A man stands atop debris as residents salvage belongings from the ruins of their houses after Typhoon Haiyan battered Tacloban city in central Philippines

photo credit: Mans Unides via photopin cc

超大型台風30号(ハイエン)により、フィリピンは壊滅的被害を受けました。個人でもできる支援や寄付の方法はたくさんあります。

そして今回、世界銀行グループが、フィリピンの復旧・復興を支援するため、5億ドル(約500億円)の支援を行うと共に、国際的な防災専門家を派遣することを発表しました。

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フィリピン政府からの要請を受ける

今回の支援は、政府からの要請を受けて決定されました。

世界銀行は他の団体よりもいち早く、復旧・復興プランを現実的に考えており、貧困世帯に資金を提供する現金給付など、さらなる支援を提供する準備も始めているそうです。

具体的には、臨時避難施設の提供や、瓦礫の回収作業などが生む短期的雇用が、復旧から復興への第一歩です。

災害アセスメント・チームが復興計画策定を支援

さらに、世銀の専門家チームがまもなくフィリピンに到着し、包括的な復興計画のための情報収集も始まります。

世銀のトロッツェンバーグさんは次のように言います。

世銀はアチェ、ハイチなど他の被災地で復興作業に携わった際の教訓から、フィリピンの復興に役立つ知見や技術を提供することができます

それに加え、今後の対策として、住居・医療施設・公設市場用に、時速250〜280キロの暴風や大洪水に耐え得る設計案を作るための技術協力も提供します。

世銀管下の国際金融公社(IFC)のアン常任代表は言います。

IFCは、民間セクターが今回の壊滅的状況から立ち直るのを支援する具体的なプログラムを開発するため、国際銀行、農村銀行、マイクロファイナンス機関と話し合っています

既に数多くの国際NGO・企業・政府機関が支援活動を行なっています。しかし、短期の復旧から復興に転換させていくには、さらに多くの団体の力と知恵が必要になってくると思います。

今後も協働で、まずは被災地がいち早く復旧されることを祈っております。トジョウエンジンですでにご紹介した、フィリピン台風に関する記事もご覧になってみて下さい。

[World Bank]


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