Photo: Global Finance
「アフリカ」は、国ではない。
この記事では、そこから一歩踏み出て、人口・所得・成長から見るアフリカのポテンシャルを表した8つのマップをご紹介します。
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1. 経済規模だけでみた2015年の世界
まずは上記のマップから。世界銀行の統計を利用して、Global Financeが作成したものです。
国の経済規模だけで描かれた世界地図。アフリカをもっと成長させる必要がある、させなければならないと思わされます。
2. アフリカの本当の大きさ
以前、トジョウエンジンでもご紹介しました。アフリカが大きいのは知っているけど、実際にどれくらい大きいのか?
東ヨーロッパも中国も埋まってしまいます。
3. 世界の3000万人の奴隷が住んでいるところ
Photo: Photo: Walk Free Foundation
赤色が濃いほど奴隷が多く住んでおり、薄い黄色が少ない奴隷の数を表しています。
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4. 緑なアフリカ
Photo: NASA
北アフリカと南アフリカで、どれだけ植生があるか無いか一目瞭然です。
また、これは農業拡大の大きな機会を持っていることも示しており、他の分野よりも2倍ほど、農業での貧困撲滅は効果的だそうです(アフリカ全土で、65%の労働人口が農業セクターに雇用されています)。
5. 世界水危機
Photo: World Resource Institute
本当に起きている「世界水危機」。4番目のマップと似ている点が分かります。
サブサハラアフリカでは、農業の可能性を秘めています。しかし、北アフリカは水不足に直面しているのです。
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6. 世界のインターネット使用率
Photo: Carna Botnet
世界のたった7%の人々しかオンラインではありません。これは、その”情報格差”が分かるマップでしょう。インターネットに繋がることにより、情報・コミュニケーション・アイデアなど、無限の可能性が生まれます。
良い知らせは、アフリカのデータ通信は世界で一番早く成長している、ということです。
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7. 70億人が住んでいるところ
Photo: National Geographic
こちらもご紹介したことのあるマップです。
高所得国の平均寿命は男女平均80歳。その一方で低所得国は59歳。
キレイな水へのアクセスも、先進国では99%なのに対し、途上国では35%です。サブサハラアフリカは特に深刻で、10億人近くが一年を995ドル(約10万円)以下で暮らしています。
8. エネルギー貧困
Photo: Princeton
“南北問題”、先進国と途上国の経済格差を語る際に使われます。
電気へのアクセスが、途上国では全くと言っていいほど無いのが現状です。エネルギー不足は、医療不足、経済成長、有毒ガス、教育不足など様々な問題に発展していきます。
皆さんは、どのマップが一番印象的でしたか?
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