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人身売買や奴隷制度と聞くと、過去のことのように聞こえます。

しかし、実は現在、世界には歴史上最も多くの奴隷として生活している人がいると言われています。今回はアメリカ向けに書かれた記事を通して、現代の奴隷制度と人身売買について見ていきたいです。

そして、トジョウエンジンでこれまでに紹介した奴隷や人身売買についての取り組みも紹介します。

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1. 現在、世界には歴史上最も多くの奴隷がいる

奴隷制度は世界中で禁止されているものの、世界には歴史上最も多い2900万の人が奴隷として生活しています。アメリカでは毎年約1万5000人もの人が、強制労働や性的な搾取を目的として売り買いされています。

あなたが普段食べている食べ物や、あなたが今使っているノートパソコンは、そんな奴隷として生活している人々によって作られている可能性も十分にあるのです。

2. 性的な人身売買の被害者はまるで犯罪者のように扱われている

人身売買に関する法律は州によって異なりますが、捕まれば犯罪者のように扱われるということが、被害者の警察に対する不信を強めています。

擁護団体は、被害者とそれ以外をきちんと認識すること、被害者に適切なリハビリテーションを提供すること、そして犯罪をきちんと追求することを求めています。

3. ポルノ動画を見ることによって、あなたは人身売買を促進しているかもしれない

たとえポルノ動画がすべての俳優は18歳以上で、撮影に対して同意していると言っていても、それは嘘の可能性がある、とヤフーニュースはレポートしています。

4. あなたのお気に入りのものは強制労働によって作られているかもしれない

あなたが最近片付けたクリスマスのデコレーションも、あなたが今履いている靴も、強制労働によって作られた可能性があります。

しかし、この問題を解決するために簡単な方法があります。アメリカの労働省は、児童労働と強制労働によって作られている国とその製品のリストを公開しています。こちらからご確認ください。

5. 奴隷はあなたが滞在した、まさにそのホテルにもいるかもしれない

人身売買における多くの被害者が、ホテルやモーテルでほとんど給料を支払われずに働かされています。

6. アメリカのスーパーボウルは人身売買においても一大イベントである

アメリカのスーパーボウルは、数十万人のファンが一挙に開催地に集まるため、多くの強制労働者がそこで働かされることになります。

7. 被害者を認識し、助けるのはあなたが思っているよりも簡単である

労働者が雇用者と一緒に生活している、一人ではしゃべろうとしない、まるで台本を読んでいるかのように話す、など被害者にはいくつかの共通点があります。

問題解決に向けて

情報を持っている場合には、National Human Trafficking Centerに電話することで問題に対してアプローチできます。また、そのほかにもPolaris ProjectNot for SaleProject to End Human Traffickingなどの団体から人身売買の解決に取り組むこともできます。

その他、人身売買被害の少女たちの社会復帰を支援するNPO団体「88bikes」グーグルのビッグデータを活用した人身売買に対する取り組み、世界の奴隷の現状が把握できるインフォグラフィックを取り入れたサイト「Slavery Footprint」など様々あります。

[Huffington Post]


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