザンビア政府は観光業、宝石産業、水力発電事業も促進しています。
8位 ナミビア
この国で最重要の産業は、鉱業、農業、製造業、観光業となっています。レポートによると、ナミビアの電力供給率の大幅な上昇が最近では著しいとのことです。
7位 セイシェル
上の写真から見ても一目瞭然ですが、115個の島から成り立っているアフリカ東部の国・セイシェルでは、観光業が一番栄えています。
漁業、農業、ココナッツなどの加工業も伸びてきています。
6位 ガーナ
ガーナは、工業鉱物、木材、ココア、石油、天然ガス、金など、様々な資源を輸出しています。
さらに、情報技術(IT)や商業、観光業なども、アフリカで9番目に大きい経済大国にとっては重要な産業となっています。
5位 ボツワナ
独立以来、ボツワナの経済は世界有数のスピードで成長してきました。ダイアモンドと貴重な金属鉱業は欠かせませんが、近年、ボツワナ政府は産業の多様化を目指しています。
4位 ルワンダ
治安では”アフリカのスイス”、経済では”アフリカのシンガポール”を目指すアフリカ東部の小国・ルワンダ。
野生ゴリラツアーなどの観光業が注目されがちですが、ITで経済成長を進めていたり、民間企業を国外から多く誘致していたりと、近隣諸国とは少し違った成長の仕方をとっています。
3位 チュニジア
チュニジアのメイン産業は、農業、鉱業、製造業、石油産業など、アフリカの中では珍しい、多様化された経済が特徴的と言えます。
2009年には、アフリカの中で一番競争的な経済とランク付けされました。
2位 南アフリカ
アフリカ全土のGDPの約3割を占める経済大国、南アフリカ。
観光業、自動車製造業、ICT産業、鉱業などが大きな産業となっています。世界銀行によると、南アフリカはこの数年で、税関での書類審査や必要書類の数などを大幅に減らし、輸出入の割合を全体で高めたそうです。
1位 モーリシャス
マダガスカル島の東方に浮かぶ小さな島国・モーリシャス。
観光業、繊維業、製糖工業、金融サービスで栄えている経済ですが、近年新たにたくさんの産業を強みとして追加したことが、今回の順位に反映したと見られます。
ICTと再生可能エネルギーでは、アフリカでは先頭に立っており、資産移動や残高情報へのアクセス時間も短縮しました。
アフリカを理解し、関係を築くこと
アフリカ54ヵ国は、それぞれ固有の文化、経済、歴史を持っています。これらを理解し、先進国も一方的な支援ではなく、お互いの良さを出し合いながら支えていける関係性を築いていく事に期待していきたいです。
SPONSERD LINK