以前、「セーブ・ザ・チルドレン発表のデータから、女性の出産時の問題と解決策を探る」という記事を書きました。
今回も、 セーブ・ザ・チルドレンのグローバル・キャンペーン「EVERY ONE」を紹介します。
2015年までに目標達成するという約束
現在、年間約660万人の5歳未満の子どもたちが、予防や治療が可能な病気で命を落としています。
2000年の国連ミレニアム・サミットにおいて世界のリーダーは、2015年までに、5歳未満の子どもの死亡率を1990年の3分の1に引き下げることを約束しました。1990年に年間1,200万人の子どもたちが亡くなっていた状況に比べると、大きな進捗が見られるものの、最も貧しく弱い立場に置かれた子どもたちが取り残され、格差が拡がっています。
現在のベースでは、目標達成が2028年になるそう。2015年以内に間に合わせるには、今の4倍のペースで死亡率を削減していかなければなりません。
母子保健と栄養プログラムの実施、ヘルスワーカーの育成
そこで、すべての子どもたちが生きる権利、健やかに成長する権利を持っているという前提に立ち、政府、国際機関、財団、企業、個人など多様なプレイヤーを巻き込んで、問題の認知を広げ、2015年までの目標達成を目指しているのです。
セーブ・ザ・チルドレンは2015年までに1,500万人の子どもの命を守ることを掲げています。これに向けて、母子保健と栄養プログラムの実施やヘルスワーカーの育成などを行っていくとのこと。
今後、このグローバル・キャンペーン「EVERY ONE」が進む先に注目していきましょう。
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