約10億人のアフリカの人口のうち、6割は電気などのエネルギー無しの生活を強いられています。これは安全な調理、冷蔵庫、デスクライトなど様々な生活に支障をもたらします。
そこで、アフリカのエネルギー不足をまとめ、将来を示した4枚のグラフをご紹介します。
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1. アフリカ6ヵ国、2.3億人が電気無しの生活
まずは上記のグラフです。これら6ヵ国はアフリカの総人口の約3分の1に当たり、それぞれ事情が違うことが見てとれます。
一番深刻なのは西アフリカのリベリア。人口400万人のうち、電気無しで生活している人は390万人に上ります。その一方で同じく西アフリカに位置するガーナは、2400万人のうち、61%が電気へのアクセスがあるそうです。
2. 冷蔵庫で使用電力量を比較
右の青いバーは、アメリカ一般市民の一年の冷蔵庫の電力使用量を表しています。エチオピアよりも9倍の電力を使っています。
3. まずは天然ガスへの投資を
アメリカ政府の投資機関(OPIC)が100億ドル(約1兆円)のポートフォリオを持っていると予測すれば、天然ガスプラントを建設することで、さらに6000万人に電気を届けることができるでしょう。
4. 二酸化炭素削減よりも最低限のエネルギー確保を
現在先進国が促進している二酸化炭素削減目標は、発展途上国も同じ、ではありません。
エネルギー不足国(LEEP)と言われる国は、まず国の基盤となるエネルギー源の確保が最優先です。
その後、持続可能な再生エネルギーなどを混ぜ合わせた(エネルギーミックス)産業発展が求められてくるでしょう!
[Center For Global Development]
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