トジョウエンジンでも今までに何度か取り挙げているエシカルファッション。
みなさんは、エシカルファッションというものをご存知でしょうか?
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エシカル(ethical)とは?
エシカル(ethical)という言葉は「倫理的」「道徳上」という意味ですが、近年ではエシカル=環境や社会(貧困地域の支援や産業振興など)に配慮すること、という意味合いが強まってきています。
今回は、ケニア人女性の支援やNGO「Free the Children」の活動資金にもなる「Me to We」という社会企業がつくるエシカルファッションについてご紹介します。
社会企業とのコラボ
アメリカの小売店として有名な「Nordstrom」。同社は女性支援も行っており、アメリカの小売店として初めてトロントを拠点とする「Me to We」と提携し、ケニアに住む女性による手作りのジュエリーを売り出すことになりました。
ジュエリーはNordstromの10店舗とオンラインで販売されており、購入することができます。
特徴としては「Maasai Mamas」の作品であるということ。戦略としては、持続的にアクセサリーを生産し、適正な賃金を払うことによって、女性に自分たちの家族たちを支えることができるようにしています。
また、商品を生産し、販売する過程で国内で若者を教育することにより、雇用をうみ、貧困サイクルを断ち切りにつなげています。
Me To Weとは?
Me To Weは現在、ケニア各地のFree the Childrenのコミュニティーの600人以上の職人を雇用。Nordstromと協力し、影響の大きい購買オプションをもつ若年層の顧客に商品を提供しています。
販売されているネックレス、指輪、ブレッスレットやイヤリング、オーガニックのコットンTシャツといった価格は大体5〜100ドルです。
オンラインで販売されているオーガニックコットンTシャツ
商品購入の先にあるエシカル
最も人気な商品は10ドルの5色のそれぞれ異なった意味を持つ「Rafiki」ビーズブレッスレットです。
これらのブレッスレットが売れることによって、世界中のFree the Childrenのコミュニティーの子どもたちや家族に医療や新鮮な水、健康的な食事、学校 、ファイナンシャルツールといったものを贈ることができます。
色とりどりの鮮やかなブレッスレット
また、Rafikiのパッケージの裏にはコードがあり、それを読み取れば、顧客はウェブサイトにアクセスできます。自分のブレッスレット購入によって医療やツールを贈る先として選ばれたコミュニティーについて知ることができます。
これから更に商品が世界中に広がり、顧客にいいインパクトを与えていくであろうMe To Weの今後に要注目です。
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