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3月22日が「世界水の日(World Water Day)」ということを知っていたでしょうか?
2014年になったいまでも、世界では7億6800万人以上が安全な水を利用できないという現状にあることには驚きます。
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水がないことで、トイレや料理など、基本的な暮らしにかかわることすらままなりません。ユニセフによれば、5歳未満の子ども1400人が毎日下痢によって死亡しているそうです。
最も貧しい人にこそ安全な水が利用できる必要がある
ユニセフの水と衛生部門部長のサンジャイ・ウィジェセケラ氏は現状について以下のように言います。
中所得国ですら、安全な飲料水を利用できない貧し人たちがたくさんいます。社会の周縁におかれ、時に忘れ去られている人たち、つまり支援が最も届きにくく、最も貧しく、最も厳しい環境にある人たちこそ、安全な水が利用できるようにする必要があるのです
安全な水が利用できない人が多い国上位10ヵ国
2013年にユニセフとWHOが発表した統計によると安全な水が利用できない人が多い国の上位10ヵ国は以下の通りです。安全な飲料水が利用できない世界の人口の約3分の2を占めています。
- 中国 (1億800万人)
- インド (9900 万人)
- ナイジェリア (6300万人)
- エチオピア(4300万人)
- インドネシア(3900万人)
- コンゴ民主共和国(3700万人)
- バングラデシュ(2600万人)
- タンザニア連合共和国(2200万人)
- ケニア (1600万人)、パキスタン(1600万人)
100ヵ国以上で行われるユニセフの取り組み
ユニセフはこれまで100ヵ国以上で水と衛生(WASH)プログラムを行っています。また、最近では効率の高い掘削方法とコミュニティを中心とした水の安全計画など、様々な取り組みを展開。
その他、「学校での水と衛生」プログラムを各地で実施することで、世界中の何百もの学校で安全な飲料水とトイレが使えるようになっているのです。
ユニセフは世界水の日に合わせて、「Thirsty Girl(のどが乾いた少女)」という動画も公開しています。ぜひご覧になってみてください。
[PROGRESS ON SANITATION AND DRINKING WATER]
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