みなさん、こんにちは。e-Educationミャンマー代表の小沼です。前回の記事では、カンピュー村に訪れ、トライアル授業実施したことについて綴らさせていただきました。
今回の記事では、メイミョーという地域に訪れ、キリスト系の学校を訪れたことを綴りたいと思います。
SPONSERD LINK
メイミョーを訪れる
カンピュー村を離れ、僕はマンダレーからシェアタクシーでメイミョーという町を訪れました。メイミョーは高原の町で、イギリス植民地時代にイギリス人が涼しさを求めて住み始めた町です。そのため町には古い洋館が立ち並び、ヤンゴン、マンダレーとは違った趣があり、不思議な雰囲気が流れています。
ここを訪れた理由は、学校を訪れるため。以前Dwightさんから紹介してもらった方と意気投合し、実際に現場を訪れることになったのです。この学校の名前はラサール学校。キリスト系の学校です。実は、日本だとたびたび耳にする有名校ラサール高校も同じ系列なのです。
実際に現場を訪れてみると、日本とはまったく違った現実がありました。
「2年間、高校卒業試験合格者が一切でていない」
信じられず何回か聞き直しましたが、同じ答えが返ってきました。
合格者がいない理由
学校管理者たちにその理由を聞いてみても、「なぜだかわからない」との答えでした。管理者は、優秀なのになぜだろうか…。そう思い、詳しく学校のカリキュラムなどを聞いてみると問題が分かってきました。
「先生が朝と夜間しか教えていない」
この学校では、予備校教師を雇い、学生たちに授業を教えているそうですが、予備校講師が教えている時間帯は限られていたのです。またよくよく話を聞いてみると、英語の先生が、奥さんの妊娠中を理由に学校に来られくなったそうで、生徒が全く英語の試験範囲をカバーできていないとのことでした。
先生たちとのミーティングを得て
ここで何か出来ないか…。居ても立ってもいられず、管理者の方と話し合い始めました。
小沼:「日中は、生徒は何をしているんですか?」
管理者:「みんな自習しているよ。実際に見てみるかい?」
実際に見てみると、学生は薄暗い教室で教科書に書かれている内容を暗記していました。
小沼:「この時間に映像流せないですか?生徒の苦手な英語だけも凄く効果があると思うんです!」
管理者:「確かにその方が良いかもしれない。学生は先生がいないと暗記しかしないんだ。DVDを使って理解しながら進めるほうが良い。でも先生方と話し合う必要があるから、今晩ミーティングをしよう」
こういった会話をし、夕食後にミーティングを行いました。映像授業のメリットなどを説明しながら、プレゼンを進めていきました。しかし、反応はいまいち。映像授業を実際に行ったことがないので、先生たちは効果に懐疑的だったのです。
そのため、今回はトライアルという形で動くことになりました。実際にDVDを流してみて、生徒たちから好評だったら本格的に行おうと話がつき、DVDを引き渡しました。
先生たちとの一枚
ヤンゴンへ戻る
DVDを引き渡した次の日、管理者たちと町へ出かけました。メイミョーは観光地なので、とても綺麗なガーデンなどがあります。そこで色々なことを話しながら、交流を深めていきました。
その晩、僕はヤンゴンへ行かなくては行けなかったので、タクシーでバスステーションへ向かいヤンゴンへ行きました。
来週は、ヤンゴンへ戻り、少数民族の学生たちと旅行にいった様子を綴らさせていただきます。引き続き応援よろしくお願い致します!
SPONSERD LINK