難民として国を追われ、冬の寒さにも苦しむ。悪化するシリア内戦に対して、なにかできないのでしょうか。
今回は、「こごさいるでば」プロジェクトを紹介します。東北に緊急支援として集まったものの保管状態にある衣服を、いまだ内戦の続くシリア難民に届けるというものです。
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自分たちが受けた支援の恩返しをしたい
「世界中から自分たちが受けた支援の恩返しをしたい」と願っている多くの被災者の方々の声と、支援で集められそのまま使われずに倉庫に大量に眠る防寒具や衛生用品を組み合わせて、シリア難民支援に役立てようとしています。
こごさいるでば=ここにいますよ
220万人以上もの難民がいるシリアに物資を届けるには。ルート確保について、トルコの「Kimse Yok Mu(キムセヨクム:だれか(支援してくれる人は)いますか?という意味)」というNGO団体が協力を得たとのことです。
この団体は、心あるトルコ人ボランティアにより支えられています。ここで働いている方々の多くはボランティアであり、活動資金もトルコ国内の寄付により賄われています。トルコの方々の「ボランティア精神」と「人を助ける気持ち」には脱帽です
このNGO団体に呼応するように、プロジェクト名は「こごさいるでば」に決まったのだそう。それの意味するところは、東北の気仙語で「ここにいますよ」。
現在、MAKUAKE(マクアケ)というクラウドファンディングサイトを通じて、120万円を集めているところです。困難な状況にいる人に対して「何かしたい」という気持ちで国をまたぐこのプロジェクト。リターンでは東北とトルコ、シリアのものが並んでいます。
「こごさいるでば」の詳細については、ぜひプロジェクトページをご覧になってみてください。
[MAKUAKE]
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